クレームにエロ電話…爆発寸前コールセンター「ここはテレクラじゃない!」

コールセンターで働く女性が過酷さ語る 「おじいちゃんからエロ電話」も

記事まとめ

  • コールセンターで働く29歳女性は「エロ電話をかけてくるおじいちゃんがいた」と話す
  • 『彼氏いるのか』とか『どんなパンツをはいているのか』聞いてくるという
  • 出向してきた40代の男性はコールセンター勤務半年で総白髪になったとか

クレームにエロ電話…爆発寸前コールセンター「ここはテレクラじゃない!」

クレームにエロ電話…爆発寸前コールセンター「ここはテレクラじゃない!」

写真はイメージです



 商品やサービスを購入したお客さんからの疑問や要望にこたえるコールセンターのお仕事。対面でやりとりしない気楽さがある反面、それがストレスにもなります。

 今回はコールセンターで働く女性たちに過酷な仕事について語ってもらいました。

◆おじいちゃん、ここはテレクラではありません!

 ともみさん(29/仮名)は通販会社のコールセンターのスタッフです。

「通販会社なので、商品の説明や購入手続き・払い戻し手続きの業務がほとんどです。もちろんクレームもありますが、クレームに関してはこちらもマニュアルがありますからある程度はさばけます。やっかいなのはエロ電話ですね」

 コールセンターにエロ電話というのがピンときませんが…。

「毎回毎回、コールセンターに電話をかけてきては『彼氏いるのか』とか『どんなパンツをはいているのか』という典型的なエロ電話をかけてくるおじいちゃんがいました。やっかいなのは、対応スタッフを名指しで指名してくることとです。

『商品に対する意見が言いたい』ともっともらしいことを言って、エロトークをはさんでくるんです。電話を切るに切れません」

 ともみさんは呆(あき)れ顔で話します。結局、エロ電話がはじまると「少々お待ちください」と言って男性スタッフにバトンタッチしていると言います。

「エロ電話は意外に多いですよ」と話すともみさんの発言には仰天です。

◆まさにゴネ得?もらえるキャンペーン

 食品メーカーでコールスタッフをしているななみさん(30/仮名)。

「景品系の問い合わせはかなりやっかいですね。『〇〇飲料水を飲んで〇〇をもらおう!』みたいなキャンペーンをやるとコールセンターの負担も増えます。特に『必ずもらえる』的なものはこちらのストレスがハンパないですね」

 そのストレスの内容を詳しく聞いてみました。

「締め切りを大幅にすぎて応募したくせに、締め切り内に出したと言いはる人や、出してもいないのに『出した』とごね始める人はふつうにいます。

 こちらもハガキやネットで受付をした履歴が残っているので『対応できません』とおしますが、納得させるまでが大変です。最終的にはいつも罵(ののし)られて終わります」

 聞けば聞くほど大変なお仕事であることがわかります。

「最近だと『景品がもらえなかったから、娘が泣いている。なんとか景品がもらえないだろうか』という電話がかかってきました。そもそもはその母親が応募期日までに応募しなかったのが問題なのに、

『クラスメイトの〇〇ちゃんや△△はもらっているのに、うちの子だけもらっていないんですよ。イジメに発展して登校拒否になったらどうなるんですか!?』

 ってすごい剣幕(けんまく)で責められました。こちらに非は全くないのですが、仕事なのでとりあえず謝ります」

◆コールセンター勤務半年で総白髪になった人も…

 ななみさんはさらに続けます。

「こんな人が自分の身内だったら本当に嫌だなっていう人としょっちゅう話して、さらには平謝りしないといけないというストレスがあります」

 聞けば、本社からコールセンターに出向してきた40代の男性はコールセンター勤務半年で総白髪になったといいます。

「子供を理由にしてゴネてきた母親は、きっと今までもいろんな面で理不尽なゴネ方をしてまわりが譲ってきてんでしょうね。まさにゴネ得ですよね。ま、今回は得してませんけど」

 ななみさんは淡々(たんたん)と続けます。

「毎日毎日こんな感じですね。もちろん『わかりやすい説明ありがとう!』とか、ねぎらってくれる人もいますけど」

◆やっかいな電話は平日の昼過ぎにかけてくる男性に多い

 ともみさんやななみさん曰(いわ)く、やっかいな電話の主は平日の昼過ぎにかけてくる男性に多いといいます。

「30代・40代くらいの男性に多いですね。商品へのクレームや企業・社長への意見を1時間くらい言う人もいます。

 あげくに『時給低いんでしょ』とか『もっと汗水たらして働かないと』と説教してくる人もいます。こちらとしては『そういうお前は平日の昼間からなにをしてるんだ』と言いたい気分ですよね」

 お客様は神様なのか? その立場を利用して働く人をいらつかせる最低な客にならないように注意したいところです。

<TEXT/瀧戸詠未>

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