「猫の毛で不倫がバレました」38歳主婦のイタすぎる後悔

「猫の毛で不倫がバレました」38歳主婦のイタすぎる後悔

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「天国から地獄、って今の私の状況を言うんじゃないでしょうか……」

 暗い表情で話し出したのは、専業主婦の由美子さん(仮名・38歳)。由美子さんは同い年の夫との関係は冷え切っており、数年前から家庭内別居状態。夫は高給取りで、生活自体には何も不自由していなかったのだとか。

「だけど、誰とも心の深い繋がりがない日々って、あまりにも寂しかったんです。住んでいる場所は、地元ではないので、どうしてもネットで出会いを求めるようになってしまいました。そのうち、幅広い年齢の異性と出会えることが売りの、とあるアプリをはじめたんです」

◆アプリで出会った年下男子と「猫カフェデート」することに

 そこで出会ったのが、尚さん(仮名・26歳)でした。

「尚のほうからメッセージをくれたんです。尚は、年上の女性が好きだと言っていて。すぐにLINEと、お互いの自撮りを交換しました。そのうち、寝落ちするまで長電話をするほど親しくなって。お互い動物好きだという共通点も見つかり、話が盛り上がりました。とくに猫が好きだという話になったので、猫カフェに行くことにしたんです」

 呼び捨てにしているあたりに関係の深さがうかがえます。その猫カフェデートが、まるで“天国”だったのだそう。

「尚は、癒やし系の年下男子っていう感じで。笑顔がすごく魅力的だったんです。特別イケメンとかじゃないんですけど、直接会って、私はよけいに尚のことを好きになりました。尚のほうも、『由美子さん、実物は画像よりも美人だね』って言ってくれましたし。猫カフェで、猫がかわいいと言う私に、『そう言ってる由美子さんがかわいい』とまで言ってくれて。年下の男性にそんなことを言われたのは初めてだったので、すごくうれしかったです。それに、『もし二人で一緒に暮らしたときに飼うなら、この猫ちゃんがいいね』とか、尚は言ってきたんですよ」

 ちょっと話が飛びすぎな気もしますが、由美子さんはドキドキしたのだそう。

◆「この猫、まるで由美子さんみたいにかわいいなあ」

「心臓が破裂しそうでした。『私なんて、尚から見たらおばさんじゃない?』って返したんですけど、尚は『おばさんなんかじゃないよ。お姉さんだよ』って言ってくれて。私もまだまだ捨てたものじゃない! って思えましたね」

「この猫、まるで由美子さんみたいにかわいいなあ」と猫をかわいがる彼の姿を見て、由美子さんはこれは本当にステキな人を見つけられた! と確信したそうです。

「しかも、代金は普通なら年上の私が支払うと思うんですけど、尚が『女性の前ではカッコつけさせてよ』と、全額ごちそうしてくれたんです。そのあとは、ホテルに行く覚悟もしていましたが、『由美子さんには家庭があるから』と、紳士的に送ってくれたんです。もう、まるで夢のような時間でした」

 聞いているだけで楽しそうなデート模様ですが、そこから一転、由美子さんは奈落の底へ叩き落されることに……。

◆服についた猫の毛で、夫の猫アレルギーが発症!

「猫カフェから帰った日に限って、夫と顔を合わせてしまったんです。あまりにも関係が冷めきっていたせいで、夫が猫アレルギーであることを忘れてしまっていて」

 服などに猫の毛が付着していたせいで、夫に目のかゆみなどのアレルギー症状が出てしまったそう。

「『お前、ろくに友達もいないのに、猫とは会う機会あるのかよ』と、キレ気味に言ってきました。その言い方に腹が立って、『私だって、年下の男性とデートすることだってあるんだからね!』と、自分から墓穴を掘る発言をしてしまったんです。その流れで、尚との関係はバレてしまいました」

◆猫カフェデートした彼は、彼女持ちだった

 これを機会に離婚しようという話にもなったそうですが、由美子さんからしてみれば、「夫はATM」。自分に非がある立場での離婚はしたくないのだとか。

「勝手な話ではあるんですけどね。でも最悪、離婚になっても、私には尚がいるから、という気持ちはありました。だけど……尚と出会ったアプリで、尚のプロフィールを見てみたら、『彼女:あり』になっていたんです。そのことを尚に聞いてみたら、『あれ、言ってなかったっけ? 僕、年下の彼女がいるんだよ』と、あっさり言われました。

 私は尚にとって不倫相手ですらなく、お茶飲み友達ぐらいの感覚だったみたいで。舞い上がっていた自分が、恥ずかしくなりました。男って、本命は年下がいいんですかね」

 本命にされない理由はおそらく、年齢ではないと思います……。今では、由美子さんは夫から離婚を切り出されないか、毎日不安な日々を過ごしているのだとか。どう見ても自業自得としか言えませんが、なんともむなしい話ですね。

―不倫デートの悲喜こもごも―

<文/水奈 イラスト/やましたともこ>

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