個室で隣人が丸見え…世界のトンデモ・トイレ4選

個室で隣人が丸見え…世界のトンデモ・トイレ4選

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 海外旅行で汚いトイレに当たり、憂鬱(ゆううつ)になったことはありませんか? 日本のように清潔で多機能なトイレ、海外ではなかなかお目にかかれないですよね。

 そんな、日本とはぜんぜん違った「世界のトンデモ☆トイレ事情」を、世界一周を経験した筆者がご紹介致します!

※トイレのお話です。お食事中・お食事前の方はご注意ください。

◆トイレットペーパーに埋もれるトイレin韓国

 韓国の個室トイレに入ると必ず見かける、便器の横に置かれた謎のゴミ箱。

 生理用品を捨てるには大きすぎるし、オムツを捨てるにもオムツ台はないし……。

 実はそれ、韓国名物「使用済みトイレットペーパー用ゴミ箱」なのです。

 韓国の建物は排水管が細く、ペーパーが詰まり易いため、使った後は流さずにごみ箱に捨てるのが一般的。利用者の多いトイレだと回収が間に合わず、噴火しそうなトイレットペーパーマウンテンの真横で用を足す羽目に!

 筆者が見た中で一番立派なペーパーマウンテンは、ソウルにある某大学の女子トイレ。

 利用者数と清掃回数が大きくかけ離れたそのトイレでは、巨大ゴミ箱に女性の身長くらいの高さまで、ペーパーが積み上げられておりました。

 その名も通称「FUJIYAMA」。噴火の恐怖は実物に負けず劣らず……。

◆「便座があったらラッキー」なトイレinイタリア

 イタリアに行くと高確率で遭遇するのが「便座のないトイレ」。便座があるのが当たり前の我々日本人にはピンと来ないかもしれませんが、想像してみてください。蓋も便座もないシンプルな便器のみが並んでいる様子を。

 その確率はまさかの7割超え(筆者調べ)! 10個トイレがあっても便座があるのは2〜3個という超ハードモードです。

遭遇した場合の対応策は、空気椅子で踏ん張るか、便器の上にしゃがんで和式状態で使うか、便器のふちにペーパーを敷き詰めて便座代わりにするか、はたまたトイレへの欲望を忘れて我慢するか……いずれにしろ、自分との厳しい戦いになることは避けられません。

 長距離バスで便座のないトイレに遭遇すると、その難易度は更に上がります。

 急発進と急ブレーキを繰り返すイタリア人の運転に、筆者(三十路)の空気椅子は耐えきれず、便器に思い切りお尻を打ちつけられた結果、綺麗な弧を描く青あざが出来上がったのでした。

 そもそも、なぜ便座のないトイレがこんなに多いのか。

 巨漢が多くて便座がすぐ割れるとか、便座を買い替える金がないとか、色々憶測はありますが、陽気なイタリア人にとって便座の有無など、人生において取るに足らないことなのでしょう。

 編集部注:盗まれてしまうから便座を設置しない、という説もあるようです。また、家庭のトイレ以外は「皆できれいに使おう」という意識がないため、たとえ便座があっても、外のトイレで直接座るイタリア人は滅多にいないのだとか。みなさんもイタリア旅行の際は気をつけましょう!

◆見ようと思えば見えるトイレinアメリカ

 何でもかんでも「ビッグ」であることに命を懸けているアメリカ。トイレも例外ではありません。

 便器が巨尻仕様なわけではありません。トイレットペーパーが幅広なわけでもありません。大きいのは隙間! 個室トイレを隔てる壁の下の隙間がやたらと大きいのです!

 その大きさたるや、個室で頭を低く下げれば隣人が見える程。音は聞こえ放題。足元に留まるパンツも見放題。加えて、扉の金具まで大きいのか、立てつけが雑なのか、扉の横にも指2本分くらいの隙間があります。

 某空港のトイレにて、用を済ませて手を洗っていた筆者の背後から信じられない程の爆音が襲ってきました。大なり小なり空気なり、その全てが開放された音に驚きつつ、恐る恐る背後に目をやると……隙間越しに物凄い金髪美人と目が合うという、人生で5本の指に入る気まずい体験をしたのでした。

 外界と容易にアイコンタクトが出来るなんて、アメリカ人のオープンマインドはトイレにも表れているようです。

 編集部注:隙間が大きい理由について、こちらも諸説ありますが、防犯のためだとも言われています。

◆何も見えないトイレinキューバ

 オープンなアメリカのトイレとは逆に、社会主義国家キューバのトイレはとてもクローズド。

 電力供給が安定していないため、一部のホテルを除いて街全体が薄暗い! 特にトイレは窓が小さくて薄暗い! 便座は下がっているのか、ペーパーはどこにあるのか、足元にネズミやゴキ◯リが居ないか、目を凝らさないと見えないレベルです。

 しかも、停電が頻繁(ひんぱん)に発生するため、夜中のトイレで運悪く電気が消えるなんてことも!

「何も見えない真っ暗闇の中で汚物に囲まれる」という、壮絶な恐怖体験を味わうことになるでしょう。さすが革命の国キューバ、資本主義国家のように甘くはありません。トイレか死か!

 海外の自由すぎるトイレ設備に、日本がいかに恵まれているかご理解いただけたかと思います。次回はトイレの概念自体を覆す、更なるトンデモ☆トイレをご紹介致します。きっと便座どころか「便器があるだけありがたい」と思えるはず。

<文/まきこんてぃ>

【まきこんてぃ】

三十路で世界一周一人旅を経験した、なんちゃって港区OL。自由気ままな独身生活と、世間体との間で揺れ動くナイーブなお年頃。

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