気温よりリアルな暑さ「体感温度」をスマホで知る方法

気温よりリアルな暑さ「体感温度」をスマホでチェック iPhone派は標準アプリで確認可

記事まとめ

  • 人は気温以外に日差しや風、路面の温度などで感じる温度が異なり、「体感温度」と呼ぶ
  • iPhoneは「天気」アプリで体感温度をチェック可、天気予報アプリに表示機能あるものも
  • 熱中症の危険度を判断する数値として「暑さ指数(WBGT)」もあり環境省のサイトで公表

気温よりリアルな暑さ「体感温度」をスマホで知る方法

気温よりリアルな暑さ「体感温度」をスマホで知る方法

「WBGT(暑さ指数)」 環境省サイトより http://www.wbgt.env.go.jp/wbgt_data.php



 災害レベルの酷暑が続く、平成最後の夏。お盆を過ぎて涼しくなると思いきや、月末にはまた暑さがぶり返すとか。まだまだ油断はできません。

 ところで、同じ気温の日でも過ごしやすい日と過ごしづらい日がありませんか? 実は気温以外にも過ごしやすさに大きくかかわる指標がいくつもあるんです。天気予報の「気温」だけを参考にしていると、暑さ対策不足で痛い目を見るかもしれませんよ!

◆アプリでチェック!今日の体感温度

 同じ気温でも、たとえば5月と8月では過ごしやすさが全然違いますよね。また同じ暑い日でも、日陰と日向では、全然暑さレベルが異なります。人というのは、気温以外に日差しや風、道路の路面の温度などで感じる温度が異なり、それを「体感温度」と呼びます。

※「人が感じる暑さ(体感温度)は気温だけでなく、湿度、風、日射や赤外放射にも影響される」(環境省 環境省熱中症予防情報サイトより)

 この体感温度はスマホでも調べることができるってご存知ですか? 天気予報アプリの中には、「体感温度」表示機能があるものもあります。たとえばiPhone派の人は、デフォルトで入っている「天気」アプリで体感温度をチェックできるんです。

【iPhone「天気」アプリでの表示方法】

1.「天気」のアプリを起動し、確認したい地域の天気予報表示画面を出します。

2.その画面を上にスワイプすると、下の方に湿度、風速、気圧などと一緒に、「体感気温」が表示されています。

 意外と気付いていなかった方もいるのでは? 出かける前、予定や服装、熱中症対策の参考にしてくださいね!

◆「体感温度」はどういう数字なの?

 ではこの体感温度はどのように算出されているのでしょうか?

 ひとくちに体感温度といっても、色々な計算方法があります。「風通しの良さも体感温度に大きく影響し、風速が 1m/s から 0.5m/s になると体感温度が1℃上昇」するのだとか(環境省 環境省熱中症予防情報サイトより)。

 この方法で計算すると、気温が30度と示されていても、街の中では熱せられたアスファルトやビルの壁からの赤外放射で、体感温度は40度にまで達することもあるのだそう。

 今回は「体感温度」を少しでも下げるために、環境省が公開している熱中症対策から代表的なものを紹介しましょう。

・日よけ

上からの日差しを避けるだけでも体感温度は大幅ダウン! 直射日光だけでなく、まわりからの赤外放射も減るため、体感温度を5〜7℃程度低下させることができます。屋根の下を歩くようにするほか、日傘も利用してみましょう。

・打ち水

夏の風物詩、打ち水も体感温度を下げるのに効果的です。体感温度も1℃ほど下げることが期待できます。

・緑化

建物の日よけとして、つたのある植物を窓やベランダに「緑のカーテン」として利用することがあります。これも実は野茂の壁からの赤外放射を防ぐことにつながり、体感温度を下げる助けにもなるそうですよ。

・ミスト

最近は商業施設などで空気にミストを放出しているところも多いですね。こういった場所も局所的に体感温度を2℃ほどさげてくれるそうです。ただし風の影響などで効果が感じられないときもあるのだとか。

 気温が高い日は意識してみてくださいね!

※参考 環境省 熱中症予防情報サイト まちなかの暑さ対策ガイドライン 第1部 基礎編 http://www.wbgt.env.go.jp/pdf/city_guidline/city_gline04.pdf

◆体感温度のわかりやすい指標、環境省「暑さ指数(WBGT)」

 また熱中症の危険度を判断する数値として、環境省が平成18年から「暑さ指数(WBGT)」という情報を提供しています。これは気温、湿度、そして地面やビルの赤外放射からうける輻射(ふくしゃ)熱の情報を取り入れた指数です。

「暑さ指数(WBGT(湿球黒球温度):Wet Bulb Globe Temperature)は、熱中症を予防することを目的として1954年にアメリカで提案された指標です。 単位は気温と同じ摂氏度(℃)で示されますが、その値は気温とは異なります。暑さ指数(WBGT)は人体と外気との熱のやりとり(熱収支)に着目した指標で、人体の熱収支に与える影響の大きい @湿度、 A日射・輻射(ふくしゃ)など周辺の熱環境、 B気温の3つを取り入れた指標です。」(環境省 熱中症予防情報サイトより)

 計算をするときは、大きく下記の3要素を用います。(正確には気流などもみています)

「暑さ指数(WBGT)」=気温の効果1:湿度の効果7:輻射熱の効果2

 温度よりも湿度が大きなポイントになっていることがわかります。

 この指数が28℃を超えたら熱中症に注意が必要です。31℃以上は「非常に危険」とされ、外出も避けたほうがいいとのこと。お出かけ前には、環境省の熱中症予防情報サイトで日付・地域ごとの「暑さ指数(WBGT)」をすぐに調べることができるので、チェックして危険を避けましょう。

※参考 環境省「WBGT(暑さ指数)」

http://www.wbgt.env.go.jp/wbgt_data.php

「この間は、もっと気温が高かったけど平気だった!」と思っていても、気温以外の要素が、過ごしやすさに大きく影響しています。体感温度や暑さ指数の情報も活用して、残暑を安全に乗り切ってくださいね。

<文/ミノシマタカコ>

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