「私がダブル不倫をやめられない理由」結局はカラダの相性?

「私がダブル不倫をやめられない理由」結局はカラダの相性?

※写真はイメージです(以下同)



 有名人の不倫はひっきりなしに発覚するし、身の周りでも不倫話はもう珍しくもありません。家族を傷つけ、自分の仕事や生活もダメになるリスクをおかしてまで、なぜ人は不倫にハマるんでしょうか?

 まさに今も不倫をやめられない女性・藤村綾さんの場合は――。(以下は藤村さんの独白録)

◆離婚までして、まだ男と別れられない

「不倫にはゴールはありません。ゴールがないということは終わらせることも難しいのです。」

 2年前に放送された『昼顔〜平日午後3時の恋人たち〜』(フジテレビ系)で、上戸彩演じる笹本紗和がドラマの序盤でつぶやいた言葉だ。『昼顔』は、映画になってこの6月から上映されている。

 ドラマでは、毎回不倫にまつわる身につまされる言葉が並んだ。特に印象に残っているセリフは「何もかも捨てたくなるような喜びと、今すぐ逃げ出したくなるような苦しみ。不倫の恋は二人して嵐に揺れる小船に乗っているようなもの」だ。

 あたしはこのドラマ『昼顔』放送時に、まさにダブル不倫の渦中にいた。奥さんのいる人と不倫をしていたのだ。あたしもまだ結婚をしていたので、まさにドラマと同じだった。

 2年前に放送が終わっても、今なお、あたしとその男は逢っている。まさか『昼顔』が映画になって戻ってくるとは思わなかったが、今もまだ不倫を清算できていないあたしは、いつももがき苦しんでいる。

◆男は奥さんを完全に見くびっていた

 男は奥さんを完全に見くびっていたように思う。

「奥さんにばれたとしても奥さんは怒らないから」と、きっぱり言った。

 なぜ男はそう思ったのだろう。きっとその時は不倫を甘く見ていたし、互いにただの遊びで子どものイタズラぐらいにしか思わなかったのだろう。このような軽率な考えで、徐々に深みにはまってしまうのだ。

 付き合って半年程で踏みいれた男の家。玄関先に飾ってあった家族写真。家族の集う食卓。子どもの部屋。男の仕事場。

 そして、男と奥さんが寝ている部屋。まだ男への執着があまりなかったその当時でも、奥さんと共に寝ている布団でセックスをするのはさすがに罪悪感にさいなまれた。

 男は建築の現場監督で、自由な時間がわりとあった。当時、フリーの監督になったばっかりだったので、どこにでもついていった。現場にいき、たまに「嫁さん」などと紹介されたこともある。

 鹿児島の現場にも行き、金沢にも行った。温泉にも行き、あたしたちはひどく求めあった。男はあたしに「愛している」「好きだ」と何度も言った。あたしも「同じだよ。同じ気持ちだよ」と返していた。

◆不倫をやめられない理由はセックスしかない

 既婚者同士の付き合いはいつのまにか自分たちだけの世界を作っていた。

 不倫から抜けられない一番の理由は「身体の相性」以外ない。デメリットしかない付き合いの中、危険をおかしてまで逢う理由はセックスの他ないのだ。男はあたしを狂ったように抱いた。あたしも男を獰猛に求めた。

「死んでもいい」「殺して」。あたしは男に何度も「殺して」と訴えた。セックスのたび、涙を流した。「帰りたくない」「帰したくない」。2人はもう取り返しがつかないところまできていたのだ。

 その矢先、とんでもないことがおきた。(※次回更新の「後編」に続く)

<TEXT/藤村綾>

【藤村綾】

あらゆるタイプの風俗で働き、現在もデリヘル嬢として日々人間観察中。各媒体に記事を寄稿。『俺の旅』(ミリオン出版)に「ピンクの小部屋」連載、「ヌキなび東海」に連載中。趣味は読書・写真。愛知県在住。

関連記事(外部サイト)