クロちゃん「『水ダウ』キスはもっとしまくっていた」明かされる鋼のメンタルの裏側とは
2023年02月03日 15時02分女子SPA!

安田大サーカス クロちゃん
常に物議を醸し続ける安田大サーカス・クロちゃんが、なんと大真面目な自己啓発本を出すことに。タイトルはズバリ『日本中から嫌われている僕が、絶対に病まない理由 今すぐ真似できる! クロちゃん流モンスターメンタル術30』(徳間書店)。
たしかに毎日のように「頼むから死んでくれ」などと罵詈雑言を浴びているクロちゃんですが、アンチのバッシングなどまるで意に介していない様子。その神経の図太さは参考にしたいという方も多いのでは?
そこで今回、「女子SPA!」はクロちゃん本人を直撃。「執筆に至った背景」や「自己肯定感の高め方」などを伺いつつ、気になる“10年ぶりの恋人”リチさんとの交際についても踏み込んで語ってもらいました。
◆自分ではガラスのメンタルだと思っている
──現代はストレス社会だと言われています。単刀直入に聞きますが、なぜクロちゃんはこんなに叩かれていても病まないんですか?
クロちゃん:勘違いしている方も多いみたいなんですけど、僕は決してド厚かましい人間ではないんですよ。むしろ自分ではガラスのメンタルだと思っているくらいで。
ただ子供の頃から甲高い声のこととかで冷やかされたりすることが多かったから、“ダメージを軽減させるコツ”を自然と身につけたんです。それは物事の見方や考え方を変えることで誰だって身につけられるし、普段からストレスを感じずに生活できるはず。「クロちゃんは特別だから」とか思わないでほしいんですね。
◆『水曜日のダウンタウン』のキスはもっと容赦ない?!
──最近のクロちゃんは、『水曜日のダウンタウン』(TBS系)の恋人探し企画「モンスターラブ」も大きな話題となりました。リチさんとの交際も順調なようですね。
クロちゃん:実を言うと「モンスターラブ」の収録は、今回の書籍制作と同じタイミングで進行していまして。本を作るうえで今までの自分の恋愛観や反省点などを徹底して洗い直したので、それがリチとの交際に結びついた点はかなり大きいんですよ。では、これが何を意味するのか? 本を読めば、あなたの恋も成就するかもしれないということです。
──抜け目なくプロモーションに結びつけてくる点はさすがです(笑)。それにしても番組では濃厚すぎるキスシーンがお茶の間に阿鼻叫喚(あびきょうかん)をもたらしました。なにもあそこまでキスする必要はなかったのでは?
クロちゃん:何を言ってるんですか! 逆にオンエアを観て僕が感じたのは、「あれ? ずいぶん淡泊になっているな」ということ。実際、現場はあんなものじゃなかったんですよ。もっと容赦なくキスしまくっていましたから。番組スタッフが編集段階で大幅にキスシーンをカットして、ああいうソフトな感じになったんです。
僕があまりにもキスし過ぎたものだから、リチなんてイナバウアーみたいに全身をのけぞらせていましたよ(笑)。
◆クロちゃん流「自己肯定感・コミュ力の高め方」とは?
──本の中では、自己肯定感やコミュ力の高め方も教えてくれるそうですね。
クロちゃん:コミュ障を治すというのは、自己肯定感を高めることと背中合わせ。「自分に自信を持て」って口で言うのは簡単ですよ。でも、そのやり方がわからないからみんな困っているわけじゃないですか。これは自己催眠をかけるしかない。自分を洗脳して、自分の脳をダマしていくんです。
──具体的には?
クロちゃん:コミュ障の女の子からよく聞くのは「美容院の都会的な雰囲気に圧倒される」とか「タクシーで声をかけられるのが怖い」という話。結局、これも発想次第なんですよ。まず肝に銘じるべきは「お客様は神様である」というサービス業の基本原則。
僕はキャバクラによく行くんですけど、お店で女の子たちは「お仕事はなにをされているんですか?」「この前にほかのお店に行かれたんですか?」などと質問してくる。これは要するに客の機嫌を損なわないように気を遣っている状態なんですよ。主導権は常に客側にある。キャバ嬢たちは、客の打った球を全力で取りにいかなくちゃいけない。偉いのは、お金を払っている自分なんです。
──「お客様は神様」が基本原則という考えには賛否が分かれそうですが、あくまでも強気でいけということですか?
クロちゃん:そう。美容院が怖いのだったら、店に入る前に「お金を払っているのは自分、お金を払っているのは自分……」と念仏のように唱えればいい。「お金を払っているのは私」→「お客様は神様である」→「つまり私は神と同義」という三段論法が成り立つはずです。
もちろん「お金を払っているから、なにをしてもいい」という暴論は許されませんが、それくらい強烈な自己洗脳をしないと重度のコミュ障は改善しませんからね。
◆「自分次第でどうにでもなるんだよ」と伝えたい
──「私は神」と信じて暴走しない限り、説得力のある話です。最後に改めて本を出版した意図を教えていただけますか。
クロちゃん:世の中には自分は幸福者だと感じている人もいれば、自分は世界一の不幸者だと沈み込んでいる人もいます。でも自分の発想ひとつで物事の捉え方というのは180度変わるものだし、そのヒントをこの本で与えたかったんです。やっぱり1回しかない人生だから、損したくないじゃないですか。「自分次第でどうにでもなるんだよ」というのは真面目に伝えておいたほうがいいと前から思っていたんですよね。
──なるほど。逆境から何度も這い上がってきたクロちゃんならではの人生訓というわけですね。
クロちゃん:あと僕は昔から変わり者扱いされていて、普通の人が普通にできることが全然できなかったんですよ。おそらく根本的に不器用なんでしょうね。そのことをコンプレックスに感じていたこともあったけど、今となってはそれでよかったなと思っていて。
周りに何を言われても自分を貫き続ければ、絶対そのスタイルを認めてくれる人が現れます。それは今回のリチが、いみじくも証明しているじゃないですか。今はSNS全盛期だから周りの人とすぐ比べがちだけど、「私は私」という姿勢を大事にしたほうが後悔なく人生を送れると思う。どうせなら面白おかしくハッピーな毎日を過ごしてほしいしん!
<文/小野田衛>
【小野田衛】
出版社勤務を経て、フリーのライター/編集者に。エンタメ誌、週刊誌、女性誌、各種Web媒体などで執筆をおこなう。芸能を中心に、貧困や社会問題などの取材も得意としている。著書に『韓流エンタメ日本侵攻戦略』(扶桑社新書)、『アイドルに捧げた青春 アップアップガールズ(仮)の真実』(竹書房)。双子(娘+娘/二卵性)の父でもある。
たしかに毎日のように「頼むから死んでくれ」などと罵詈雑言を浴びているクロちゃんですが、アンチのバッシングなどまるで意に介していない様子。その神経の図太さは参考にしたいという方も多いのでは?
そこで今回、「女子SPA!」はクロちゃん本人を直撃。「執筆に至った背景」や「自己肯定感の高め方」などを伺いつつ、気になる“10年ぶりの恋人”リチさんとの交際についても踏み込んで語ってもらいました。
◆自分ではガラスのメンタルだと思っている
──現代はストレス社会だと言われています。単刀直入に聞きますが、なぜクロちゃんはこんなに叩かれていても病まないんですか?
クロちゃん:勘違いしている方も多いみたいなんですけど、僕は決してド厚かましい人間ではないんですよ。むしろ自分ではガラスのメンタルだと思っているくらいで。
ただ子供の頃から甲高い声のこととかで冷やかされたりすることが多かったから、“ダメージを軽減させるコツ”を自然と身につけたんです。それは物事の見方や考え方を変えることで誰だって身につけられるし、普段からストレスを感じずに生活できるはず。「クロちゃんは特別だから」とか思わないでほしいんですね。
◆『水曜日のダウンタウン』のキスはもっと容赦ない?!
──最近のクロちゃんは、『水曜日のダウンタウン』(TBS系)の恋人探し企画「モンスターラブ」も大きな話題となりました。リチさんとの交際も順調なようですね。
クロちゃん:実を言うと「モンスターラブ」の収録は、今回の書籍制作と同じタイミングで進行していまして。本を作るうえで今までの自分の恋愛観や反省点などを徹底して洗い直したので、それがリチとの交際に結びついた点はかなり大きいんですよ。では、これが何を意味するのか? 本を読めば、あなたの恋も成就するかもしれないということです。
──抜け目なくプロモーションに結びつけてくる点はさすがです(笑)。それにしても番組では濃厚すぎるキスシーンがお茶の間に阿鼻叫喚(あびきょうかん)をもたらしました。なにもあそこまでキスする必要はなかったのでは?
クロちゃん:何を言ってるんですか! 逆にオンエアを観て僕が感じたのは、「あれ? ずいぶん淡泊になっているな」ということ。実際、現場はあんなものじゃなかったんですよ。もっと容赦なくキスしまくっていましたから。番組スタッフが編集段階で大幅にキスシーンをカットして、ああいうソフトな感じになったんです。
僕があまりにもキスし過ぎたものだから、リチなんてイナバウアーみたいに全身をのけぞらせていましたよ(笑)。
◆クロちゃん流「自己肯定感・コミュ力の高め方」とは?
──本の中では、自己肯定感やコミュ力の高め方も教えてくれるそうですね。
クロちゃん:コミュ障を治すというのは、自己肯定感を高めることと背中合わせ。「自分に自信を持て」って口で言うのは簡単ですよ。でも、そのやり方がわからないからみんな困っているわけじゃないですか。これは自己催眠をかけるしかない。自分を洗脳して、自分の脳をダマしていくんです。
──具体的には?
クロちゃん:コミュ障の女の子からよく聞くのは「美容院の都会的な雰囲気に圧倒される」とか「タクシーで声をかけられるのが怖い」という話。結局、これも発想次第なんですよ。まず肝に銘じるべきは「お客様は神様である」というサービス業の基本原則。
僕はキャバクラによく行くんですけど、お店で女の子たちは「お仕事はなにをされているんですか?」「この前にほかのお店に行かれたんですか?」などと質問してくる。これは要するに客の機嫌を損なわないように気を遣っている状態なんですよ。主導権は常に客側にある。キャバ嬢たちは、客の打った球を全力で取りにいかなくちゃいけない。偉いのは、お金を払っている自分なんです。
──「お客様は神様」が基本原則という考えには賛否が分かれそうですが、あくまでも強気でいけということですか?
クロちゃん:そう。美容院が怖いのだったら、店に入る前に「お金を払っているのは自分、お金を払っているのは自分……」と念仏のように唱えればいい。「お金を払っているのは私」→「お客様は神様である」→「つまり私は神と同義」という三段論法が成り立つはずです。
もちろん「お金を払っているから、なにをしてもいい」という暴論は許されませんが、それくらい強烈な自己洗脳をしないと重度のコミュ障は改善しませんからね。
◆「自分次第でどうにでもなるんだよ」と伝えたい
──「私は神」と信じて暴走しない限り、説得力のある話です。最後に改めて本を出版した意図を教えていただけますか。
クロちゃん:世の中には自分は幸福者だと感じている人もいれば、自分は世界一の不幸者だと沈み込んでいる人もいます。でも自分の発想ひとつで物事の捉え方というのは180度変わるものだし、そのヒントをこの本で与えたかったんです。やっぱり1回しかない人生だから、損したくないじゃないですか。「自分次第でどうにでもなるんだよ」というのは真面目に伝えておいたほうがいいと前から思っていたんですよね。
──なるほど。逆境から何度も這い上がってきたクロちゃんならではの人生訓というわけですね。
クロちゃん:あと僕は昔から変わり者扱いされていて、普通の人が普通にできることが全然できなかったんですよ。おそらく根本的に不器用なんでしょうね。そのことをコンプレックスに感じていたこともあったけど、今となってはそれでよかったなと思っていて。
周りに何を言われても自分を貫き続ければ、絶対そのスタイルを認めてくれる人が現れます。それは今回のリチが、いみじくも証明しているじゃないですか。今はSNS全盛期だから周りの人とすぐ比べがちだけど、「私は私」という姿勢を大事にしたほうが後悔なく人生を送れると思う。どうせなら面白おかしくハッピーな毎日を過ごしてほしいしん!
<文/小野田衛>
【小野田衛】
出版社勤務を経て、フリーのライター/編集者に。エンタメ誌、週刊誌、女性誌、各種Web媒体などで執筆をおこなう。芸能を中心に、貧困や社会問題などの取材も得意としている。著書に『韓流エンタメ日本侵攻戦略』(扶桑社新書)、『アイドルに捧げた青春 アップアップガールズ(仮)の真実』(竹書房)。双子(娘+娘/二卵性)の父でもある。
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