コーヒーに意外な効果が!美白博士に聞いた“体の内側”からの肌ケア

コーヒーに意外な効果が!美白博士に聞いた“体の内側”からの肌ケア

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 オトナ女子の夏は楽しいだけじゃありません。これから始まるビーチやフェスでのイベントで日焼け対策を怠ると、数年後、シミとシワに覆われた顔になってしまうかも……。

 サンスクリーンや美白化粧品でちゃんとケアしてる! という人は多いと思いますが、体の内側からの美白については知っていますか?

 先日、“美白博士”と呼ばれる神戸大学の名誉教授・市橋正光医学博士による「夏の紫外線ケア講座」(ネスレ日本が協力、NEXTWEEKENDが主催)で、意外と知られていない身近な飲み物の美白効果について聞いたので紹介したいと思います。

◆紫外線で活性酸素がつくられる

 再生医療や光老化の研究の第一人者である市橋博士によると、肌老化の原因は活性酸素にあるのだとか。

 植物や動物のカラダは、ストレスや紫外線をたくさん受けると、体内に侵入した細菌をやっつけてくれる活性酸素(活発な酸素)を作ります。

 活性酸素はカラダに本来必要なものですが、強い殺菌能力があるので、過剰に発生するとカラダをサビさせます。つまり、活性酸素が増えすぎると細胞が傷つき、細胞の老化が進んでしまうのです。

◆コーヒーにシミ予防効果が!

 こんな活性酸素を取り除いてくれるのがポリフェノール。ポリフェノールは自然界に4,000種類以上も存在するといわれていますが、私たちの身近なドリンクでは下記のものがあります。ポリフェノール含有量の高い順(mg/100mL)から記載しているので、チェックしてみてくださいね。

1・・・赤ワイン(230mg)

2・・・抹茶(214mg)

3・・・コーヒー(200mg)

4・・・緑茶(115mg)

5・・・ココア(62mg)

 上記のポリフェノールはそれぞれ種類が違いますが、市橋先生によると、コーヒーポリフェノールであるクロロゲン酸類を毎日多く摂取している人は紫外線によるシミが少ないという研究報告があるそうです。

 確かに、コーヒーには緑茶の2倍近くものポリフェノールが含まれていますよね。朝にコーヒーを飲む人は特に多いと思いますが、たくさん飲めば紫外線に負けない肌になるのでしょうか?

「ところが、ポリフェノールはカラダに溜まらないのです。ポリフェノールは尿と一緒にどんどん出てしまいます」(市橋先生、以下同じ)

 カフェインには利尿作用もあるので、ポリフェノールは小まめに摂取する必要があるそう。

◆コーヒーと睡眠で肌の修復を

 しかし、ポリフェノールが入っているからといって、一日中コーヒーを飲むことはオススメできません。というのも、コーヒーには入眠を妨げる作用があるから。

「日中に紫外線を浴びると、肌の組織やコラーゲン(たんぱく質)はダメージを受けます。そのダメージを修復するものとして成長ホルモンがあります。成長ホルモンは、カラダの組織の修復やたんぱく質の生成に関わる重要なホルモンで、入眠直後の深い睡眠時に集中的に分泌されることが知られています」

 夜にコーヒーを飲みたくなったらカフェインレスコーヒーに置き換えるとよいそう。赤ワインを一日中ガブ飲みして、カラダの内側から美白〜! なんてことはお休みの日に取っておき、普段は抹茶やコーヒーで美白を心がけましょう。

【市橋正光医学博士 プロフィール】

神戸大学医学部皮膚科名誉教授。再生未来クリニック神戸院長。昭和45年神戸大学大学院博士課程修了。専門は皮膚科学、特に太陽紫外線が人の皮膚に与える影響について長年にわたり研究している。書籍『健康と紫外線のはなし―日焼けが皮膚がんをおこす』等。テレビ出演多数。

<TEXT/此花さくや>

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