便器がない。用を足すのも命がけ…世界のトンデモ・トイレ事情

便器がない。用を足すのも命がけ…世界のトンデモ・トイレ事情

写真はイメージです(以下同じ)



 日本を初めて訪れた外国人観光客は、トイレがあまりにきれいなことに驚くとか。ここまで美しいトイレは、世界的にはかなりの少数派でしょう。

 前回に引き続き、世界一周経験者である筆者が海外で見かけた「世界のトンデモ☆トイレ事情」をご紹介します! 今回は「トイレとは何か」を考えさせられるような、斬新なトイレの解釈をお届け致します。

※トイレのお話です。お食事中・お食事前の方はご注意ください。

◆エロス・ドラッグ・カーニバルなトイレinブラジル

 ブラジル・リオではカーニバルの開催期間中、トイレも一緒にカーニバル状態になります。

 筆者が訪れたカーニバル専用会場のトイレは、愉快な人々で溢れかえっておりました。露出過多な女性たち(若くない女性も多数)、ビール片手に千鳥足のオッサン、明らかに一服キメてる眼光鋭い青年……。

 中でも目立って多かったのは、トイレで一戦交えたと思われる男女。ブラジルサッカーのように華麗なテクでのお持ち帰りを何度目撃したか分かりません。

 カーニバル会場で筆者の前に座った、派手な金髪と地味な黒髪の女子2人組。ピッタピタのミニスカニットワンピ(ずっとパンツ見えてる)に身を包んだ金髪女子は、明らかに引き立て役の友達と共に分かりやすいナンパ待ちをしておりました。

 地元のおじさんから観光客のティーンまで、あらゆる男にビールと煙草をおごらせ女王様のように鎮座する金髪美女とその友達。

 そこに登場したのは会場案内係のセクシー男子。艶やかな黒肌に細マッチョな体、白い歯がまぶしいそのイケメンは、男に取り囲まれた金髪女子には目もくれず、かいがいしくおばあちゃんを座席に案内して立ち去ろうとしたのでした。

 そのあまりの格好よさに、周りの女性陣が一瞬で恋の落ちたその時!! リオ男子がセクシーすぎる流し目で金髪女子にウィンク! 出口の方に目配せして微笑んだのです!!

 まるで魔法にかかったかのように、フラフラとリオ男子の元に歩き出す金髪女子! 満足げに肩を引き寄せるリオ男子! あっけにとられるその他の人々! 二人は吸い込まれるように出口奥のトイレに消えて行ったのでした。

 目が合ってから二人が消えるまで30秒弱! こんなに凄いお持ち帰り見たことない! これが世界レベル! これぞカーニバル! ビバ! サンバ!!

……残された地味なお友達は、席で静かにポテトチップスをほおばっていたのでした。どんまい。

◆街中どこでもトイレinインド

「インドのトイレって汚そう」と思っている皆さん、それは大きな間違いです。

 貧富の差が激しいインドでは、観光客が目にするホテルや主な観光施設のトイレは、それなりに綺麗に整備・掃除されています。

 筆者が観光客向けの列車に乗って移動していたときのこと。なかなかの綺麗さに拍子抜けしながら配られる朝ごはん(もちろんカレー)をほおばりながら窓の外を見ると……

 線路にしゃがみながらこっちをガン見するオッサンが一人、二人、三人……

「あん? ガンたれやがってどこ中のヤンキーだ!?」とニラみ返した筆者は、衝撃の事実に気付くのです。

……野グ〇だ!!! 盛大な野グ〇だ!!!

 高級列車に乗ろうとも、外の景色の一部に野〇ソ。高級ハイヤーに乗ろうとも、窓を開ければそこには野グ〇。モノが落ちているのではあません。その現場に遭遇するのです。

 しかも恥ずかしそうに顔を伏せるわけでもなく、周りをガン見しながら致すのです。

 人間が動物であることを再認識させてくれる、それがインドです。ナマステ。

◆大自然の中で動物に囲まれながらトイレinアフリカ

 人間と動物が共存しているアフリカ・サバンナにおいて、トイレは命がけの行為です。

 キャンプエリアに備え付けの立派なトイレはあるものの、そこに行くまでに野生動物に襲われる危険があるため、夜はテントの外の見回りレンジャーに一声かけ、連れションをお願いしなければなりません。

 筆者がレンジャーと共に満点の星空の下、トイレに向かって歩いていたら、岩だと思っていた両脇の黒い大きな物体が、睡眠中のアフリカ水牛の群れでびっくりしたことがありました。肉食獣じゃなくて本当に良かった……。

 もし、車で移動中にもよおした場合は、ペーパー片手に適当な茂みを見つけ、背後の動物と周囲の人類に気を付けながら、羞恥心を捨てて用を足します。ただ、インドのような街中と違い、ライオンキングさながらの大自然に囲まれているので、「案外野グ〇も開放的で悪くないな」と己の動物的本能を再発見できることでしょう。

 日本の恵まれ過ぎたトイレ環境に慣れ親しんだ皆さんも、たまには海外のトイレに身を置いてはいかがでしょうか。日本の良さを再認識出来るともに、過酷な環境に感性が研ぎ澄まされること間違いなしです。

<文/まきこんてぃ>

【まきこんてぃ】

三十路で世界一周一人旅を経験した、なんちゃって港区OL。自由気ままな独身生活と、世間体との間で揺れ動くナイーブなお年頃。

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