ボディソープ、入浴剤…実はお肌に悪い“ムダ美容”かも!?

ボディソープ、入浴剤…実はお肌に悪い“ムダ美容”かも!?

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 化学でコスメを解明した『オトナ女子のための美肌図鑑』。著者のかずのすけさんは美容化学者でイケメンの、有名ブロガーです。前回の「スキンケア編」でも惜しみなく「ダメ出し」してくれましたが、「ヘア&ボディ編」も負けていません。そのごく一部をご紹介しましょう。

◆ボディソープで洗いすぎるのは逆効果

 まずは「お風呂に入るだけで体の汚れはほとんど落ちる」と、“洗いすぎ”にダメ出し。汗をかきやすい部位以外は、湯船に浸かるだけで汚れは落ちるのだそうです。つまり、ボディソープで洗う→ホディを保湿するという一連の作業自体が無駄だというのです。

 なぜなら「体を洗いすぎると皮膚は身を守ろうとして『角質』を作る」から。

 とはいえ、いきなりボディソープをやめるのは危険で、洗浄力を徐々に落としていくのがいいそう。本書がすすめるのは、まずボディソープを「『カルボン酸系』に変え、慣れたら『アミノ酸系』にし、最終的には汗や毛の多い部分だけボディソープで洗う」といった手順です。

◆入浴剤に「癒し」以上の美容効果を求めるな

 でも、ボディソープの魅力って洗浄力だけではなく香りもありますよね。だったら入浴剤はどうよ、と思ったら、「入浴剤はあくまで癒しアイテム。価値のある入浴剤はめったにない」とこれまた残酷なお言葉。薬効成分はほとんどないし、色や香りも「合成着色料&香料のカタマリ同然」と言われたら、もう何を信じたらいいのかわかりません。

 私個人は「死海の塩」やエプソムソルト(マグネシウム)を湯船に投入し、時々アロマオイルを数滴たらしていますが、これは悪くないみたい。本書にも「バスソルトは発汗作用がありますが、高濃度の塩は刺激になるので敏感肌なら注意」と、いくぶんマシなコメントが載っていました。

◆話題の「湯シャン」はハードルが高い

 入浴に続いて、ヘアケアも「シャンプーしなくても頭髪の汚れはお湯だけで7割落ちる」。ですが、逆に言えば3割の汚れは落ちないので、皮脂でベトベトになってくるとか。私も行きつけの自然派美容室で度々「湯シャン」を勧められるのですが躊躇してやらずじまい。

 本書では、「オトナ女子が『湯シャン』に成功するには、皮脂分泌が減るまで3年以上の苦行」と「常に素髪でいる覚悟が必要」との注釈付きです。スタイリング剤もパーマもカラーリングもNGの「素髪」で3年我慢できる女子が、この世にどれだけいるでしょうか。

 これまた私事で恐縮ですが、湯シャンへの前哨戦としてアーユルヴェーダのハーブシャンプーを使用してみたのです。これは粉を適量の湯で溶かし頭皮に添付するのですが、私にはまったく合いませんでした。髪質が改善されるまで耐えようと試みましたが、3年どころか3日で断念。

 本書が勧めるシャンプーは、「カルボン酸系」「タウリン系」「アミノ酸系」の低刺激のものです。

 毛といえば、気になるのが脱毛。永久脱毛は敏感肌には刺激が強すぎる気がしますが、「敏感肌こそ、ムダ毛処理は永久脱毛がベスト」と本書。毛をカミソリで剃ると毛穴が広がることもあるというのです。私も何か所か永久脱毛しておりますが、長い目で見れば安いし時短にもなります。

 とかく私達は情報に振り回されがち。偽のナチュラルコスメ情報が蔓延しているのは衝撃でしたが、購入する前に一通り調べるのも大切だと実感しました。高級コスメを買いそろえてバーチャルな綺麗気分にひたるのは、これを機にやめたほうが良さそうです。

<TEXT/森美樹 ILLUSTRAION/つぼゆり(『オトナ女子のための美肌図鑑』より>

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