彼氏と家族の顔合わせ。それでも“結婚”にゾッとする私がいる【目指せデキたら婚】

彼氏と家族の顔合わせ。それでも“結婚”にゾッとする私がいる【目指せデキたら婚】

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【おおしまりえの目指せ!デキたら婚】

 子どもができたら結婚する「デキたら婚」を狙って、独身だけど妊活をしている雑食系恋愛ジャーナリストのおおしまりえです。

「デキたら婚」とは、結婚よりも子作りを先にという発想なのですが、もちろん誰の子でもいいわけではありません。

 20代の頃に結婚・離婚経験があるので、単純にパートナーシップを目的としただけの結婚には絶望し、今でも魅力や意味を見いだせない自分がいる。

 でも子どもは欲しいし、仕事や将来に不安や迷いもある。だから先に子を……その結果、何があっても私が責任を負うという覚悟の元、デキたら婚活動を始めるにいたったわけです。

 この前例少ない妊活計画には、パートナーである彼氏の了承が大前提。でも最近は新たな問題が発生し、さすがに限界を感じつつあります。それは、私の親の理解と追い込みです。

◆気にかける親に、初めて彼氏を紹介

 私のパートナーである通称・仏クン(仏のように感情が穏やかなため)。

 彼はこの勝手な計画を了承してくれたものの、私の両親からすると、いい年齢の男女が2年以上お付き合いをしている現状は不自然に見えるらしい。最近は「相手はどんな方なのかい?」という興味が、会話の端々から溢れ出すようになりました。

 結婚は後回しとはいえ、パートナーは変わらないわけですから(別れる場合をのぞく)、事前に紹介しておくのが筋かもしれない。そう思った私は、フランクな食事会を設定し、彼と両親の顔合わせをすることにしました。

 紹介するにあたり、両親には私の結婚観を改めてていねいに説明。親も「バツイチなんだから、今さら細かいことは言わん! 好きにしな!」と言ってくれました。

 ホッとした当日は、なるべく緊張しないような食事会にしたつもりでしたが、計画に反して、事件が起きたのです。

 それは、父親が予想以上に仏クンを気に入ってしまったことです。

◆彼氏を気に入りすぎて、結婚をせかす父

 そもそも仏クンは、性格が穏やかで聞き上手。個性も感情も激しい我が一族には、存在したことのない人種です。

 そんな安定感が好きでお付き合いをしているのですが、筆者の性格のベースを作った、顔も気質もそっくりな父親が、これまた彼をエラく気に入ってしまったのです。

 1回会ってからというもの、家族3人での外食では「仏クンはこないのか?」と必ず聞くし、最近は無断で予約を4人にして事後報告してくるように。他にもドライブやゴルフに2人セットで誘ってくれたり、どこかに出かけた際のお土産は、仏クンの分もあるのがデフォルトに。

 さすがに「迷惑なら断ってくれ!」と彼には伝えるものの、受け止め上手な彼は、良くも悪くも“親の優しい圧”を気にしていない様子。

 そんな状態がしばらく続くと、父がもう一手打ってくるではありませんか。

◆「マンション買ったら?」という優しい圧力

 家族3人+1名が集まった、ある日のこと。ふと将来の話になったとき、父は「同棲するならマンションでも買えば? それもウチ(実家)の近くにさ」と、ためらいなく発言するではありませんか。

 その発言はつまり「結婚しろ、そして、こちらの家の近くで基盤を作れ」と遠回しに言っているようなもの。

 仏の彼は「そうですねー、マンションですかーいいですねー……」と変わらず穏やか。脇で「え? ちょ、ま! いらん、ていうか……」と慌てる私。

 深読みしすぎなのか? そもそも、結婚というキーワードに負の感情を持ちすぎているだけなのか。淡々と交わされる男の会話に、一人飲み込まれるワガママ娘。

◆結婚と聞くとゾッとする私は変なのか?

 自分の親からは婚約中とみなされ、彼はデキたら婚に賛成はしても協力的ではない。この現状をスムーズにおさめるには、いっそ結婚した方が楽になるかもしれない。

 そんな発想が浮かぶと、改めて向き合うべきは結婚に絶望している自分の心です。正直、今でも結婚と聞くと背筋がゾッとなる感覚があり、共同生活が怖い。この感情はどこからくるのか。

 もしかしたら親の本当の狙いは、自由すぎる発言をして結婚をせかしたいだけでなく、しっかりと娘が将来を考えることが狙いだったのかもしれません。そう考えると、親ってやっぱり偉大なんだなー。

<TEXT、イラスト/おおしまりえ>

【おおしまりえ】

水商売やプロ雀士、素人モデルなどで、のべ1万人以上の男性を接客。現在は雑食系恋愛ジャーナリストとして年間100本以上恋愛コラムを執筆中。ブログ・Twitter:@utena0518

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