猫にフシギなパワー?!「なくした物を見つけて」とお願いすると、驚きの展開に…

猫にフシギなパワー?!「なくした物を見つけて」とお願いすると、驚きの展開に…

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猫ちゃんてどことなくミステリアスで、何だか不思議な力を持っていそうですよね。 今回は、そんな猫ちゃんのパワーに触れることができた女性のエピソードをご紹介しましょう。

◆大切なキーホルダー

秋山沙織さん(仮名・33歳・介護ヘルパー)は、いつの間にか自宅の鍵につけておいたキーホルダーをなくしてしまいました。

「仕事で何軒もの家に通っているし、あちこち移動も多いので、きっとどこかに落としてしまったんだろうなと思いました」

そのキーホルダーは、沙織さんのお母さんが高尾山に登った時に買ってきてくれたもので、天狗の顔が鈴になっていて、そこにカラフルな紐(ひも)のついているデザインです。

「母に会うたびに、私がこのキーホルダーを愛用しているのを見て喜んでくれているのを知っていたので胸が痛みました。なくしたなんて言えませんよね」

◆猫のイソちゃんと飼い主男性との出会い

自宅はもちろん、仕事先や、その道すがらも注意しながら探してみましたが見つけることができず沙織さんは半ば諦めムードだったそう。

「そんなある日、介護ヘルパーの利用者さんであるY男さんから不思議な話を聞いたんです」

Y男さん(80歳)は都内の古い一軒家に一人で住んでいて、そこに週に二回沙織さんが通い、買い物と料理を頼まれていました。

「Y男さんは猫(イソちゃん・4歳)を飼っているのですが、その出会いのきっかけはイソちゃんのお母さん猫が、よくここの庭に遊びに来ていたことなんだそうです」

そのお母さん猫をY男さんは“ちくわ”と名づけ(その猫が白と茶色で、Y男さんの好物がちくわの磯辺揚げだったため)可愛いがり、お水やドライフードのカリカリをあげるようになったそう。

「そして、しばらく姿を見せなくなったと思っていたら、ある日その庭にイソちゃんをくわえた、ちくわがやって来たと思ったら…その場でパタリと死んでしまったそうなんですよ。きっとY男さんにだったらイソちゃんを任せられると思ったんでしょうね」

◆イソちゃんの不思議な力

そうしてY男さんは、磯辺揚(いそべあ)げの磯をとってイソちゃんと名付け、正式に飼うようなりました。

「ちくわの分もイソちゃんを大事にしたいと思ったY男さんは、すぐペットショップに行って猫用のベッドを買ってきたそうです」

そのベッドをイソちゃんは大変気に入り、Y男さんの愛情をいっぱい受けてすくすくと育っていきました。

「そしたらある時、Y男さんが病院に行く前日に、いつもの引き出しを開けて保険証を取り出そうとしたら、どこにも見当たらなく、部屋中探しても見つけられなくて困ったことがあったそうなんです」

するとイソちゃんがおもむろにやってきて、Y男さんのバッグの内側を前足でチョンチョンとつつくと、ジッと見つめてきました。

「不思議に思ったY男さんがバックの内ポケットを見てみると、なんと探していた保険証が入っていたんですって。前回病院に行った時に、何気なくそこに入れてそのままにしていたみたいで」

◆半信半疑でお願いしてみると

そのような感じでイソちゃんは、物忘れのふえてきたY男さんの探し物をよく見つけてくれるそうで…。

「ちょっとホントかな?って感じですよね。でももしかしたら、ちくわとイソちゃんの感謝のパワーが生み出した能力なのかもしれないなと思いました」

その他にもマイナンバーカードのパスワードをメモした紙や、部屋の鍵、娘さんにもらったビール券などを見つけてもらったんだとY男さんは嬉しそうに話してきます。

「何だか私も試してみたくなって、帰り際に自分のベッドでくつろぐイソちゃんに『私の大事な天狗のキーホルダーもよかったら見つけてください!』と手を合わせて力一杯お願いしてみたんですよ」

◆何度も探したベッドの下

するとイソちゃんが勢いよく飛び出た衝撃でベッドがひっくり返ったそう。

「そしてベッドが置いてあった場所に戻ってきて、前足でチョンチョンってやったんですよ!『わ、ホントにやってくれた!』とビックリしましたね」

その話をY男さんにしてみると「帰ったらベッドの下を探してごらん」と笑顔で言われました。

「でもはっきり言って、家のベッドの下なんてもう何度も何度も探しているからある訳ないんですよ。ですが念のため、一応、万が一ってこともあるのでそっとベッドの下をのぞいてみたら…あったんですよ!大事なキーホルダーが。あんなに何度も探したはずなのに、不思議ですよね」

それ以来沙織さんは、Y男さんの家に行く度に、イソちゃんにかけ寄り「本当にありがとうございました!」と手を合わせるようになりました。

「なんだか私まで不思議な力のご相伴にあずかってしまったので。もしかしたらただの偶然かもしれませんが、私はイソちゃんのパワーをすっかり信じてしまいましたね(笑)」

<文/鈴木詩子>

【鈴木詩子】

漫画家。『アックス』や奥様向け実話漫画誌を中心に活動中。好きなプロレスラーは棚橋弘至。著書『女ヒエラルキー底辺少女』(青林工藝舎)が映画化。Twitter:@skippop

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