斎藤工、YOSHIKI、ゆず…豪雨被災地への支援の輪、芸能界でも広がる

斎藤工、YOSHIKI、ゆず…豪雨被災地への支援の輪、芸能界でも広がる

広島県観光課「カンパイ!広島県 広島秘境ツアーズ」より https://hiroshima-welcome.jp/kanpai/



 西日本を中心に甚大な被害をもたらした「平成30年7月豪雨」。日本国内はもとより、国外からも支援の手が差し伸べられているものの、今なお復旧の見通しが立たないエリアも多いのが現状です。

 そんななか、さまざまなカタチで支援をおこなう著名人の姿も。芸能界に広がる支援の輪を、活動面からまとめてみました。

◆復旧に欠かせないマンパワー。現地入りした芸能人たち

 がれきや土砂、災害廃棄物の運び出しなど、被災地の復旧にはかなりの人手が必要とされます。現地入りして支援活動をおこなった芸能人も少なくありません。

 プライベートでボランティア活動のために広島県を訪れたのは、俳優の斎藤工。大規模土砂災害で町中に積もった土砂を運ぶなどの支援活動のほか、記念撮影やサインで被災者とも積極的に触れ合い、つかの間の笑顔を生みました。

 タレントのはるな愛は、自身が経営する店の従業員の親族が被災したことを耳にして、家族とともに岡山県倉敷市の真備町へ駆けつけました。深刻な浸水被害に遭ったエリアです。現地では災害廃棄物の運び出しなどを手伝ったほか、避難所にも足を運んで、日焼け止めや下着など物資の支援もおこないました。

 倉敷市出身のMEGUMIも現地入りした芸能人のひとりです。Instagramを通して被災地の状況を発信し、サポートを呼び掛けました。また、歌手のナオト・インティライミも、支援活動の合間に歌声を披露して被災者の気持ちを癒していました。

◆YOSHIKIらが経済的支援

 現地入りはできなくとも、まとまった金額を寄付することで経済的に支援した著名人も。被災地では刻一刻と状況が変わるだけに、金銭的な支援がありがたいとの声も多いようです。

 X JAPANのYOSHIKIは、拠点を置くロサンジェルスで一報を聞き、自身が運営する米国非営利公益法人「YOSHIKI FOUNDATION AMERICA」を通じて日本赤十字社に1000万円を寄付。

 美容外科「高須クリニック」の高須克弥院長も、日本赤十字社へ500万円を寄付しました。日赤のドクターチームが水害被害者支援のために岡山県へ向かったことをツイッターに綴っています。

 ユーチューバーのHIKAKINは、収益化していない動画で、Yahoo!ネット募金を通じて寄付する手順を実演。その際に総額100万円以上を寄付しました。クレジットカードやTポイントカードのポイントを使って寄付する方法のほか、携帯料金の支払いとともに継続的な支援ができることも伝え、【拡散希望】として視聴者へ募金を呼びかけました。

 その影響もあってか、HIKAKINが動画で紹介した際には約7978万円だった寄付総額が、11日後には約4億4713万円になっています。

 ほかにも、歌手の矢沢永吉は9月に広島県で開催予定のコンサートの収益、ゆずは復興支援の目的で急遽リリースを早めた楽曲による収益を寄付すると発表しています。

◆ブルゾンちえみら、お笑い界からSNSを通じた支援も

 マンパワーや寄付のほかにもできる支援はあります。SNSの特性を活かした働きかけをおこなったのは、実家も被災したというブルゾンちえみです。ツイッター上の声をリツイートする形で、「水が回復してもトイレから使用するのは良くない」「支援物資を入れた段ボールの外側には中身を記載」など、被災者や支援者に役立つ情報を発信。フォロワーから感謝の声が挙がっていました。

 同じく岡山県出身のお笑いコンビ千鳥のノブも、豪雨が襲っている最中、実家の家族が避難したことを受けてツイッターで警戒を呼びかけるなど、いちはやく行動を起こしていました。その後も自治体などが発信する被災地情報を拡散していたのですが、「倉敷市内のコンビニが支援物資の受け入れ先」という誤った情報を流してしまい、現場が混乱。謝罪する事態に発展してしまいました。

 被災地のひとつである愛媛県出身のお笑いコンビ・バンビーノ石山も、災害時に役立つサイトや支援要請の方法、現地で不足している物や物資の送り先など、被災者支援者ともに役立つ具体的な情報をツイッターで発信。コメントを寄せたフォロワーとこまめにやり取りしながらサポートをおこなっています。

 また、現地で支援活動をおこなう団体と協力して水を届けるルートと保管場所を確保したり、相方の藤田とファンディングアプリに支援金を募る専用ページを立ち上げたりと、精力的に支援を続けています。

 韓国の歌手ジェジュンが、広島県でのボランティア活動のために来日するなど、国外の著名人にも動きが。

 復興に大切なのは、長期的に支援を続けていくことです。彼、彼女らの活動を参考に、今からでも自分にできる支援を考えてみたいですね。

<TEXT/千葉こころ>

関連記事(外部サイト)