まるで宝塚!セクシー女優を追っかける女性たち

まるで宝塚!セクシー女優を追っかける女性たち

※写真はイメージです



 AV女優はかつては日陰の職業というイメージだったが、AV女優のルックスのレベルが上がり、数年前から地上波のバラエティ番組にも登場しはじめ、AV視聴者以外にも広く認知されるようになった。

 最近のAV出演強要問題や、坂口杏里の借金苦からのAV出演などにより、改めて闇の側面が取沙汰されているAV業界だが、その裏で、新たなファン層が広がっているという。それは、一般の女性たち。

 彼女たちは宝塚のファンさながらに女優を崇め、活躍を応援しているという。AV女優に特別な感情を抱く女性たちのその心情に迫った。

◆サイン会やトークショーで変化が

 ここ数年、AV女優のサイン会やトークショーなどのイベントで大きな変化が起きている。

「熱心な女性のファンが目立つようになったんです。地方のイベントにも足を延ばす『追っかけ』も珍しくなくなりました」とアダルトメディア評論家の安田理央氏も驚きを隠さない。

 日本のAV業界は今、市場規模が約4,000億円、年間2万5,000タイトル以上がリリースされていると推測でき、この膨大な作品数を支えているのが急増したAV女優たちだという。2014年の時点で、AV女優は全国で約8,000人いるとされ、毎年その半数以上が入れ替わっているそうだ。

「特に近年はスカウトではなく自分から応募してくる女性が増えています。実際には採用されない女性も多いので、志願者だけで言えば、この数倍の数字になるでしょう。テレビ出演やライブ活動、ネットなどで女性がAV女優の存在に触れる機会が増えたことで抵抗が少なくなったのが理由だと思われます」(安田氏)

 そうした状況がAV女優の女性ファン増加にも繋がっているようだ。果たして彼女たちはどんな思いでAV女優に魅せられているのか。

◆AV女優は抑圧された心の代弁者

 神戸市在住でアパレル業のハチコさん(仮名・21歳)は、ラブホテルで見たAVがキッカケで2年前から追っかけに。

「相手がシャワーを浴びているときに、暇でつけたテレビに映るさとう遥希ちゃんに一目惚れ。あの顔、あの体でなぜAVに出てるの!? と魅了されて、気づけば出演DVDを30本近く購入。でも、そんな行動が当時交際していた彼氏にバレて、『気持ち悪い』と言われフラれちゃったんです。そこからは開き直ったように追っかけも開始しました(笑)」

 上京して握手会、トークショーを訪れ、一緒に撮影したチェキを宝物にしていた。しかし、思春期の男子のように親バレし、家族会議にかけられたという。

「箱入り娘として育てられたので、母は頭を抱え、大切な女優さんのチェキやDVDは燃やされてしまいました……。父だけが能天気に『俺もこの女優は好きだよ』とフォローしてくれたのが救いでしたけど(笑)」

 2014年の末にさとう遥希は引退し、追っかけは現在休止中。それでも家に誰もいないときに、クローゼットに隠してあるお気に入りの作品を観るのが、彼女のリラックス法だという。

「家族にも恋人にもエッチなことに興味があると言えない生活の中で、自分がパーフェクトだと思う女性がセックスで乱れることに一種の安心感を得ているのかも……」

 隙のない美しいルックスの女性が激しく乱れていることで、女性の性欲が正当化されているような気持になるのかもしれない。抑圧された日々の中で、AV女優は気持ちの代弁者。そんな見方も、追っかけの女性たちにはあるようだ。

―AV女優を追っかける女性たち【1】―

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