30代女性はいくら貯めるべき? 出産、妊活…意外と知らない金銭事情<目指せデキたら婚!>

30代女性はいくら貯めるべき? 出産、妊活…意外と知らない金銭事情<目指せデキたら婚!>

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【おおしまりえの 目指せ!デキたら婚】

 恋愛ジャーナリストのおおしまりえです。

 結婚にはあまり興味はないけれど子どもは欲しい! そんな希望から、パートナーの仏くんと、独身のうちから妊活と結婚について考え始めるお話です。

<前回までのお話>

 彼のご両親に挨拶をすませ、今後の結婚や妊活をどうするか、再び考え始めた2人。しかしこのタイミングで体調を崩し、やむなく妊活をストップさてしまうことに。妊活はできなくても何かしらは進めたい。そんな気持ちから、この間に家事や子育てのこと、そしてお金のことを学んでいきます。

◆アラサー女子はいくら貯金すればよい?

 貯金がない!!!

 正しくは、貯金が直近、ちょっとしかない…て、語呂を良くしてみても面白くない!

 実は私は、小学生の頃から貯金が苦手で、そして仏くんも、その日幸せに暮らせればOKの人。私たちはつまり、30代も中頃ではありますが、あまり蓄えの無いカップルなのであります。

 しかし、子どもを持つというのは、非常にお金がかかる行為です。それは皆さんご存知だと思いますし、雑誌では定期的に“イマドキ女子のお財布と貯金事情”的な特集がしょっちゅう組まれています。

「年100万円は貯金しまーす」

「やっと資産が1000万円になりました♪」

 という顔も職業も知らない女子のお財布事情を目にするたび、戦々恐々とする私。とはいえ、そこから生活を改めることはせず、今に至ります。

 正直、いくら貯金があると安心なのか。はたまた妊活と出産ではいくらお金を使うのか。その辺の“最低限”を知りたい。

 ということで、今回はファイナンシャルプランナーの風呂内亜矢先生にぶっちゃけた質問を飛ばしていきます。

◆子どもを生むにはいくら必要なの?

「先生! お金がないんですけど私、妊活したいんです」

「雑誌の貯金特集とか、みんな凄すぎて全く現実味が沸かないんです!」

 開口一番そう話すと、若干引き気味の先生はにこやかに教えてくれます。

「正直出産だけなら、50万円もあれば大丈夫ですよ」

 50万円でいいの? 雑誌の企画よりもずっと低い金額に、かなり現実感が沸きますが、基本的に出産にかかるほとんどの費用は一時金などで戻ってきます(検診などは無料や割引チケット制だったりもする)。しかし場合によっては、一度たてかえる必要があるため、手元には支払えるだけの資金があると安心です。

 もちろんこれは産休育休中にパートナーが生活費を捻出することを想定しています。

「もしシングルマザーとして子を生むのなら、50万円+休みの間の生活費を計算して上乗せすればOKです。だいたい200〜300万円くらいですね」

 それでも、思ったより多額のお金を用意しなくていいことに、少しホッとします。

 雑誌の特集などでは「とにかく早いうちから貯蓄し、次のステップや老後に備えよう!」という風潮がありますが、風呂内さんいわく、すべてのイベントが一気に訪れるわけではないので、赤字に転落する瞬間がないように帳尻を合わせる発想が大事なのだとか。

◆妊活したいけどお金がない…そんな時は「助成金」を頼ろう

 出産という遠そうで近い未来のことを聞いてみましたが、それでもなんだかモヤモヤします。そう、出産とワンセットで妊活が必要だからです。

 妊活は方法も様々ですが、主にタイミング法→人工授精→体外受精→顕微授精とステップアップしていきます。

 人工授精までは数万円でおこなうことが可能ですが、体外受精からは1回数十万円と金額が跳ね上がります。ゴール次第で変動する問題ではありますが、出産前にここでお金を使うことを考えると、不安になります。目安などはあるのでしょうか。

「妊活は期間と何をするかによっておおよその目安は立てられます。意外と知られていませんが、夫婦であれば『特定不妊治療助成金』を使うという方法もありますよ」

 え? そうなの??

 全く知りませんでしたが、規定条件を満たしていれば、不妊治療にかかった金額の全部または一部を助成してもらえるのです。

 基本的には1回の治療につき15万円(治療によっては7.5万円)まで助成。妻が40歳未満であれば6回まで受けられます。また、初回だけ30万円まで助成されます。

 自治体によってはさらなる上乗せをしていたり、特定不妊治療まで進んでいない一般の不妊治療に対しても助成を行うところもあります。例えば品川区は一般の不妊治療でも上限5万円で1度だけ助成が受けられます。

 まずはお住まいの自治体の上乗せ措置なども含めて調べてみることをオススメします。

 もちろんこれらは一時的に金額を負担することが必要ですから、妊活を本格的に行うのなら、元手は必須です。とはいえ、思っていたよりも制度が変わりつつあるという時代の流れを知れたのは、勉強になりました。

 ちなみに最後に「婚活にかかるお金」について質問すると、「婚活もどこまでお金を使うかは期間や方針によって幅がありますが、健全な金銭感覚があると思ってもらうには、お金の使い方についてのポリシーをちゃんと説明ができることが大事」と、風呂内さんは力説します。

 「婚活したい! 結婚したい! けど貯金がありません」は印象も悪いし生活が成り立たなくなる可能性が高いからなのですが、それって私のことじゃん…とひっそり思ったのは、内緒の話です。

【登場人物】

おおしまりえ:恋愛ジャーナリスト。恋愛は得意だけど共同生活と料理が苦手。そろそろ子どもが欲しいと思うアラサー。

仏くん:交際歴4年になる彼氏。仏のように穏やかで器が大きいのが魅力の30代。自己主張がなさすぎるのが玉にキズ。

【風呂内 亜矢(ふろうち・あや)】

ファイナンシャルプランナー。CFP認定者、宅地建物取引士。26歳でマンションを購入したことをきっかけにお金の勉強を始める。近著は『最新版 届け出だけでもらえるお金 戻ってくるお金』(監修)、『超ど素人がはじめる資産運用』『ほったらかしでもなぜか貯まる!』

<文・イラスト/おおしまりえ>

【おおしまりえ】

水商売やプロ雀士、素人モデルなどで、のべ1万人以上の男性を接客。現在は雑食系恋愛ジャーナリストとして年間100本以上恋愛コラムを執筆中。ブログ・Twitter:@utena0518

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