エロトークがリアルすぎる…「ラブラブエイリアン」をぜひゴールデンに!

エロトークがリアルすぎる…「ラブラブエイリアン」をぜひゴールデンに!

「ラブラブエイリアン」公式サイトより http://www.fujitv.co.jp/love2_alien/



【夏ドラマを勝手に表彰! ストーリー賞編】

 2016年の夏ドラマ大賞を総評中の芸能ライターのスナイパー小林です。

 俳優、女優にクローズアップしてきたところで最後は、ドラマのストーリーにグッときた2作をご紹介。夏ドラマスタート時は『時をかける少女(日本テレビ)』がいい、と熱弁をふるっておりましたが終わってみれば結果はまったく違っていたようで……。うっかり2作ともフジテレビの作品になったけれど、なんの賄賂も受け取っていないことを念のため伝えておこう。

◆ゴールデンタイムの放送を熱望!

ストーリー賞:ラブラブエイリアン/フジテレビ

 もともとは女子SPA!の担当編集さんが原作マンガのファンで、勧められたのがこの作品と出会ったきっかけ。見始めたら、まあなんと楽しいこと!

 園美(新木優子)、由日子(森絵梨佳)、サツキ(太田莉菜)、チズル(久松郁実)の女子4人+宇宙人による、女子の本音を炸裂させたコメディドラマ。

・「2回目でアソコ舐めた」

・「あの精子濃そうなヤツ?」「(精子が)中洲のトンコツ並みだね」「濃いだけじゃなくて飛ばしそうだったじゃん(笑)」「ウカウカしてたら着床させられちゃうぞ!」

・「優しくて生活力のある男しか、タダで女とやれないシステムになってんだよ、日本は!」

 とまぁ、日本女性の9割は交わしているであろうエロトークが飛び交う。セリフで毎回クスクスと笑わせてくれるドラマって、昨今貴重である。

 森絵梨佳と太田莉菜というトップモデルのキャスティングは深夜ドラマには新鮮だった。さらにふたりの美女が積極的に毒舌を吐いて男勝りなのが、見ていて胸がスッとする感覚に……。まさに深夜の清涼剤、いや酔い覚まし……。

 こういうドラマを夜中に配置するのではなく、ドン! とゴールデンタイムに放送して欲しい。男性も中高生も見て、世の中の女性は割と怖いということを分からせるべきだと思うから。

◆働いてるんだ、熱くなってなにが悪い!

ストーリー賞:HOPE〜期待ゼロの新入社員〜/フジテレビ

 もともとは韓国で放送されていた連続ドラマ『ミセン-未生-』が原作。現地では大ヒットをだったのだが、日本での放送は「どうなるか?」と様子を伺う感じで視聴スタート。結果、ちょっと胸アツになってしまった。

 一ノ瀬歩(中島裕翔)はプロの将棋士になる夢に敗れ、総合商社の契約社員に。高卒がゆえに正社員登用は厳しいと言われながらも、スーツという戦闘服を背負ったサラリーマンとして働くことを学んでいく。

 彼の周囲にはたくさんの仲間がいた。自分のために熱くなってくれる上司、一緒に歩んでくれる同期入社たち。中にはパワハラ、男尊女卑と理不尽なことも起きる。でもそれも社会人として学ぶべきことなのだと、一ノ瀬というフィルターを通して教えていたような気がする。

 新人でいられる期間はごくわずかだ。自分の当時を振り返ると、大変だったけど夢中だったことを思い出す。トイレ掃除もやったし、理不尽極まりない部長もいたけど今となってはいい記憶。あれからとんでもなく長い時間が流れているけど、結局大人になればなるほど問題は山積みになってくる。新人であったころがいかに恵まれていたか……と、なんだかドラマを見ながら思い出にふけってしまった。

 ラストは会社を辞めた上司の織田(遠藤憲一)が立ち上げた会社へ向かう、一ノ瀬と安芸(山内圭哉)。大手企業の環境に慣れていると、独立って大変よ、後悔するよ……というのが締めくくりの感想。さあ、気持ちは秋ドラマへ!

<TEXT/スナイパー小林>

【スナイパー小林 プロフィール】

ドラマ解説、芸能、恋愛、カルチャー、美容・健康ネタ好きのライターであり、編集者であり。執筆や編集を手がけた媒体は100冊以上。約20年以上ドラマをこよなく愛し、ついには趣味が仕事になった幸せ者のアラフォー。Twitter:@hisano_k

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