秋ドラマの女優ベスト3『中学聖日記』有村架純、教師役で光る魅力とは?

秋ドラマの女優ベスト3『中学聖日記』有村架純、教師役で光る魅力とは?

Instagramより



 暮れも押し迫って続々と最終回を迎える秋ドラマ。恋愛ドラマが豊作だった今期は、女優さんがなんだかいつも以上に美しく見えました。

 恋をしたら、あんなにキレイになれるのかしら。せめてヘアスタイルやファッションをまねてみたい…。

 さて、今期も素敵な演技で魅せてくれた女優を、ドラマウォッチャー・林らいみが独断と偏見で選出。勝手に表彰しちゃいます。

◆名演賞 菊地凛子『獣になれない私たち』

『獣になれない私たち』(日本テレビ系列)で野生味のある情熱的な女性・橘呉羽を演じた菊地凛子は、存在感バツグン。毎回、画面に出てくるのが楽しみになるほどでした。

 ともすれば自由奔放な態度で嫌な女にもなりかねないキャラクターを、あんなにも可愛く魅力的に演じられたのは彼女だからこそでしょう。

 とても特徴的な口調だけど、あくまで自然体。歯に衣着せぬ物言いなのに、彼女がしゃべれば嫌な感じがあまりしません。

 橘呉羽という独特なキャラクターをうまく体現するだけでなく、より魅力的に発展させてくれさえしたのではないかと思います。

◆名演賞 若月佑美『今日から俺は!!』

 元乃木坂46の若月佑美は、『今日から俺は!!』(日本テレビ系列)でスケバン・川崎明美をきっちり演じてくれました。

 スケバンを演じる女優はそのビジュアルと若さゆえにただかわいいばかりだったりすることも多いように思いますが、彼女の演じるスケバンはドスのきいた声がよく響いていました。

 まるで普段から言い慣れているかのように聞こえて、違和感を覚えず(もちろん、言い慣れているはずがない)。タンカを切る芝居は威勢がよくてカッコよかったですね。

 今年11月に乃木坂46を卒業したばかりということなので、これから女優としてどんどん活躍してくれることを期待。

◆最優秀名演賞 有村架純『中学聖日記』

 登場したときからそのキャラクターの“雰囲気”をしっかりまとっていることを感じたのが、『中学聖日記』(TBS系列)の主人公・末永聖を演じた有村架純。

 まさに“おぼこい”という言葉がぴったり。彼女の醸(かも)し出す危うい雰囲気は、未熟な若い教師が生徒たちに「聖ちゃん」と呼ばれている様子としっかりリンク。それでいて、生徒や保護者と接するときは教師らしい威厳も感じられたのがすごく良かったです。

 周囲の人々に何かと責められる役でしたが、葛藤とともに末永聖のキャラクターらしい芯の強さが感じられ、有村架純ならではの透明感のあるナチュラルな演技が光っていたと思います。とにかく、ぐっと引き付けられるいいお芝居でした。

 この秋、あなたを魅了したベストアクトレスも選んでみては?

<文/林らいみ>

【林らいみ】

フリーライター。大学院で日本近世史を研究した硬派の歴女。舞台・映画・ドラマが好物。観たい舞台があれば万難を排して劇場に馳せ参じ、好き勝手言っている。たま〜に歴史系記事を書く。

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