「結婚式の裏側にウンザリ」独女ウエディングプランナーのボヤき

「結婚式の裏側にウンザリ」独女ウエディングプランナーのボヤき

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 人の結婚式のプロデュースをするウェディングプランナー。華やかな仕事に見えますが、どんな仕事にも思わぬストレスがあるものです。

 ウェディングプランナーの美樹さん(仮名・38歳)は、独身生活が長過ぎたせいもあって、人の結婚式を心から祝えなくなったと言います。

◆疲れ果てたウェディングプランナーの本音

「さすがにこの仕事を15年近くやっていると、他人の結婚式なんてどうでも良くなってきますよ」と、いきなり毒を吐き始めた美樹さん。

「この世界に入った頃は人の幸せのお手伝いできるなんてすばらしい! と思ってたんですが、挙式前の花嫁ってナーバスになってる人も多くて……カップルで喧嘩なんて当たり前、さらに酷いときなんて、私が新婦と大喧嘩をしてしまったことも。新郎と話していただけで『新郎に色目を使った!』とキレられたりするんです」

 そういった裏側ばかり目の当たりにしているので、どんなに良い式でもどこか冷めた目で見てしまうようになったといいます。

「中でもありがちな演出は見飽きてしまい、友人の結婚式に呼ばれても『またこの演出か……』とウンザリした気分で見ています。若い人の披露宴は木村カエラや西野カナの曲で始まり、友人からのビデオレターにはハリウッドスターの映画の吹き替え、プロフィールムービーではヤンチャ時代の写真でひと笑い起き、余興は女子ならセーラームーンとかじゃないですか? この一連の流れはもうお約束みたいなもんですね」

 どれも身内だったら楽しく見られそうな演出ですが……全ての結婚式をそんな目で見ているのでしょうか?

「それに比べて40代以上の結婚式は良いですね。プロフィールは長過ぎるからアナウンスのみ。新郎がかなり年配でプロフィールムービーが新婦だけだったりすると『ああ、バツイチなのかな』と色々妄想しちゃいますね。

 また、新郎が年配なのに新婦がすごく美人だと『客とキャバ嬢かな?』とか色々考えちゃって、じっくりプロフィールを見ちゃいます(笑)。今の仕事の楽しみといえばそれくらいですね〜……」

◆ドレスはヴィヴィアン、指輪はヴァンクリが私の理想!

 他人の結婚式はありがちでつまらないという美樹さんですが、自身の結婚式にはかなり壮大なプランがあるようです。

「式は親族のみで、披露宴だけ地元でやりたいですね。式はヨーロッパの古城を借りて、ウエディングドレスはもちろんSATC(セックス・アンド・ザ・シティ)でキャリーが着てたヴィヴィアン・ウエストウッドのドレス。婚約指輪と結婚指輪はヴァンクリーフ&アーペルがいいです。その為には早くビッグみたいなリッチな彼氏を見つけたいですよ」

 そんな美樹さんの夢を叶えてくれる彼氏は現れるのでしょうか。美樹さんの恋愛観や過去の彼氏について聞いてみました。

「最後に彼氏がいたのは8年も前です。私がちょっと仕事の愚痴を言ってたら怖いって! 少しくらい愚痴を聞いてくれてもいいんじゃないって感じですよね?

 30歳の誕生日を迎えるまでにどうしても結婚したかったので、仕事が忙しいのにご飯を作ってあげたり、常にキレイでいようと身なりにも気を遣ってあげていたのに、それが「疲れる」って! それなのに、私と別れた後すぐに23歳の会社の部下と付き合って結婚したそうですよ。私とは3年も付き合ってたのに……本当、信じられないですよ」

「彼のために……」と言いながら自分のために行動していたということに、美樹さんはまだ気づいていません。

 さらに美樹さんは続けます。

「若い子で『ブライダルの仕事憧れます!』って言う子もいますが、まったくオススメできませんね。出会いはないし週末も休めないし。よく『招待客にナンパとかされるんじゃないの?』とか言われますが、声を掛けてくるなんて酔っぱらった上司の会社のお偉いさんとかくらいですよ。それすらも最近はめっきり減りましたけど。

 職場は女しかいないのでギスギスしてるし、結婚してもこの仕事してたら旦那と生活が合わないと離婚して戻ってくる先輩もいるし……。私も早く寿退社して専業主婦になりたいですよ」

 人の幸せを祝うウェディングプランナー。もちろん、美樹さんと違って、やりがいを感じ続けている人もいるでしょうが…。

 大変だとは思いますが、仕事の愚痴は言いすぎないほうが、結婚への近道でもあると思いました。

――シリーズ「結婚を逃す女性のため息」vol.2――

<文/結城>

【結城(ゆうき)】

恋愛ライター。鋭い視点で世の男女を観察し、 夫婦問題からイタい火遊びまで、幅広いエピソードを華麗に紡いでいく。Twitter:@yuki55writer

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