年下イケメンと一夜を共にした3日後、女性からブチギレ電話が。その“まさかの正体”とは…
2023年09月08日 15時47分女子SPA!

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世の中で詐欺事件が多発しているとはいうものの、まさか自分が詐欺に引っかかるとは思いもよらない人が多いようです。
しかし、詐欺事件は意外にも身近なところで発生しているかも……? 運命の男性との出会いを求めてマッチングアプリを使っている純粋な女性が、とんでもない地獄をみることもあるんです。
今回は、埼玉県在住の佐々木道子さん(仮名・34歳)が自身の経験を語ります。
長く付き合っていた彼と32歳で別れてからしばらくして、マッチングアプリに登録した道子さん。
「元彼とは結婚するものだと思っていました。それが32歳のときに突然『好きな人ができたから別れたい』と切り出されまして……。当時は結構ショックで、半年間は気持ちを引きずっていましたね」
そんな道子さんにマッチングアプリを勧めたのは、友人だったそう。
「割と仲のいい友人が、マッチングアプリで出会った男性と結婚したんです! 正直それまで、マッチングアプリって少し怪しいと思っていました。でも彼女の幸せそうな姿を見て、出会いのきっかけはどこにあるか分からないなと感じて。マッチングアプリへの登録は、私にとって思い切った決断でした」
結婚願望があった道子さんは、自分の年収以上で転勤のない職場に勤めている人を希望します。他の条件は、性格が明るくて甘え上手、身長170cm以上で年下の男性だったそう。
「これから出会うならと思って条件を出したのですが、この人と話したい! と思う男性からのマッチング依頼はまったくきませんでした。条件を見直そうかなと思っていた頃に、条件以上の男性からマッチング依頼がきたんです」
登録から数ヶ月経った頃、道子さんは運命を感じる相手と巡り合うことになります。道子さんにマッチング依頼をしたのは、かなりのイケメンだったそう。
「運命かなって、あの時は思ってしまいました。プロフィールを確認しただけで、気分が上がっていましたね」
プロフィール写真通りのイケメン男性が現れると、道子さんは彼に夢中になっていきます。
「彼は5歳も年下なのに、しっかりと私の目を見て話を聞いてくれて、『うん、うん。そうだよね。分かる、分かる』と気持ちを受け止めてくれるのがすごく心地よくて。あの時は完全に彼に恋していました」
そして、3回目のデートで彼とホテルに行く流れになったそう。
「私からしたら、自然の流れという感じでした。普通に2人でお酒を飲んで、手を繋ぎながらホテルに入って一泊。翌日もお互い『またね』って別れたんですよ。まさかあんなことになるなんて……」
彼と一夜を過ごした3日後、道子さんのスマホに知らない番号から着信があります。
道子さんが電話に出ると「あなた、私の夫に何をしたの? 子どもも3人いるのよ! 自分が何をしたのか分かっているの?」と怒鳴る女性の声。
「最初は、その声にびっくりしてしまって体が固まってしまいましたね。でも、次第に電話口の女性が彼のことを言っているんだと認識していきました。話が彼のことだと分かっても、思考が追い付かなくて。結局、一言も声が出なかったんです」
そして、道子さんに一方的に話した女性は、最後にこう言ったそう。
「まあ、これは慰謝料として250万円で手を打つわ。ATMに着いたら電話して」
慌てて彼に電話した道子さんでしたが、もう彼とは電話もLINEも繋がりませんでした。まさかと思って確認すると、マッチングアプリのプロフィールも綺麗に削除されていたそうです。
「私、電話越しでも、人に怒鳴られたのがあの時が初めてでした。彼とも連絡が途絶えてしまって、なんだか、一気に怖い世界の人たちに囲まれた気がして怖くて怖くて。助けてもらいたくて、警察署に走りました」
道子さんは警察で相談し、助言を受けてスマホの番号を変えたそう。そして、早々に引っ越しをしたと言います。
「ほんとにまさか、自分がこんな被害に遭うなんて。でも警察の方に相談すると、結構多いようなんです。純粋に恋愛したと勘違いしてカモにされて、なんだかすごく惨めな気持ちでいっぱいです」
出会いの場の一つとして、今や主流になりつつあるマッチングアプリ。結婚へとつながる出会いがある一方で、犯罪に巻き込まれる可能性も否定できません。
恋愛での傷心が続いている道子さんに、いつか運命の相手が現れることを願います。
<取材・文/maki イラスト/zzz@zzz_illust>
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しかし、詐欺事件は意外にも身近なところで発生しているかも……? 運命の男性との出会いを求めてマッチングアプリを使っている純粋な女性が、とんでもない地獄をみることもあるんです。
今回は、埼玉県在住の佐々木道子さん(仮名・34歳)が自身の経験を語ります。
思い切って登録したマッチングアプリ
長く付き合っていた彼と32歳で別れてからしばらくして、マッチングアプリに登録した道子さん。
「元彼とは結婚するものだと思っていました。それが32歳のときに突然『好きな人ができたから別れたい』と切り出されまして……。当時は結構ショックで、半年間は気持ちを引きずっていましたね」
そんな道子さんにマッチングアプリを勧めたのは、友人だったそう。
「割と仲のいい友人が、マッチングアプリで出会った男性と結婚したんです! 正直それまで、マッチングアプリって少し怪しいと思っていました。でも彼女の幸せそうな姿を見て、出会いのきっかけはどこにあるか分からないなと感じて。マッチングアプリへの登録は、私にとって思い切った決断でした」
マッチングアプリで出会った運命の男性
結婚願望があった道子さんは、自分の年収以上で転勤のない職場に勤めている人を希望します。他の条件は、性格が明るくて甘え上手、身長170cm以上で年下の男性だったそう。
「これから出会うならと思って条件を出したのですが、この人と話したい! と思う男性からのマッチング依頼はまったくきませんでした。条件を見直そうかなと思っていた頃に、条件以上の男性からマッチング依頼がきたんです」
登録から数ヶ月経った頃、道子さんは運命を感じる相手と巡り合うことになります。道子さんにマッチング依頼をしたのは、かなりのイケメンだったそう。
「運命かなって、あの時は思ってしまいました。プロフィールを確認しただけで、気分が上がっていましたね」
3回目のデートでホテルへ
プロフィール写真通りのイケメン男性が現れると、道子さんは彼に夢中になっていきます。
「彼は5歳も年下なのに、しっかりと私の目を見て話を聞いてくれて、『うん、うん。そうだよね。分かる、分かる』と気持ちを受け止めてくれるのがすごく心地よくて。あの時は完全に彼に恋していました」
そして、3回目のデートで彼とホテルに行く流れになったそう。
「私からしたら、自然の流れという感じでした。普通に2人でお酒を飲んで、手を繋ぎながらホテルに入って一泊。翌日もお互い『またね』って別れたんですよ。まさかあんなことになるなんて……」
3日後、知らない番号からの着信
彼と一夜を過ごした3日後、道子さんのスマホに知らない番号から着信があります。
道子さんが電話に出ると「あなた、私の夫に何をしたの? 子どもも3人いるのよ! 自分が何をしたのか分かっているの?」と怒鳴る女性の声。
「最初は、その声にびっくりしてしまって体が固まってしまいましたね。でも、次第に電話口の女性が彼のことを言っているんだと認識していきました。話が彼のことだと分かっても、思考が追い付かなくて。結局、一言も声が出なかったんです」
そして、道子さんに一方的に話した女性は、最後にこう言ったそう。
「まあ、これは慰謝料として250万円で手を打つわ。ATMに着いたら電話して」
天国から地獄へ一気に転落
慌てて彼に電話した道子さんでしたが、もう彼とは電話もLINEも繋がりませんでした。まさかと思って確認すると、マッチングアプリのプロフィールも綺麗に削除されていたそうです。
「私、電話越しでも、人に怒鳴られたのがあの時が初めてでした。彼とも連絡が途絶えてしまって、なんだか、一気に怖い世界の人たちに囲まれた気がして怖くて怖くて。助けてもらいたくて、警察署に走りました」
マッチングアプリの出会いは詐欺の可能性も
道子さんは警察で相談し、助言を受けてスマホの番号を変えたそう。そして、早々に引っ越しをしたと言います。
「ほんとにまさか、自分がこんな被害に遭うなんて。でも警察の方に相談すると、結構多いようなんです。純粋に恋愛したと勘違いしてカモにされて、なんだかすごく惨めな気持ちでいっぱいです」
出会いの場の一つとして、今や主流になりつつあるマッチングアプリ。結婚へとつながる出会いがある一方で、犯罪に巻き込まれる可能性も否定できません。
恋愛での傷心が続いている道子さんに、いつか運命の相手が現れることを願います。
<取材・文/maki イラスト/zzz@zzz_illust>
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