夫の不倫に気づいた、人生最悪のクリスマスプレゼント

夫の不倫に気づいた、人生最悪のクリスマスプレゼント

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 誕生日やクリスマスといったイベントの日に一人ぼっちを嘆く人は多いかもしれませんが、彼氏や夫がいたからといって幸せに過ごせるとは限らないようです。

 そのうちの一人の女性に“最悪のクリスマス”を振り返ってもらいました。

◆夫の部屋でメッセージつきプレゼントを見つけた

 山中美沙子さん(仮名・主婦・32歳)はクリスマス直前に、夫(39歳・会社員)の部屋で紙袋に入った可愛らしいラッピングの包みを見つけてしまいます。

 見てはいけないと思いつつ…リボンにはさんであるカードを開いてみると「大好きだよ、いつもありがとう」と書いてあり、“あぁこれは私へのクリスマスプレゼントに違いない”と確信した美沙子さん。

「ここ数年、適当なプレゼントが続いていたので、嬉しくて嬉しくて…カードなんてつけてくれたのは独身の頃ぶりでニヤニヤしてしまいました」

 あまりの事に浮かれて、何度も夫の部屋に入っては繰り返しカードを見てしまい…ちょっとヨレてきてしまったので、カードの写真を携帯で撮りずっと眺めていました。

◆やる気のない夫、プレゼントは?に…「そんな物買ってない!」

 そしてクリスマス当日、張り切って夫へのプレゼントやパーティー料理も用意してスタンバイしていたのに、なかなか夫は帰って来ません。

「やっと帰って来たと思ったら、いつものようにテレビを見ながらチキンを食べだして…まるで私の方なんて見やしないんですよ」

 ですが、このやる気のなさは逆にサプライズで美沙子さんを驚かす為の演技かな? と思い、自分の方から夫にプレゼントのブランド物の財布をあげると…。

「ものすごく驚いた様子で『え〜ごめん、オレ何も用意してないし…今度美味しい焼肉屋に連れて行くからそれでいい?』と笑いながら言われて…はぁ!?って感じでした」

 すかさず「じゃあ、あのプレゼントは誰にあげたの?」と聞いてみると「そんな物買ってない!」としらばっくれる夫。

「なので、例のクリスマスカードの写真を突き付けてやったら…青ざめて絶句してましたね」

 夫へのクリスマスプレゼントを床に叩きつけると美沙子さんは…。

◆逆切れする夫…最悪のクリスマスから別居に突入

「『おいっ!黙るって事はクロって事だよな?』とグイグイ迫ったら…あいつ『あ〜はいはい、そうですよ!不倫してますよ、だから何だよ』って逆ギレしだしたんですよ!信じられます?」

 そのまま2人は大げんかに。美沙子さんはあまりに頭にきて夫と一緒の空間にいる事が耐えられなくなり、朝イチで実家に帰ってしまいます。

「行きがけに、床に転がっていた夫へのクリスマスプレゼントを拾って…質屋に売りに行きました。そのお金で蟹を買って両親と食べたら少しだけ落ち着きを取り戻せましたね。いや〜本当に人生最悪のクリスマスでしたよ」

 数日後に夫から謝罪メールが届きましたが、とても仲直りする気になれず、そのままずるずると別居状態に。

「どこの誰といつから不倫してるの?とか、もう聞きたくもないし…とにかく人の事バカにすんじゃねーよという気持ちですね。離婚の話し合いをする事すら面倒臭くて放置しています」

 最初はひんぱんにあった夫からの連絡も、最近はほとんど無くなってきたそう。

「不倫相手と仲良く過ごしてるのかと思うと、特に心配にもならないですね…。近々、ちゃんとケリをつけなくちゃなと思います」とため息をつくのでした。

<文&イラスト/鈴木詩子>

【鈴木詩子】

漫画家。『アックス』や奥様向け実話漫画誌を中心に活動中。好きなプロレスラーは棚橋弘至。著書『女ヒエラルキー底辺少女』(青林工藝舎)が映画化。

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