「私の不倫デビューは失敗…」中年男を誘惑した女子大生の後悔

「私の不倫デビューは失敗…」中年男を誘惑した女子大生の後悔

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 不倫する女性のイメージってどんなものでしょうか?

 鳴らない電話や1人の週末に耐えるタイプ? それとも人の夫を自分のものにするべく手練手管で落とすタイプ? ドラマなどにも色々なキャラクターが描かれていますね。

 ところが実際には、意外と何も考えずに不倫の恋に突っ走ってしまう女性もいるようで…。経験者の話をきいてみました。

 城崎里美さん(仮名・大学生・21歳)は、大学進学のために北海道から上京してきました。

「ずっと田舎暮らしで、高校生の時に一応彼氏はいましたが、恋愛ごっこみたいな感じだったのでまだちゃんとした恋の経験がなかったんですよ」

 上京して、しばらくは恋のチャンスがなかった里美さんですが…。

◆既婚の47歳ゼミ教授に片思い

「大学2年の時にゼミで指導を受けているうちに、教授(47歳・既婚)の事を好きになってしまって…教授って見た目は、浅野忠信似でシブいのに話してみると明るく楽しくて、いつのまにか夢中になっていました」

 不倫なんていけないと思いながらも、どうしても我慢できなくなった里美さんは、教授を飲みに誘いました。

 ですが、教授のいきつけのバーに連れて行ってもらった里美さんは教授の目を見つめてアピールしましたが…全く気がついてもらえず、色っぽい雰囲気にはならなかったそう。

「でもどうしても、なんとかしたかった私は『まだ帰りたくない』とワガママを言って冬の寒い公園を一緒に散歩してもらったんですよ」

 寒いと言って教授の手を握ると「コラコラ、それは良くないぞ」とふりほどこうとしてきたので…。

◆キスで終わった恋の盛り上がり

「もう直球勝負しか無いと思い『ねぇ教授、チューしましょうよ』と抱きつくと、教授はフフッと笑って『負けたよ』とキスしてくれました」

 そのまま、何度も路上でキスしながら近くのホテルに一緒に泊まり…その日から2人は不倫関係に。

「しばらくは大学でも、隙(すき)あらばキスしたりとか(笑)いけない恋をしている自分に酔っていましたね」

 週に2度は教授に、うなぎ屋やお寿司屋など大人なデートに連れて行ってもらい、お泊まりを繰り返したそう。

「ですが、だんだん飽きてきちゃって…ジジくさい店よりバーガーショップとか、かわいいカフェとかに行きたいなと思うようになり、同級生の男子と遊ぶようになっていったんですよ」

 教授とお付き合いする事で自信のついた里美さんは、以前とは違い気楽に男子達と話せるようになっていました。

「なんか、教授とは初めてのキスがピークで…受け入れてもらえた時点で気が済んじゃってた気がしますね。そうやってだんだん教授に連絡する回数が減っていったんです」

 すると、教授から毎日何十通もLINEが届くようになり…。

◆別れを切り出すと泣いて、妻に電話をかけた教授

「教授からの『なんで会ってくれないの? めちゃくちゃ会いたいのに…僕、何かした?』みたいなLINEを読むたびに、女々しくて気持ちが冷めてきちゃってしばらく無視していたんですよ」

 そんなある日、学校帰りにコンビニに寄って出てくると目の前に教授の車が止まっていて手招きされる里美さん。

「うっわ、私の事つけてきたんだ? 気持ち悪いと思いましたが…これ以上しつこくされたくなかったので決着をつけようと車に乗り込みました」

 里美さんは、もう教授に気持ちが無い事を説明し、同級生に気になる男子がいるのでもう不倫関係は解消したいと話しました。

「そしたら教授が運転しながらポロポロ泣き出しちゃってビックリしました…それと同時にこんな感情だだ漏れ状態の教授と2人きりなんて怖過ぎる! 何かされたらどうしよう?と震えました」

 すると「奥さんと離婚したら、僕の事また好きになってくれる? ちょっと待ってて」とハンズフリーで奥さんに電話をかけ始めたそう。

「ちょっと待って! と思い、あわてて『ぎゃー!』と叫んで会話を妨害しました。教授が私の奇行に驚き、すぐに電話を切ってくれたので助かりましたが…奥さんに後でどう説明したんでしょうね?」

◆怖くて大学に行けなくなった

 身の危険を感じた里美さんは、「もう降ろして、お願い! おまわりさーん助けて〜」と泣き叫びました。

「教授は周りから怪しまれるのが怖かったのか、すぐに降ろしてくれました…でも去り際に『また連絡する』と言われたので速攻LINEをブロックしましたね」

 怖くなってしまった里美さんは、気になる同級生男子に相談し…しばらく彼の部屋に住まわせてもらう事にしました。

「なんだかんだ教授のおかげで彼とお付き合いできる事になってラッキーでしたが…うかつに教授なんかに手を出して、人の心を弄(もてあそ)んで…本当に悪い事をしちゃったなと反省しています」

 怖い目に遭って、初めて事の重大さに気がついた里美さん。今のところ教授は特にアクションを起こして来ていないですが、恐ろしくてなかなか大学に行けなくなってしまったそう。

「不倫デビューなんて、しなきゃよかったですよ…」と肩を落とす里美さんなのでした。

―私の◯◯デビュー失敗―

<文&イラスト/鈴木詩子>

【鈴木詩子】

漫画家。『アックス』や奥様向け実話漫画誌を中心に活動中。好きなプロレスラーは棚橋弘至。著書『女ヒエラルキー底辺少女』(青林工藝舎)が映画化。

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