フォロワー20万人の元自衛官が教える「人間関係に疲れたとき」の対処法

フォロワー20万人の元自衛官が教える「人間関係に疲れたとき」の対処法

※写真はイメージです

Twitterで話題の元陸上自衛官、ぱやぱやくん(@paya_paya_kun)。

猛暑の中を行軍したり、土砂降りの中で野宿をするといった特殊な環境下で得た自衛隊流メンタルハックは疲れた社会人に刺さる金言ばかりなんです。

そんなぱやぱやくんの最新著書『飯は食えるときに食っておく 寝れるときは寝る』から、仕事や人間関係に疲れたときにおすすめのメンタルハックを紹介します。

◆自分の機嫌は自分で取る

 ネットなどで、「毎日がハッピー! 笑顔でニコニコしよう」といった言葉を目にすることがあります。

 しかし、私は毎日がウキウキで楽しいなんて不可能だと思っています。雨の日の満員電車でニコニコハッピーできる人なんて、だいぶ変な人です。少なくとも私はブルーな気分になります。ただ、そういう時に不機嫌そうな顔をしていると、周りの人にも良い影響は与えません。

 だから、イライラしたら、「自分の機嫌は自分で取る」ということを意識してください。気分というのはグライダーのように自然降下するので、休日の予定やボーナスなど自分が喜びそうなことを想像して、テンションを上げましょう。

◆「心が折れたときに行く店」を決めておく

また、気分を回復させるために「場所を移動する」ということも意識してください。「同じ場所・方法で考える」と、たいていは似たようなネガティブな答えが出てきます。そうすると想像力にやられるので、場所やアプローチを変えて考えることが大切なアクションになります。

 陸上自衛隊の駐屯地の近くには、隊員の「第2の家」とも呼べるようなアットホームな居酒屋が立ち並んでいて、隊員の心を癒しています。

 心を癒すためにも、このような「心が折れたときに行く店」を決めておくといいでしょう。焼肉屋でもデカ盛りメニューの店、スナックでも何でもいいので、のび太くんがドラえもんに泣きつくように、店に飛び込んで気分を回復させてください。

 時間とお金があるときには、「外こもり」という方法があります。自分の知らない街のホテルに泊まって、ボンヤリと「何もしない」をします。どこも行かずにスマホもテレビも見ないようにしてください。そして、見知らぬ風景を見ながら、ゴロゴロします。

 そうすると自分の人生が整理できるので、気持ちがかなり回復します。外泊をすることが難しい人は、少し離れたスーパー銭湯に行って湯船にボーッと浸かったりするのも効果的ですよ。

◆幸せレベルを下げておく

 さらに体力と時間がある人は、トレッキングや登山をオススメします。体力的に問題のない山を選び、朝早く起きて登ると、自分の感性が調整されます。日常の世界とかけ離れた景色はもちろんのこと、肉体的苦痛と大自然のパワーによって、感性がリセットされるのです。

 陸上自衛官ではこの行為を、「幸せレベルを下げる」と言います。幸せレベルを下げておくと、下山後にアイスを食べただけで、

「アイス! 冷たくておいしい!」

「マットレスが柔らかい!」

 と少しの幸せで多幸感に包まれます。

 登山をしたりすると、幸せとは相対性にすぎないと気づかされます。現代社会の利便性に慣れ切った自分に喝を入れる意味でもいいでしょう。

◆メンタルが落ちているときは寝るのが一番

 最後に注意点として、メンタルが落ちているときに、「気分転換だ!」とゲームやSNSなどを始めると、過集中におちいってしまうことがあるようです。集中しすぎてコントロールできなくなり、クタクタになるまでスマホの画面を見つめてしまう可能性があります。

 そして他のことに対して集中力が散漫になり、日常生活や仕事でも悪影響が出るので、さらにメンタル不調が加速します。

 どうしてもメンタルが落ちているときは、やはりとりあえず寝るのが一番ですね。まずは体力の回復に努めましょう。

◆大切にしたい人

 成功している人に、「あなたはすごい!」と嫉妬心なく素直に言える人は、実はかなり人格者だと私は思います。

 そして、「何がどうすごいのか」を具体的に言える人は、さらに素晴らしいです。

 もし、周りにそういう人がいたら、ぜひ大切にしてください。

 人間には嫉妬心があるので、「困ったときに助けてくれる友人」よりも、「成功したときに一緒に喜んでくれる友人」を見つけるほうが実は難しいようです。

 一見逆のように感じますが、自分と同じレベルだと思っていた友人が出世すると、嫉妬心が生まれて嫌みを言われることも珍しくありません。

 もし成功を一緒に喜んでくれる人が頭に浮かぶなら、その人を大切にしてください。

◆大切なのは「一緒にいて疲れない」友人関係

 また、「友人関係は流動的」という言葉も覚えておいてください。過去に仲が良くても、現在は一緒にいるとストレスを感じるようになることもあり得るからです。

 過去はともあれ、「一緒にいて疲れない」が友人関係で一番大切ではないかなと個人的には思います。

 やさしい人にお伝えしたいのですが、相談に乗るときやトラブル対応を行うときは、「自分はつぶれない」が大前提です。

 無条件のやさしさも大切ですが、あなたがつぶれてしまうと周りに迷惑がかかってしまうことを覚えておいてください。できないと思った時に断ることは、自分を守るために大切なことです。

 また相談時に感情を持っていかれやすい人も気をつけてください。ある程度は割り切ることもスキルですよ。

【ぱやぱやくん】

防衛大学校を卒業し、陸上自衛隊にて幹部自衛官として勤務をしていたが、退職後にのら犬になった男。文章を書く事が好き。「意識低い系」で、自分が主役になるのが嫌い。ミリタリーよりもかわいいものが好き。名前の由来は、幹部候補生学校で教官からよく言われた「お前らはいつもぱやぱやして!」という叱咤激励に由来する。著書に『陸上自衛隊ますらお日記』(KADOKAWA)。Twitter アカウントは@paya_paya_kun

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