坂井真紀は“うるさい親戚のおばさん”役がハマり役。夏ドラマの助演女優賞【後編】

坂井真紀は“うるさい親戚のおばさん”役がハマり役。夏ドラマの助演女優賞【後編】

「はし?めまして、愛しています。」公式サイトより http://www.tv-asahi.co.jp/hajimemashite/



【夏ドラマを勝手に表彰! 助演女優賞 後編】

 2016年の夏ドラマ大賞を総評中の芸能ライターのスナイパー小林です。

 前編で助演女優賞を森絵梨佳さん(『ラブラブエイリアン』/フジテレビ)、光宗薫さん(『闇金ウシジマくん3/毎日放送』に渡したが、後編ではもうひとりの女優をピックアップ。アクが強い感じに仕上がった女優さんだ。

◆うるさい親戚おばさんの定番位置に

助演女優賞:坂井真紀(『はじめまして、愛しています』/テレビ朝日)

 養子をもらった兄夫婦の家に足しげく通い、夫婦生活に首を突っ込み、自分の家事育児に対する愚痴をまき散らし、毎度嵐のように去っていく専業主婦の不破春代(坂井真紀)。主演が嫁(尾野真千子/梅田美奈役)なので、坂井真紀が演じた春代は小姑という立場になる。イヤミ40%、ワガママ30%、優しさ30%くらいの割合でストーリーにパンチを効かせていた。

「おにーちゃん!」

 毎回、甲高い声で実家でもある梅田家にズカズカと入ってくる春代。普通に見ているとうるさくなりそうなものだけど、坂井真紀が演じるとなんだかその昔のホームドラマを見ているようなナチュラル感なのだ。

 思えばこのドラマの脚本はあの『家政婦のミタ(2011年10月放送)』を手がけた遊川和彦。彼が手がけた『偽装の夫婦(2015年10月放送)』でも、坂井さんは毎回実家に子どもを連れて上がりこむ、主演の従兄弟役。つまりこのところ、親戚にいそうな口うるさいおばさんの役が板についてきているというわけ。このポジション、最近の女優にはいそうでいなかった。

 その昔はリハウスガールで、可愛い印象しかなかった坂井さん。いつの間にか心も演技も骨太の女優になっていたのだけど、このままいくと「渡鬼」の泉ピン子化して登場することになりそうなので、ほどほどに……。

<TEXT/スナイパー小林>

【スナイパー小林 プロフィール】

ドラマ解説、芸能、恋愛、カルチャー、美容・健康ネタ好きのライターであり、編集者であり。執筆や編集を手がけた媒体は100冊以上。約20年以上ドラマをこよなく愛し、ついには趣味が仕事になった幸せ者のアラフォー。Twitter:@hisano_k

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