「オキシクリーン」は超ズボラさん向け洗剤。こすらずに何でもピッカピカ♪

「オキシクリーン」は超ズボラさん向け洗剤。こすらずに何でもピッカピカ♪

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 気がつけばたまっているものといえば、お金ではなくホコリ。毎日こまめにやればいいとわかっていても、できないのが掃除ですよね。そんな私たちのために、家事芸人としておなじみの「家事えもん」こと松橋周太呂氏が書いたのが『ほったらかし掃除術』。

 松橋氏は「誰よりもめんどうくさがりで、この世で一番掃除をサボりたいと願っている」と断言。さらに「掃除に一番大事なのは、ラクしたい、サボりたい、と本気で願う気持ち」とアドバイス。ズボラ女性が心ときめきそうな秘策、知りたくありませんか。

◆ズボラさんこそ、噂の「オキシクリーン」を入手せよ

 実はクリーニングスタッフのアルバイト経験がある私。掃除は、技や労力よりも道具が上回る場合が多々あるのです。100回ブラシでこすっても落ちなかった汚れが、洗剤を変えて一晩置いただけでピカピカというのを、この目で見てきました。掃除嫌いの理由には、疲れる、きれいにならない、というあきらめに似た思いが隠れているからという気がします。

 そんな気持ちに答えてくれたのか、本書が一押しするのが、「オキシクリーン」という酸素系漂白剤。名前はよく聞くけど、使ったことがないという方も結構いるのでは?

 こちらはなんとキッチン、バスルーム、トイレ、リビングと、ほぼ家中に使用できるマルチクリーナーです。値段は1500gで1,382円(参考価格)とリーズナブル。しかも主成分の過炭酸ナトリウムは、炭酸ナトリウム(炭酸ソーダ)と過酸化水素水を化合した生分解性の高い成分で作られているというではありませんか。つまり、地球にやさしい洗剤なのです。

 想像以上に万能そうなこの洗剤。全国のドラッグストアやホームセンターで購入可能なので、大そうじ前にゲットするのをおススメします。

◆「オキシ漬け」基本のやり方

 本書が推奨するのが、オキシクリーンをお湯に溶かして汚れ物を漬け込む「オキシ漬け」。家にある色々なモノたちに新品同様の輝きを取り戻してもらうために、オキシクリーンの利点を最大限に生かすコツをお教えしましょう(以下、本書より抜粋)。

☆40〜60℃が汚れ落としの最適温度

 オキシクリーンの主成分は、40〜60℃のお湯に溶けることで、汚れを分解する理想的な酸素量を放出します。水温が低いと効果が半減するので気をつけて。

☆プチプチ、タオルなどで保温

 水温を下げないように、プチプチ(荷造り用梱包材)やバスタオルで覆いましょう。

☆放置時間は6時間まで

 オキシクリーンの主成分は、6時間たつとアルカリ性のナトリウム溶液になり、汚れ落とし効果がなくなります。

◆まな板や水切りカゴ、シンクが「一度で」キレイになる

 注意点をご紹介したところで、まずはキッチンから実践してみましょう。まず最初に排水溝をふさぐのですが、「止水栓がなければ、ふたやゴミ受けをレジ袋などで二重に縛る」とのこと。ついでに「2リットルのペットボトルがシンク内に大体何本くらい入りそうかでシンク容量がわかる」そうです。私、洗剤など計測せずに使っていました。きちんとやるべきポイントは最低限おさえるべきだと反省……。

【オキシ漬け(キッチン)のやり方】

1 シンクに60℃ほどのお湯をため、オキシクリーンを規定量投入。よく攪拌(かくはん:かき混ぜること)して、あとはまな板やスポンジラック、プラスチック製の物やステンレス製の物を漬けるだけ。

2 頑固な汚れには、「セスキ炭酸ソーダか重曹を小さじ1、食器用洗剤を数滴入れれば、よりパワーアップ」だそうですよ。

 何でもポイポイ入れちゃえと言いつつ、油汚れと水垢汚れを一緒にするのは抵抗がありませんか。そんな方のために本書が提案するのが、「レジ袋を使って区分けする方法」。これは、「オキシ溶液を入れたレジ袋をテープで貼って、シンク内に独立コーナーを作る」やり方。シンク内を、油汚れ系、水垢系、ぬめり系といったように個別で分けていくのですね。スーパー銭湯に様々なイベント湯が設置してあるようなイメージでしょうか。

◆バスルームもつるつるピカピカに!

 特に汚した覚えはないのに、いつの間にかうっすら変な色(カビやカビのモトですね)がついているバスルーム。自らをキレイにする空間は、常に清潔にしておきたいもの。こちらもキッチン同様、汚れ物をバスタブに放り込むだけです。

【オキシ漬け(バスルーム)のやり方】

1 お風呂の残り湯にオキシクリーンを付属のスプーンかキャップ5〜20杯(汚れに応じて調整)入れ、よく溶かしたら湯温を60℃くらいまで上げます。そこにイスや洗面器、浴槽のふたなどを漬けるだけ。バスグッズ以外の物、冷蔵庫の野菜ケースやゴミ箱などを漬けてもOKだとか。

2 湯温が下がらないように、上からプチプチをかぶせて放置。翌朝、オキシ溶液を流したらスポンジで浴槽内を軽くこすり、漬けていた物はまとめて水洗いしてください。

◆手強いトイレの汚れには「オキシパック」

 1日に何度も使うトイレだからこそ、汚れは排除したいですよね。とはいえ、便器の縁裏など、手に負えない部分があるのが悩ましい。そんなトイレには、「オキシパック」で対処。まずは準備として、「オキシ溶液」を作ります。

【「オキシ溶液」の作り方】

40〜50℃のお湯500mlに5〜10gのオキシクリーンを入れて溶かし、スプレーボトルへ入れます。

【オキシパック(トイレ)のやり方】

1 水面の水位を下げるために、洗面器1杯分の水を、はねないように一気に流し込む。

2 喫水線についた汚れラインや縁裏など、内側にトイレットペーパーを貼っていきます。ダブルのペーパーは、詰まり防止のためシングルになるようにはがして使いましょう。

3 トイレットペーパーの上からオキシ溶液をシュッ! 30分〜1時間放置し、流した後にブラシでこすればピカピカに。

※スプレーし終わったら、忘れずにボトル容器のふたをあけておいてください。密閉状態にしておくと、発生した酸素により容器が変形・破裂する恐れがあります。

◆「◯◯用洗剤」って本当に必要?

 オキシクリーンの回し者では? と疑ってしまうほど、まるごと1冊オキシクリーンの使い方読本となっている本書。でもよくよく読み進めると、用途に合わせて選んでいた洗剤がひとつにまとめられるので、便利かつ節約にもなるのだと気付きます。

「◯◯用洗剤」って、必ずしも必要じゃないかもしれませんよね。掃除の前に、洗剤の断捨離も必要なのね、と妙に納得させられました。

―小説家・森美樹のブックレビュー―

<文/森美樹>

【森美樹】

1970年生まれ。少女小説を7冊刊行したのち休筆。2013年、「朝凪」(改題「まばたきがスイッチ」)で第12回「R-18文学賞」読者賞受賞。同作を含む『主婦病』(新潮社)を上梓

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