「痛い!」「殺すぞ」 隣人の絶叫に、DVかと思った私が見たものは…

「痛い!」「殺すぞ」 隣人の絶叫に、DVかと思った私が見たものは…

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 皆さん、隣人の騒音に悩まされた経験はありますか? ちょっとした物音ぐらいなら「まぁ、お互い様だし…」とスルーする事が出来ますが、吉澤みずほさん(仮名・26歳・カフェ店員/未婚)の隣人はその範囲を超えていたようで…。

◆隣から聞こえてきたのは女性の泣き声&彼氏の罵声

 「私の隣の部屋に住んでいたのは可愛らしい20代前半の女の子で、同年代の彼氏が頻繁に遊びに来ていて凄く仲が良さそうだったんですよ。でも、ある日その彼氏の罵声と彼女の泣き声が聞こえてきてビックリしちゃって…」と吉澤さん。

 その彼女は、マンションの入り口や廊下で偶然会うと笑顔で挨拶をするとても感じの良い子だったそう。

「最初は、あれ? 喧嘩しちゃったのかな…ぐらいにしか思わなかったのですが段々毎日のようにその罵声&泣き声が聞こえてくるようになってきて、しかも『テメェ殺すぞ!』とか罵倒のレベルも上がっていくので怖くて…。

 彼女の『痛い痛い!』という泣き声を聞きながらご飯を食べても何にも味がしないし、部屋に居ても全くリラックス出来なくて3kg痩せてしまいました」

◆彼女の腕にアザを発見しDVかと心配に

 そんな状況なのに、部屋の外で見かける隣人カップルは以前同様仲が良さそうなので放っておけばそのうち収まるかな? と思っていたら、ある日、ふと彼女の腕にアザを発見してしまったそうで…。

「え! これってやっぱりDV? ひょっとして彼女、彼が恐ろしくて別れたくても別れられないのかな? と心配になっきて…。

 それと同時にこのまま暴力を受け続けて最悪の事態になったらどうしよう? もしかして、救ってあげられるのは私だけなのかも…と妙な使命感が湧いてきてしまって、より隣の部屋から聞こえてくる声の様子を気にするようになってしまったんです」

◆尋常じゃない泣き声に、隣をノックしたら…

 そして、いつも通り吉澤さんが帰宅すると隣からガンガンと壁に打ち付けるような音と彼女の尋常じゃない泣き声が聞こえてきて…。

 「彼女の『痛い、痛い、痛い、やめて! お願い〜!!』という叫びの怯え方が過去最高レベルで…これは、本当に殺されかかっている! 大変だ! と居ても立っても居られなくなり慌てて部屋から飛び出して、彼女の部屋のドアを激しくノックしながら『だ、大丈夫ですか? 警察呼びましょうか〜?』と声をかけたんですよ。

 もしかしたらDV彼氏が出てきて殴られるかもしれない…と怖かったですが、ひたすらノックし続けたんです。

 すると、ようやくドアがガチャッと開き彼女が顏を出し『ちょっと、うるさいんですけど』と超冷静な口調で言われてしまったんですよ。着衣の乱れ具合から、どうやらそういうプレイを楽しんでいただけだったみたいで…本当に心配して損したし、うるさいのはそっちだよ!! と、イラッとしました」

 それから、すっかり彼女を見る目が変わってしまい廊下で偶然すれ違っても挨拶どころか目も合わせなくなってしまったとか。

 ちょっと変わった性癖を楽しむのも結構ですが、隣人を巻き込んでしまうのは考えものです。あくまでご近所迷惑にならない程度に注意したいものですね!

―シリーズご近所トラブル・変な隣人【2】―

<TEXT&漫画 鈴木詩子>

【鈴木詩子(すずきしいこ)】

漫画家。『アックス』や奥様向け実話漫画誌を中心に活動中。好きなアイドルは嗣永桃子。著書に『女ヒエラルキー底辺少女』(青林工藝舎)

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