「女と女が、枕でバシバシ殴り合う大会」に出てみたら…思ってたのと全然ちがった!<漫画>

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AIざっくり要約

  • 女性らが枕を使って殴り合う新格闘技「アマゾネス」の大会に初挑戦したが、強すぎる相手と対戦した。
  • 90秒の試合時間は両者とも疲労の極みになったが、延長戦では相手を触れたことにより反則負けとなった。
  • 介護経験から新格闘技を体験したが、右肩などケガも負ったが、楽しかったと話し、再びリングに上がる意欲を示した。

実験的な機能のため、正確性を欠く可能性があります。記事本文と併せてご確認ください。

「女と女が、枕でバシバシ殴り合う大会」に出てみたら…思ってたのと全然ちがった!<漫画>

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面白そうな人やものを見かけると、ふら~っとコバエのように寄って行ってしまう習性がある、漫画家でライターの青山ゆずこと申します。そんな私が今回挑戦したのが、“ピローファイト”というイベント。

大人の女性たちが枕で殴り合う奇祭(?)に参加してみた



数年前に、軽くダイエットをするつもりが、ガチでマウスピースをつけてスパーリング(試合形式で殴り合う練習方法)をするキックボクシングジムにどハマりした私。

そして今回、「本気で枕投げをする大会があるから、出てみない?」というお誘いを受け、人生で初めて格闘技のリングで暴れてきました。ちょっと体重を落としたかっただけなのに、気が付いたらこうこうと輝くリングの上に立ってるんだから、人生なにがあるか分かりません。

ちなみにどれだけ動いても、今のところ体重は減っていません。ただ動いた分、米が、肉が、魚が、超絶美味しいのです。もうそれだけで最高。





選手写真が大変なことに! ポスター撮影裏話



参加した大会は、11月8日に浅草花劇場で開催された「激突1&アマゾネス」というもの。

その中で新しい格闘技として登場したのが、ガチンコでそこそこ重い枕で殴り合う「アマゾネス」ピローファイトでした。ルールは至ってシンプルで、「ポイントになるのは頭(顔)に当たったとき」「枕で押すのは禁止」「落としたら減点」などなど。

ピローファイトの出場選手は、「大会のポスター用に写真を撮って」と言われていたので、ちょっと軽い気持ちで、拳を握りしめて口を真一文字にし、全力で威圧感を醸し出している写真を撮ってみました。自分の中の「格闘家って、なんかこういう気合が入ったポーズと表情が多いよね」というイメージを出来心で再現しただけ。

もちろんこれはおふざけで、さわやかな笑顔の画像を使ってほしかった私。

しかし、採用されたのは“いかつさMAX”のお写真。その表情からは、格闘技デビューという初々しさは微塵も感じません。やばい、ミスった。

笑顔のさわやかなバージョンも撮影したのですが、そちらは採用されませんでした。

人生初の格闘技デビュー! 強すぎる相手にビビりちらかす



ピローファイトそのもののルールはシンプルです。ただ、これが結構しんどい。

枕を振り回すと、その重みで自分の体が上下左右に振り回される。耐える筋力も必要だし、振り回す腕力と俊敏性、そして相手の攻撃をガードもしなきゃいけない。

ただ私は「ちょっとは動ける巨木」だったので、「ちょこまか動かず、圧倒的なパワーでひたすら暴走してやろう」というのが狙いでした。

そして対戦相手が発表されます。私の相手は、キックボクシングで活躍していて、しかも極真空手がめちゃくちゃ強い女性。本物のアスリート。ええ……。

開場前にリングでストレッチしているところをこっそり見たのですが、前足が顔につくくらい軽々上がってる。Y字バランスも。

圧倒されながらも会場のすみで真似してみたら、腹につっかえて前足が30センチくらいしか上がらない。Y字バランスも、YどころかTにもならないし、なんならベンツのロゴマーク程度しか上がらない……。だから見た光景は忘れることにしました。

格闘技のリングに立った時の“不思議な感覚”



そして、いよいよ試合開始。

「カーーーーン!!!」と会場全体に、ゴングが気持ちよく鳴り響きます。

会場の席は結構埋まっていたけれど、なぜか緊張しない。ステージ上だけがライトに照らされているので、思いのほか周りの状況が見えないのです。暗闇の中に、リングだけが浮かんでいるような感覚です。そして人は見えないのに、声援だけ大音量で聞こえる。リングはライトに照らされてとても温かくてフワフワしていて。

「人生でこんな体験ができるなんて、滅多にないよなあ」と感動しているときでした。

相手の枕が目の前に飛んできて、とっさにガード。そして怪力(?)で叩き落とします。

危ない、試合中だった。

1ラウンド90秒がとてつもなく長く感じる



試合は90秒1ラウンド。意外と短いと思うかもしれませんが、人間って90秒全力で動き続けるとそうとうしんどいのです。膝から崩れ落ちそうなくらいの疲労です。

リングの上の90秒って、体感では「もう30分近く経ちましたよね!?」と思うくらいの疲労感と果てしなさがありました。そして結果は、90秒で判定ドロー! 決着がつかずに、唯一60秒の延長戦が行われることになったのです。

リングのコーナーに戻って、息を整えます。延長戦は台の上に乗って、動かずに枕を至近距離でぶつけ合うスタイル。「ここまできたら負けたくない!」という、筋金入りの負けず嫌いが空回りしてしまい、相手をちょんと押しちゃった。結果、反則負けとなりました。

いや、押したんじゃない。体重差で“触れたら飛んで行った”のさ。





この記事を書いている今も右肩が上がりません



人生は一度きり。やらないで後悔するより、やって後悔したい。……そんな私は、右肩の腱をがっつりいためてしまい、この記事を書いている今も右肩が上がりません。そして、実は試合前に左手の中指を骨折していたし、おまけに肋骨と左手首が諸事情により軽くひびが入っています。(全力で言い訳のオンパレード。本気で悔しかった)

要するになにが言いたいかというと、………次は絶対負けないもんね!! ふん!!!

この新格闘技「アマゾネス」、第二弾も開催が予定されているそうです(詳細は未定)。日頃のうっぷんを晴らしたい方、人生で一回くらいは格闘技のリングに立ってみたいという方、ぜひぜひとてつもなく気軽な好奇心で、その一歩を踏み出してみちゃってください。

そして私と戦いましょう。

とにかく、最高に楽しいお祭りでした。

<漫画・文/青山ゆずこ>

【青山ゆずこ】
漫画家・ライター。雑誌の記者として活動しつつ、認知症に向き合う祖父母と25歳から同居。著書に、約7年間の在宅介護を綴ったノンフィクション漫画『ばーちゃんがゴリラになっちゃった。』(徳間書店)、精神科診療のなぞに迫る『【心の病】はこうして治る まんがルポ 精神科医に行ってみた!』(扶桑社)。介護経験を踏まえ、ヤングケアラーと呼ばれる子どもたちをテーマに取材を進めている。Twitter:@yuzubird

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