「お菓子禁止!」と思うほど太るワケ。欲しくなくなるダイエット脳の作り方

「お菓子禁止!」と思うほど太るワケ。欲しくなくなるダイエット脳の作り方

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「ダイエットを頑張る」と思っている人に待っているのはリバウンドだけ――。

 一見スパルタな発言から始まる『森拓郎の読むだけでやせる言葉』は、心身にジワジワ効いてくる一冊です。

 著者の森拓郎さんは運動指導者でモデルや女優などのクライアントも多く、ご本人もかなりのイケメン。

 本書の大部分を占めるのは「やせる考え方」と「やせる食べ方」です。まず目からウロコの「やせる考え方」をほんの一部だけ引用してみます。レッツ・トライ。

◆「お菓子禁止!」でなく、欲しくなくなる知識&習慣を

「明日からお菓子禁止!」というのはすでにお菓子を意識しているからNG、と本書は言います。意識している時点で頭の中はお菓子でいっぱい、つい食べてしまって罪悪感&ストレスそして挫折のループ…。

 1〜2分間ゆっくり深呼吸して心拍数を変えるだけでも欲求は弱まるので、別の楽しみにシフトするのが手だといいます。

 私の経験ですが、お菓子を食べたいという強烈な衝動が起こった時、冷凍庫に常備した小さめのおにぎりを食べるようにしました。脂質+糖質のお菓子より、糖質のみのおにぎりのほうが優秀ですよね。本書でも「血糖値が急上昇するお菓子やパンではなく、お米やフルーツがベター」と提唱しています。

 そして、食についての知識と習慣を身につけて、「禁止」ではなく「欲しくなくなる」のが本来のダイエットだというのです。

◆「昔は簡単にやせられた」は成功体験ではない

 現在リバウンドしているのなら、これは失敗体験です。本書いわく「ずっと続けられないものはダイエットではない」。ダイエットとは食べないことではなく、いかに賢く楽しみながら食べるか、という正論に気づかされます。

 考え方を学んだところで、いよいよ実践「やせる食べ方」へ。 これも、気になったところをほんの一部引用しておきましょう。

◆グラノーラは油と砂糖たっぷりのお菓子

 オシャレな朝食としておなじみのグラノーラ。グラノーラとシリアルを同一視している方もいると思いますが、まったくの別物だそう。グラノーラはシリアルと砂糖を混ぜて熱したもの。焦げた部分は過酸化物脂質で、老化物質AGEsとほぼ同じなんですって。

 美容と健康のために食べたつもりが、老け込んでしまったら本末転倒です。

◆糖質も摂り方次第。お菓子・パン・清涼飲料水はダメ

 むやみやたらと糖質をカットするのは大間違い。「糖を摂る時は食物繊維、ビタミンB1、マグネシウムなどが入っているものを同時に摂ると代謝されやすい」と本書は伝えています。

 お菓子やパンはそれらがないので体脂肪になりやすいのです。さらに白砂糖よりも危険なのが果糖ブドウ糖液糖。清涼飲料水などに含まれる成分ですね。こちら白砂糖よりも太りやすいという実験結果も出ているそうです。

 また、「マグネシウムが不足すると、骨は弱り筋肉は作りにくくなり代謝は落ちる」として、天然海塩からマグネシウムを摂ることをすすめています。本書のおすすめは沖縄の「ぬちまーす」と北海道の「宗谷の塩」だそう。

 このように、具体的な食のアドバイスがいろいろ載っています。

◆有酸素運動はダイエットには効かない?

 最後の項目は「運動&ボディメイク」。

 ダイエットには有酸素運動が有効だというのは間違いだ、というのが同書のスタンスです(編集部註:有酸素運動=ジョギングや水泳、エアロビクスなど。無酸素運動=筋トレや短距離走など)

「有酸素運動はやればやるほど、身体が少しのエネルギーで動ける省エネ型になる」というのです。これには私も愕然としました。

 あえて運動するより、毎日の活動量をアップしたほうが身体に良いそうです。

 とりあえず、本書にはお菓子や菓子パンがいかにダイエットの敵であるかが書かれているので、読むと食べたくなくなります。

 イケメンに痛いところをつかれるという、S的なダイエット本ですが、自制心を養う意味で一冊持っているといいかも。

<TEXT/森美樹>

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