『はじこい』4角関係に急展開。深田恭子の“じらしテク”がズルい

『はじこい』4角関係に急展開。深田恭子の“じらしテク”がズルい

(画像:『初めて恋をした日に読む話』公式Twitterより)

『初めて恋をした日に読む話』(TBS系、毎週火曜夜10時〜)の第9話が今夜放送です。予備校で講師をしている、春見順子(深田恭子)が、ヤンキー高校生の由利匡平(横浜流星)を東大に合格させるという目標をたてて、夢も恋も奮闘するという話題作。

 毎週、放送時間になると「こんなこと言われたい」「胸がキュンキュンする」とツイッターは大にぎわい。イケメンたちが繰り広げる四角関係に目が釘付けでしたが、8話ではとうとうこの四角関係に終止符が打たれたのでした。

◆デートで攻めまくりの山下に、順子の残酷なセリフ

 順子の幼馴染の松岡美和(安達祐実)のはからいで、山下一真(中村倫也)と順子はデートをすることになります。デートの日は匡平の東大模試の日。順子は匡平のことが気になりながらも、「模試の当日に、講師にできることはないから」と山下とのデートに向かいます。一方硬派な山下はバイクで順子を迎えにきます。なにかとカッコいい登場をした山下ですが、調べてきたデートプランはチケットが売り切れていたり、入ろうとしていたカフェは満席だったりでうまくいきません。

 結局、海沿いのベンチで順子と缶コーヒーを飲むことになり「わりぃ、俺、あんま女子が行くようなとこ知らねぇから、ネットでいろいろ調べんたんだけど…」と山下は嘆きます。しかし、順子は「ううん。バイク乗って、缶コーヒー飲んで。不良と抜け出してるみたいでドキドキした」と返すのでした。

 硬派なのに純情な山下の発言にキュンときますが、山下はこれだけで終わる男ではありません。純情なセリフを言ったかと思えば、順子に近寄り「チューしていい?」と迫ります。ここでツイッターは恒例の山下くん祭りに。「してしまえ!」「山下くん!!!!!」と大盛り上がり。

 この後も、匡平のことを思い出す順子の足を自分の足で挟んで「妬いている」と発言したり、山下の攻めの姿勢はとまりません。

 そして、帰り際には順子に「ちょっとは俺のこと好きになった?」とストレートに聞くのですが、順子は「好きになりたいって思ってる…」と返すのでした。これに対して「なるはやで」と山下は言うのですが、順子のこの発言はなかなか残酷です。

 好きか嫌いかを曖昧(あいまい)にしつつも、期待は持たせてキープしておく。恋の仕方を忘れたと常々言っている順子ですが、恋愛上級者の返しとも言えるでしょう。

◆「俺……受験やめるわ」匡平、まさかの東大受験を断念

 順子がデートをしている一方で、匡平は東大模試を受けますが、自己採点をしたところE判定という結果に。落ち込む匡平に「この時期に、現役生がE判定を出すのは珍しくない」と順子は励ましますが、匡平をさらなる悲劇が襲います。

 匡平の父親で官僚の由利菖二郎(鶴見辰吾)が議員の吉川(平泉成)の汚職事件の罪をなすりつけられて官僚としての進退を迫られていたのでした。

 家族を顧みずに仕事に明け暮れていた父親を憎しみ、そんな父親を見返すためにも東大に合格したいと思っていた匡平でしたが、「東大なんか出ても所詮こんなものだ」と憔悴(しょうすい)する父親に失望。さらには自宅に押し寄せるマスコミを見て匡平は東大受験へのモチベーションを失うのでした。

 そして匡平を心配して駆けつけた順子と山下に「俺……受験やめるわ」と宣言します。

 意気消沈の匡平は学校を休みます。しかしカフェで勉強している匡平を八雲雅志(永山絢斗)が見つけます。匡平と雅志は順子を巡ってライバル関係にあるのですが、雅志は自分の母校であり匡平の目標である東大に匡平を連れて行くのでした。

◆再び東大受験を決意した、匡平の心境の変化とは

 東大近くのカフェで食事をする匡平と雅志。雅志は、「なぜ受験をあきらめるのにカフェで勉強をしていたのか」と匡平に問います。無言の匡平に対し「勉強したいんだろ。親への反発とか、順子のためとかいろいろあるのかもしれないけど、自分のために勉強をしたくなったんじゃないのか」と語りかけます。

 そして、「好きな人のためにも自分の幸せのためにも、プレッシャーを背負って東大受験に挑んでみろ」と背中を押すのでした。高校生とはいえ、恋のライバルでもある匡平をきちんとフォローする雅志。どこまでもいい人です。この言葉に後押しされた匡平は東大受験の道を再び歩もうとするのでした。

◆山下、教師からなんと政治家に転身

 そして、このあと驚きの展開が続きます。なんと、匡平の父親の菖二郎に責任をなすりつけようとしていた議員の吉川ですが、実は山下の元妻・優華(星野真里)の父親だったのです。

 山下は優華との離婚をとりやめて、吉川の政治家としての地盤を継ぐことを条件に、菖二郎が不正問題とは無関係であることを公表するように吉川と取引します。吉川はこの条件をのみ、結果、菖蒲二郎は左遷を免れます。そして、山下は教師を辞めて政治家に転身、元妻ともよりを戻すのでした。

 すごい急展開ですが、漫画原作あるあるともいえるでしょう。これにケチをつけていては、『はじこい』は楽しめません。

 4角関係のバトルを繰り広げ、バーで雅志を挑発して殴り合いまでしていた山下でしたが、既婚者となってしまったので、事実上このバトルから離脱となりました。山下の離脱に視聴者からは「男らしい」「かっこよすぎる」という称賛の声と「明日から山下くんナシでがんばれない」と山下ロスの声が巻き起こり、ツイッターはトレンド上位を「山下くん」が独占するという異例の事態に。

 いよいよ、ここから雅志と匡平の一騎打ちの戦いとなります。今回も東大受験はそっちのけだったのですが、さすがに入試直前期に突入しているので、ここから東大受験にむけてどう匡平が挑んでいくか、ドラマの見所になるかと思われます。

<文/瀧戸詠未>

【瀧戸詠未】
ライター/編集者。趣味は食べ歩き・飲み歩き。

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