太めで何が悪い?活躍するプラスサイズモデルのゴージャスボディ

太めで何が悪い?活躍するプラスサイズモデルのゴージャスボディ

アシュリー・グラハム

 アメリカではここ数年、プラスサイズモデル(日本で言えば、ぽっちゃりモデル)の露出が増えてきています。本来、モデルとはスリムであることが条件とされていましたが、プラスサイズモデルのような等身大のモデルをキャンペーンなどで起用する企業やブランドも多く、ファッションショーのランウェイもオファーが増えたりと、活躍の場が広がっています。

 カリフォルニア在住の筆者が、そんな彼らの魅力に迫ります。

◆最近話題のプラスサイズモデル

 まずはじめに、最近人気のプラスサイズモデルをご紹介しましょう。カーヴィーなボディは、はつらつとしてとてもヘルシーにみえますね。そんな彼らは等身大のモデルです。同じ世界にいる彼らからは勇気がもらえ、在り方のお手本にもなります。まず最初は、カリスマプラスサイズモデル。

◆アシュリー・グラハム

 爆発的人気を誇るアシュリー。12才でモデルデビュー後、彼女はプラスサイズモデルやカーヴィーモデルだけでなく、ありのままの体型を認める価値観を広めるボディアクティビストという肩書を持ち、活躍している新しい生き方の表現者でもあります。

 2016年には、「フォーブス」(米国版)誌で「30歳未満の30人:アートスタイル部門」の一人に選ばれ、ファッション業界で活躍する若き革新者として高い評価を得ました。また去年は、ランコムのキャンペーンモデルに選ばれたことが記憶に新しいかと思われます。

 アシュリーは自身のセルライトが写っている写真を平気でInstagramにアップしたり、等身大でいることをとても楽しんでいます。ボディアクティビストとして、「どんなサイズであっても自分を愛し、ケアしてあげることが大切」とメッセージを伝え続けているそうです。

◆ヘイリー・ハッセルホフ

 俳優のデビッド・ハッセルホフの娘ヘイリー・ハッセルホフ。なんと10年も前からプラスサイズモデルとして活動しています。最近では、プラスサイズブランド「エルヴィ」とコラボするなど、デザイナーとしての才能も評価されているようです。

 ヘイリーは、ヴィクトリア・ベッカム(サッカーのベッカム選手の妻)のようなデザイナーになりたかったそう。その夢が少しずつ叶い始めているようです。

◆サビーナ・カールソン

 カーリーヘアが愛らしいイギリス出身のサビーナ。元々はレギュラーサイズのモデルだったのですが、太すぎるとのことでプラスサイズモデルへと転向。最近では、アシュリー・グラハムとともにボディアクティビストとして、大手ファッションブランドのキャンペーンやランウェイもこなす活躍ぶりです。

 健康的な褐色肌にダイナマイトボディ…、存在感がどことなくビヨンセとかぶる、ゴージャス感ですね。

◆モリー・コンスタブル

 クールな印象のモリー。彼女はかつてコスモポリタンのインタビューで「体重は気にすることないの。大切なのは、あなたが他人にどのように接して、内面でどう感じるかよ」とコメントしている。

 ケイト・モスを彷彿とさせるエッジな雰囲気だ。ブランドのアンバサダーやコレクションのランウェイなどで活躍。

◆アレッサンドラ・ガルシア・ロリド

 俳優のアンディ・ガルシアの愛娘、アレッサンドラ・ガルシア・ロリドは、ぽっちゃりモデルとして人気です。彼女のInstagramではトップレスの姿も自然に披露していたのは記憶に新しいこと。ありのままの姿を美ととらえるアレッサンドラの価値観にも多くの女性が共感しているようです。

 イタリアンヴォーグやH&Mのキャンペーンはじめ多くのメディアにも登場したり、アメリカ以外にロンドンやミラノのエージェントとも契約してワールドワイドに活躍している注目モデルの一人です。

◆ボディアクティビストという活動も

 先ほど例に挙げたプラスサイズモデルの多くはボディアクティビストという肩書きで活動している人も多くいます。ボディアクティビスト(肉体活動家)というと、日本では聞きなれないかもしれませんが、ありのままの体の美しさを伝える啓蒙活動を行なっています。例えば、写真の修正に反対したり、痩せすぎのモデルばかり起用することに異議を唱えたりと、「ボディーイメージ」を改革しています。

“「美しさは内側からにじみ出るもの」と母に教わったわ。他人からの評価を基準にするよりも、まずは自分が一番好きな自分になることが大事”と、アシュリーはかつてメディアにこのようなことを言っていたそう。

 アシュリーを始め、ボディアクティビストのコメントや存在に共感する女性たちが増えているようです。

◆アメリカではプラスサイズの女子でも積極的にお洒落を楽しんでいます

 実際にアメリカでは女性の半数はプラスサイズらしく、洋服のサイズが14号(日本のサイズで17号)以上といわれているようですが、彼らの多くはミニスカートやタンクトップ、ビキニなど、露出の多い恰好も堂々と着こなしています。その堂々とした態度はある意味カッコよくも見え、存在感すら感じる事もあります。

 そんな彼らをさらに勇気づけたのがプラスサイズモデルの存在です。彼らの着こなしはもちろん、ライフスタイルや生き方のお手本としている人が多いようですね。

◆プラスサイズの人気ブランドってあるの?

 最近では、モデルしかりアパレル業界もプラスサイズ革命が起きていて、専門のブランドがどんどん増えています。そこで最近人気のプラスサイズ系ブランドをご紹介しましょう(日本から買えるブランドもあります)。

1.Lane Bryant
全米展開している人気ブランド、レーン・ブライアント。若い世代から40〜50代まで幅広く愛されています。

2.Ashley Stewart
こちらも人気のブランドの一つ、アシュレー・ステュアートは店舗拡大中。カジュアルラインからドレスまで充実しています。

3.ELOQUII
上品なプラスサイズのアンダーウェアブランド。ボリューミーなボディを美しく彩る上品なデザインが好評です。

4.Zelie For She
ボヘミアン〜ナイトクラブまで幅広く揃う大人のハイセンスブランド。

5.ASOS Curve
カジュアルブランドASOSもプラスサイズセクションに強化。カーヴィーなボディラインを美しく魅せるデザインが人気です。

6.Lucky Brand
おしゃれなカジュアルデニムブランドのラッキーブランド。同ブランドから出ているプラスサイズラインもトレンドをさりげに取り入れたデザインが人気。

7.Nordstrom
大型百貨店のノードストローム。ここのオンラインショップのプラスサイズコーナーが好評で規模を拡大中だそう。

 ちなみに日本では以下のブランドが流行っているようです。

1.VARAL DE MODA+
「バラル・デ・モーダ・プラス」という日本ではこのブランドが流行っているようですね。柳原可奈子さんはじめ、ぽっちゃり系のお洒落ガールに人気ですね。

2.Punyus
プニュズ。お笑い芸人でインスタ女王の渡辺直美さんがプロデュースするプラスサイズブランド。お洒落なオーバーサイズ感が好評。

3.Riche You
リッシュ・ユー。通信販売のディノスから購入ができます。やや価格帯が高めですがそれなりにデザインやクオリティも◯。

 ますます注目されるプラスサイズモデル。彼女たちの存在は、ファッション業界だけでなく世の中の価値観を変えるレボリューショニスト(革命家)でもあります。今後、どういう形で活躍の場を広げていくか楽しみですね。

<文/たかはしもも>

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