「彼女はアソコが無臭だった」夫の元カノ話がつらいです【性活相談】

「彼女はアソコが無臭だった」夫の元カノ話がつらいです【性活相談】

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【AV男優・森林原人の性活相談 第92回】

経験人数8,000人、出演本数10,000本以上、下は18歳から上は69歳まで、性別の垣根を越えてさまざまなエッチを経験するAV男優・森林原人が、女性の性に関するお悩みに答えます。

◆責められているようで、夜も誘えません

相談者:匿名

 森林さん、いつも連載楽しく拝見させていただいております。書籍も電子版で購入し、いつでも読める環境です(笑)。

 結婚2年目、いわゆるデキちゃった婚なので子どもはいますが新婚です。

 ですが、結婚してから過去の女性関係について詳しく夫から聞きすぎて、夫とセックスしたい気持ちが薄れつつあります。

 過去の女性たち(特定の一人かもしれませんが)は「専用のソープで性器を洗っていた」「愛液がほぼ無臭だった(膣洗浄剤を使っていたのかも)」。また、昔の彼女と「2、3日に一度は体を重ねていた(わたしとは月に一度あるかないか)」、その時行った「このラブホテルはよかった、今度行こう」など聞きたくもないことばかり聞かされ、うんざりしています。

 本人は比較しているつもりはないようですが、子どもを産んでたるんだ体やずぼらな自分と比較され責められているような気分になり、誘おうと思ってもつらくなり、一人で泣いてばかりいます。

 過去の女性たちがしていたことを自分もやれば満足できるのかも、と思いつつも、言い訳なのかもしれませんが時間と努力が追いつきません。

 夫と気持ちよくセックスするために、どうしたらいいでのでしょうか。アドバイスをお願いいたします。

◆森林の回答

 言い訳ではなく、時間も努力も足りなくて当たり前なんじゃないですか。いや、正確には足りないんじゃなく、不可能でしょ。2歳ぐらいのお子さんといえばイヤイヤ期で、手がめちゃくちゃかかりますよね。

 ママブログによく書かれていますが、風呂上がりに化粧水をつけることもできないほど自分のケアがおろそかにならざるをえない目まぐるしさだと。お子さんを優先しなきゃならない時期なんですから、膣洗浄をしっかりしなきゃ女としてダメだなんて反省する必要ありません。

◆膣洗浄は必要ない

 そもそも、泌尿器科の岩室紳也先生もおっしゃっていましたが、膣は指を入れて洗う必要はないそうです。小陰唇の溝やクリトリスの皮の内側の恥垢さえ洗い流せば十分なんですって。むしろ、中に指入れて洗いすぎると、常在菌という良い菌まで流してしまいカンジタになりやすくなるから逆効果だと。

 その理屈から、六本木診療所の赤枝恒雄先生が言っていたのですが、もし中まで洗うようになったら、ずっとその習慣を維持しなければならないから、全く中を洗わないか、とことん洗い続けるかのどちらかになるそうです。どちらかだけが正解ではなく、どちらも正解ということです。

◆“無臭”を好む男は少数派

 衛生面のお話はこんなところで、男の好みはどうかというと、膣独特の乳酸菌系の匂いがないと物足りないって男優は非常に多いです。男優は特殊な人種だからというのを差し引いたとしても、“匂い欲しい派”が一般男性の間でも多いと思います。

 世代間の違いはあるかもしれませんが、とりあえず、38歳の僕は断固反対です。生き生きとした自然な体臭は大歓迎です。経験上、魚介系の匂いの時は病気の可能性アリなのでノーサンキューですが……。

 勘違いしているようですが、膣への意識を高く持つことが女性としての格付けに影響するわけではありません。美意識を高く持つことを否定するわけではありませんが、それを他人に押し付けるのは間違いです。美容業界の洗脳にハマっています。健康が一番の清潔なのです。

◆旦那さんが元カノ話をする真意

 この事実を旦那さんは知らないのでしょう。自分の持っている知識が最高だと思っていて、あなたのためを思って親切心から教えてあげようとしているのかもしれませんが、的外れな親切は困りますよね。少し面倒ですが、お医者さんの正しい知識を教えてあげて、親切心は否定せずに知識だけ訂正しましょう。根はいい人だから素直に聞いてくれるはずです。

 厄介なのは、自分の知識が最高で、俺はこんなことも知っているんだぜと思っていた場合です。男の器の小ささがモロに出ていてウザいパターンです。人の旦那つかまえてウザいとは失礼極まりなくムッとされたかもしれないのですが、やっぱりウザいですよ。過去の栄光とまで大袈裟に思ってはいないでしょうが、過去の女性の美意識の高さとその女性と付き合っていた旦那さんは同格なわけではありません。

 同格じゃないから別れているわけですし、たまたま付き合っていた時期があっただけのことです。伝統芸能の歌舞伎役者と付き合って、自身の女優としての格が上がったと勘違いしてしまうイタイ人がたまにいますが、ブランド品で自分を大きく見せようとしているのと一緒です。ナンパ師からすると、そういうタイプは自分そのものへの自信がないから、虚栄心をくすぐればすぐヤレる、と軽く見られます。

 そもそも、相手の過去の恋愛話、いいにせよ悪いにせよ、聞きたくないって人が大半ですから、マナーとして聞かれるまで話さない、聞かれてもこじんまりとした内容しか話さない。これに限ります。

「男は過去を引きずって、女は今を生きる」とか、「過去の恋愛を男は別名保存し、女は上書き保存していく」と言う声もありますが、一概にそうとは言えません。僕が好きになって付き合ってきた女性は、記念日とかを大切にしたり、出会った頃を懐かしむ人が多かったです。きっと、男とか女とか性別に関係なく人それぞれなんですよね。

 旦那さんに関してはおそらく、遠回しにあなたに対しダメ出ししているのか、対抗心を煽ろうとしているのか、のいずれかかもしれません。僕も気をつけないと陥りがちなので身につまされる思いです。

◆男は見栄っ張りな生き物

 言い切りますが、傾向として男は見栄っ張りで、過去の武勇伝を語りたいものです。そして恥ずかしいことに、その武勇伝は大抵美化されたり、盛られたりしています。元カノに聞いたら、「頻繁にヤっていたのは付き合った当初だけで、セックスがワンパターンの自己中でウザいし、体液の相性が悪いのか膣に蕁麻疹が出るから、しきりに洗わざるを得なかっただけ」と言われるかもしれません。そういうこと、案外ありますよ。

 そこまでの勘違い野郎ではなくとも、男尊女卑による“逆プレッシャー”に負けないよう、虚勢を張らざるを得ないんだとも考えられますが、こんなこと知ってるんだぜとか、こんな女と付き合ってたんだぜって強がりたいのです。男って小さいですね。

 僕はなんだかんだあって開き直り、「男は女に敵わない」と自分に言いきかせられるようになって楽になりました。

 でも、女性には男を立てて欲しいという甘えも捨てきれません。ありがちですが、これが幸せの法則なのかなって気もしています。年上女房か、精神年齢が上の女性の手のひらの上で、男はがむしゃらに仕事もプライベートも頑張るのがいいんじゃないかと。フェミニストに怒られそうですが、そんなカップルや夫婦に幸せそうな人が多い気がするのです。

 そして、そんな夫婦は、無理にセックスしなくてもいいやってなっていることが多いです。そんな妥協した幸せは嫌だと思うのなら、相手の評価を気にせず、自分が楽しむセックスをすればいいのです。とはいえ、自分がどういうセックスをしたいのかわからないなら、それを知ろうとするところからです。押し付けられた美意識ではなく、自分で自分の願望を把握する意識を育ててください。

<TEXT/森林原人>

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※相談内容の一部を変えて取り上げさせていただく場合がございます。

【森林原人/モリバヤシ ゲンジン プロフィール】

35歳。AV男優歴16年。日本人の生涯セックス回数は、年平均46回×60年=2760回で、この4倍近くセックスしていて、セックス経験だけで言えば3回生まれ変わって只今4回目の老後を満喫中。最近、性と向き合い、性を知り、性を楽しむためのサイト「リビドーリブ」を開設しました。

★Twitter(@AVmoribayashi)

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