欧米旅行したら…お店でチップは何%が相場?払わないといけないの?

欧米旅行したら…お店でチップは何%が相場?払わないといけないの?

写真はイメージです



 欧米に旅行に行った際、楽しい食事のあとに困ってしまうのがお会計。

 日本では馴染みのないチップを、いったいどれくらい、どうやって払うのか分からないという人も多いのではないでしょうか?

◆アメリカのレストランでの食事、チップは何%が相場?

 アメリカでは一般的なレストラン(ウェイターやウェイトレスがサービスを提供してくれる)で食事したときには、よほど失礼なことをされない限りチップを払わなければなりません。

 チップの相場はランチなら10〜15%、ディナーなら15〜20%といったところ。「Check please!チェックプリーズ」とお会計をお願いすると、席までレシートを持ってきてくれるので、現金支払いの場合は税抜き総額を見て計算。チップをプラスした額をテーブルの上に置いていけばOKです。

 クレジットカード払いの場合、最初のレシートをもらった後、お店側にカードを渡すとチップ記入欄のある別のレシートを持ってきてくれます。そこにチップの額と総額を記入、サインをしたら支払い完了です。

 英語でカード払いができるどうか聞くときは、「Do you take credit cards?(カード払いできますか?)」「Do you take American Express(アメリカンエクスプレスは使えますか?)」など。

 個人経営の小さめのお店では、使えるカードの種類が限られていることもあるのでご注意を。

◆1ドリンクにつき1ドルが飲み屋ルール

 お酒を飲みに行ったときには、1杯につき1ドルのチップが通例。

 バーカウンターで頼む場合、ドリンクを受け取るごとに現金で支払いをすませませるか、“勘定書”を意味する「Tab タブ」という単語を使い「Can I open a tab?(つけ払いにできますか?)」とバーテンダーに言ってクレジットカードを手渡します。

 後者が言う“つけ払い”とは、別の日に払うという意味ではなく単純に「後で払います」という意味。カードを店側に預けることで信用を得、数杯飲んでからまとめて払う方法です。

 酔っ払ってカードを預けたことを忘れ、他のカードや現金で支払ってそのままホテルに帰ってしまわないように注意してください。混み合った店の場合、バーテンダーもいちいち誰がどのカードを預けているのか覚えていませんから。

 また、セルフサービスのカフェやファーストフード店でもクレジットカードで支払いをした場合、レシートにチップの記入欄があることがありますし、「チップ箱」がレジカウンターに置いてあるお店もあります。

 この場合は払わなくても問題ありませんし、もしも払う場合でもコーヒー一杯なら1ドル、現金払いの場合はお釣りでもらった小銭をそのまま入れても失礼ではありません。

 通常のレストランでもファーストフードチェンでも、チップを払うときやお店を出るときに、「ごちそうさま」の代わりに「Thanks(ありがとう)」や「Have a great day(よい一日を)」と笑顔で言うと印象が良いでしょう。

◆時給300円以下!?過酷なアメリカのウェイトレス事情

 日本人の読者の中には、たいしたサービスも受けていないのになぜチップを払わなきゃいけないのか? チップ文化に疑問や不満を持つ方もいるかもしれません。

 アメリカでは現在、チップが給与の大部分を占める職種に対する最低賃金は時給2.33ドル(≒262円)と法律化されているそう。

 実際に最低賃金をいくらに設定するかは州や店舗によって異なりますが、それでも激安の時給で働くことには変わりなく、ウェイターやウェイトレスはチップなしではとても暮らしていけないのです。

 そのためアメリカでは今夏、飲食店で働く人たちの過酷な状況を変えるための運動として、チップを食べた金額と同額払う「#TipTheBill(チップ・ザ・ビル)チャレンジ」がSNSを中心に盛り上がったほど。

 旅行者が同額の100%も払う必要はありませんが、飲食の際はがんばって働いている彼らのためにも最低限のチップを置いていくようにしたいものです。

―橘エコのリアルに使える英語―

<文/アメリカ在住・橘エコ>

【橘エコ】

アメリカ在住のアラフォー。 出版社勤務を経て、2004年に渡米。

ゴシップ情報やアメリカ現地の様子を定点観測してはその実情を発信中。

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