「僕を毎晩笑顔で出迎えて!」婚活で会った“年収1000万オヤジ”の一言にドン引き【シングルマザー妊活】

「僕を毎晩笑顔で出迎えて!」婚活で会った“年収1000万オヤジ”の一言にドン引き【シングルマザー妊活】

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【シングルマザー社長の妊活記 Vol.19】

 バツイチシングルマザーの杉沢です。

 このままだと将来娘が嫁いだ後、一人取り残され年老いた私を待つのは孤独死だけ……そんな未来を想像すると、男の子も欲しい! と妙な危機感に苛まれている今日この頃。

 前回、人生初の婚活パーティーでまさかの童貞君に当たってしまった私でしたが、実はその婚活パーティーでは他にも出会いがあったのです。

◆ワイン好きのイケメンと意気投合!

 例の童貞君をどうにか撒くことに成功し、一人ワインを飲んでいると、

「ワイン好きなの?」

 そう声をかけてきたのは、白いアンクルパンツを履きこなす「AOKI」のCMに出てきそうなモデル体型の爽やかイケメンS氏。

【スペック】

年齢:36歳

職業:大手証券マン

推定年収:1000万円

結婚:未婚

外見:長身でモデル風。髪が無駄にテカテカしている

性格:高学歴・高身長・高収入だが遊び人

私「ワイン好きですよ」

S「そうなんだ! 赤、白?」

私「断然赤! 特にカベルネが好きだから、チリとか南米か、ボルドーが好き!」

S「いいね! 僕もボルドーワインが好きなんだ! やっぱりラフィット、オー・ブリオンは最高だよね!」

私「5大シャトーね。98年と2000年のオー・ブリオンは当たり年だけあって美味しかったな。」

S「おっ! 知っているねぇ! ラフィットの96年のヴィンテージは一生に一度は飲んでみたいよね!」

 自己紹介もせずに得意のワイン談義に花を咲かせる私たち。経験上、ワイン好きな男はその時点でそれなりの条件が保証されています。特に、S氏のような数十万円はする5大シャトーの話を当たり前のようにする男は、高い年収を稼ぎ、洗練されたライフスタイルを送っているに違いない!

 やはり、不毛な合コンを繰り返すより、参加者をある程度ふるいにかけた状態のセレブ婚活パーティーの方が実りは多いのだ!! そう確信し、ただ「イケメン」「ワイン好き」というだけで、今度はS氏に興味深々の私。

 そしてS氏も同じように私を品定めているようで、容姿、知性、アクセサリー、靴、バッグなどをさり気なくチェックしているのが分かりました。その日ばかりは美容院で髪をセットし、参加男性のレベルに合わせようと、普段は持ち歩かないエルメスのバーキンをクローゼットから引っ張り出してきてホントに良かった。

◆急に結婚の話へ。そこで見えた彼の本心にア然…

 S氏の条件をクリア出来たのか、軽い自己紹介をし、促されるように外のデッキ部分に移動し腰を下ろすことに。すると急にスイッチの入ったS氏。

S「志乃ちゃんはキャリアウーマンってかんじだね」

私「そ、そうかな? まぁ仕事は好きだけどね」

S「でも結婚したら仕事は辞めるんでしょ?」

私「(え? 決めつけ?)いやー、結婚したぐらいじゃ辞めないと思うな」

S「そうかー。僕は仕事柄2〜3年に1回は転勤しないといけないから、結婚するなら専業主婦になってくれる人じゃないと難しいな。

 それに激務だから、いつも家にいて僕が何時に帰っても笑顔で出迎えて欲しい。この仕事をしているとストレスが溜まるから、癒してくれる奥さんがほしいんだよね。」

 “いつも家にいて何時に帰っても笑顔で出迎える”だと!?

 そんな女いねーよ!! 夢見るオッサンか!!

「証券マンは年収が高くモテるから結婚が早い」と言います。36歳でバツ無し独身は何か問題があるような気がしていたけど……なるほどこういうことか。

 顔もそこそこ良くて、収入もあって、女には困ってないという男が陥りやすい落とし穴。ここまで自分中心になってしまうと妥協点はなかなか見つかりません。まるでママの愛情を一身に受けたい5歳児そのものです。何度も言うようですが、私が欲しいのは子供であって、子供のような大人ではないのです。

<TEXT/杉沢志乃>

【杉沢志乃(すぎさわしの)】

35歳。東京生まれ。ナンバーワンホステス時代に独学で行政書士試験に合格。25歳で小説『キャバクラ嬢行政書士の事件簿』(ゴマブックス)を出版し、翌年『キャバギョ!』でDVD化。現在は女性向け映像メーカー「ラ・コビルナ」の代表取締役社長を務める。

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