夫以外とのベッドインは“不倫じゃない”と言う38歳女性「複数男女が乱れる友情パラダイスなんです」

夫以外とのベッドインは“不倫じゃない”と言う38歳女性「複数男女が乱れる友情パラダイスなんです」

写真はイメージ(以下同じ)

「ネットやテレビでは、男女関係というとすぐに不倫とかセックスとか騒ぎ立てるでしょう?ばかばかしいと思うんです。私はよく、複数の男女でベッドインしますが、恋愛感情はまったくありません。ベッドの上で繰り広げられる友情パラダイスですよ」

◆夫とは一緒に料理したり仲良し。でも友達とのカラダ関係も…

そう話すのは、千葉県在住のイラストレーター美優(みゆ・仮名)さん、38歳。某美大を卒業後、一度はアパレル企業に就職。しかし「団体行動が苦手だし、やっぱりイラストを描いて暮らしたい」という気持ちがつのり、28歳で退職。30歳のときに結婚した。

お相手は、アパレル企業で社内恋愛していた1歳年下の男性だ。夫婦でマンションを購入。穏やかなご主人とは超仲がいいのに、美優さんは学生時代からの仲間たちと“複数セックス”の関係を今も続けている。

なぜなのか? じっくり、ゆっくりと心のうちを話していただいた。

◆なんの不自由も無い幸せな日々だけれど……

「夫は誰に対しても優しく、相手の立場を考える人です。なので、仕事では上司や部下、同僚や取引先など誰からも好かれます。一方、私は、たれ目で丸顔だからかフンワリ優しく見られますが、実はかなり気性の激しいとんがった性格です。そんな私を穏やかな気持ちにしてくれる彼が大好きで、なんの迷いもなく結婚しました」

毎日、好きなイラストで、そこそこの収入を得る暮らし。元は自分も勤務していた彼の会社は福利厚生がよくて、将来への不安もない。無農薬・無添加食品を配達してもらっては、ふたりでキッチンで丁寧に料理をする日々。不妊症のため妊娠はあきらめ気味だけど、ふたり暮らしも悪くない。週末に近所のマルシェで買い物したりソフトクリームや焼きそばを食べたりすると、「ああ、しあわせだなぁ」と、しみじみ感じるそうだ。

が、そのことと、“複数セックス”はまったく別物なのだと美優さんは語る。美優さんは、今もときどき“仲間たち”と集まってはセックスを楽しむ。

◆学生時代に酔いすぎてふと複数でからみあっていた

「毎回4~6人くらい集まります。出会いのきっかけは学生時代です。当時、いくつかの大学の学生たちが集う“マスコミ研究会”というサークルに入っていたんすね。最初は普通にみんなで居酒屋で飲んでいました。仲間内でカップルがいくつかできたりもして、みんな本当に仲良かったんです。

大学3年生の頃かな? みんなすごく酔っぱらってしまってね。最後まで残っていた6人は、近くに住む男子の部屋に泊ることになったんです。その部屋の持ち主の男子の彼女をのぞくと、あとは女性は私だけ。

私は当時交際している彼氏はいませんでした。ほかの男子3人に彼女がいたのかはわかりませんが、サークル内にはいませんでしたね」

「部屋に着くと、最初は、その男子と彼女がいちゃいちゃしはじめました。それが、気がついたらみんなでからみあっていた……でも正直、酔っていたので、よく覚えていないんです。

翌日は確か日曜日でした。学校もないので。みんなお昼ころにノソノソ起きだして……みんな二日酔いで“あれ……? 昨日って……? なんてブツブツ言いながら、顔を見合わせて、なんだか笑っちゃってね。やってはいけないイタズラをした子供みたいな気持ちだったのを覚えています」

◆カップルも参入して自分の恋人の行為に注目

そんな関係は、次第にサークルの他のメンバーにも広がった。会を重ねるたびにひとりふたりと増えたり、入れ替わったり……カップルの仲間たちも参加していたが、誰も嫉妬しあうことなんかなかった。

いや……少しだけ、自分の恋人の行為に注目したりはしていたかもしれない。でも、それがみんなの刺激となり、盛り上がったのかもしれないと美優さんは言う。ただ、嫉妬の感情を言葉にする人は誰もいなかった。(後編へ続く)

<文/安藤房子>

【安藤房子】

作家。恋愛心理研究所所長。離婚を機に日本初の恋愛カウンセラーとして独立。メールカウンセラーの草分け。心と身体両面からのアプローチで婚活・恋活女子を応援。著書に『愛されて結婚する77のルール』など。Instagram:@ando.fusako.loveブログ:恋愛心理研究所 安藤房子の「ココロとカラダのレシピ」  

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