小林麻央さんと同じ“乳がんステージ4”のライター「乳房を取るしかないと言われて…」

小林麻央さんと同じ“乳がんステージ4”のライター「乳房を取るしかないと言われて…」

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 こんにちは。女子SPA!ライターのミフルです。

 先日、乳がんで小林麻央さんが亡くなられてしまいましたが、そのニュースをみて、私はすごく辛く、胸が苦しく、悲しい気持ちになりました。

 実は私も、小林麻央さんと同じステージ4の乳がんで治療中です。

 4年前の、会社の健康診断で受けた乳房の超音波で再検査となり、発覚。

「ヤバイ……私死ぬ!?」

 悪性腫瘍の大きさは5cmほど、他リンパ節と骨に転移がありました。リンパ節以外に転移があるとステージ4という診断になるようです。

 諸説ありますが、ステージ4の5年後の生存率は10〜30%台といわれています。

◆がん告知後、彼氏にフラれる

 がんを告知され、最初の1ヶ月ほどは、泣いてばかりいましたが、「辛い・悲しい」だけではなく「嬉しい・ありがたい」という感情から泣いたことも多かったです。

 本当に辛くなった時こそ、周りの人たちの存在の有り難さが分かる。

 親からはもちろんのこと、当時交際していた7歳下の彼氏、友人からの励ましや心遣いは、私を大いに勇気づけてくれました。

 しかしながら、何もかもが他人事に聞こえ「アンタに私の苦しさが分かるの!?」とひねくれ、優しさに反発する感情もありました。

「僕は医者じゃないから病気は治せないけど、心の医者になるから。辛いコト・苦しいコトなんでもぶつけてくれていいからね」

 と彼氏がくれた素敵な言葉を、鵜呑(うの)みにしたワケではないですが、優しさにかまけて当たり散らして、しまいには逃げられたりもしました……。

 病人だから、難病だから、情緒不安定だから、といって何でも許されるワケではありません。

「がんになった運命を呪いたかったが、いい歳して結婚もしないでフラフラして、自炊も運動もしないで、お酒にタバコもやってきた罰かもしれない」

 がんの原因は不明とされているものの、食生活の乱れ・運動不足・飲み過ぎ・タバコと不摂生の権化だった私には、思い当たる節があり過ぎて、きっとそうではないのにがんになってしまった人と比べたら、同情の余地はなかったのかもしれない…そんな思いが駆け巡りました。

◆医師から「乳房全摘手術をするしかない」

「ただ、見つかったからには、最善を尽くして一刻も早く治したい」

 小林麻央さんはがんを告知されてから、しばらくは標準治療である乳房切除手術や抗がん剤、放射線治療等は、すぐにせず他の治療方法を模索していたと聞きます。しかし、その判断が本当は間違っていたのではないかとも言われているようです。

 乳がんは一定以上の大きさになってしまうと乳房全摘は免れない。そして若年の進行性のがんは多臓器への転移も早い。私も、最初は担当医師からは「乳房全摘手術をするしかない」と言われました。

 嫁にもいってないのに、子供もいないのに、片乳になるのはさすがに辛い。泣けた…。

◆すぐに標準治療を開始した理由

 その後、検査を繰り返し、病院から提示された治療の選択肢は

@乳房全摘手術→抗がん剤→放射線治療→ホルモン治療

A抗がん剤→(もしがんが小さくなれば)乳房温存手術→放射線治療→ホルモン治療

 の2択でした。乳房を残したければ抗がん剤を一刻も早く始めるしかないのです。

「乳房温存の可能性が少しでもあるのならば!」と私は迷わず、抗がん剤治療を始めました。

 小林麻央さんが色んな治療方法を探したように、もちろん私も抗がん剤治療をしながら、セカンドオピニオンを聞き、保険の効かない先端医療を調べ、話を聞きに行ったりしました(実のところは、憔悴していた私の代わりに、ほとんど母親が調べてくれたのでしたが)。

「免疫療法にレーザー療法、食事療法と、がんの治し方は千差万別で山程あり、どれを選ぶかは自由である。しかし、どの治療法も治る保証はない。」

 そう考えると高額の治療費をかけても治らない可能性があるのは、合理的ではないと考え、治る可能性が高いからこそ標準となっている、保険の効く治療を受けるに越したことはないと心が決まりました。

 それが功を奏して、私のステージ4だった乳がんは、今は無事快方に向かっているワケです。

◆健康に自信がある人ほど危ない!?

 実はがん告知の半年ほど前から、乳房のシコリの自覚症状があったのです。

 その時はまだ全然小さく、見つけられない時もあるほどの大きさではあったのですが、確かにシコリはありました。

「でも毎年健康診断受けているし、何かあれば今度の健康診断で分かるからいっか」と思い込み、目を背けていました。

 なぜなら私は、毎年健康診断オールA。飲み会や合コンで徹夜しても、朝から仕事もこなせたし、風邪もひかず、医者にかかったコトもなく、体力には自信があったからです。

「そんな私が、がんになるワケがない!」

 でも結果、胸のシコリは5cmほどまでに大きくなり、しっかり転移もある状態で発覚します。

 自覚症状のない間、体は悲鳴を上げていたのだ……。

 自分を丈夫で健康体だと思い、自信がある人ほど、かかりやすい病気なのかもしれません。

 どんなに体力に自信がある人でも、健康な人でも、ほんの少しでも気になるコトがあれば、一刻も早く、精密検査を受けて下さい。

 私も自覚症状が出た時に、すぐにちゃんと精密検査を受け、治療していれば、抗がん剤や手術を受けるコトなく、完治できていたかもしれない。放置していたら、死んでいたんでしょう。

 ただ、私がステージ4の進行性乳がんを克服しているように、乳がんが治せる病気であることも事実。

 そしてがんを患ったことで得したコトだってたくさんあるんです。

 次回は、辛いと言われるがん治療を前向きに受け止め、楽しみながら乗り越えた。明るい闘病記をお伝えできればと思います。

<TEXT/ミフル>

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