夫にさそわれ競馬場に子連れデビュー。馬券的中で10万円ゲットかと思いきや…

夫にさそわれ競馬場に子連れデビュー。馬券的中で10万円ゲットかと思いきや…

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「ギャンブル」と聞くと、多くの女性は眉をひそめるのではないでしょうか? 

 けれども、競馬やボートレース、競輪などの場合、最近はレース会場でミニコンサートやキャラクターショーといったさまざまなイベントを実施。家族連れで楽しむ姿もよく見かけます。

◆ピクニック気分で訪れた初めての競馬場

「今住んでいる場所がちょうど競馬場の近くということもあって、夫に『せっかくだから一度行ってみる?』と誘われたんです」

 自身の競馬場デビューについてそう振り返るのは西田愛花さん(仮名・34歳/ネット通販会社)。ただし、それまで賭け事の経験は一切なく、「ギャンブル=お金のムダ」と考えており、正直行きたくなかったといいます。

「でも、子供が『お馬さんに会いたい!』って騒いじゃって。夫も自分の小遣いの範囲で遊ぶと約束したので、それで仕方なく付き合うことにしたんです」

 ところが、初めて訪れた競馬場はコース中央にも芝生が広がり、子供向けの遊具も充実。レジャーシートを広げてお弁当を食べる家族も多く、ピクニック気分で楽しかったといいます。

「ちょうど新緑の季節だったから芝生の緑がキレイで、吹き抜ける風がとっても気持ちよかったです。子供は目の前で走るお馬さんの姿に大はしゃぎでしたし、来てよかったと思いました」

◆馬券が当たったと思い込み、喜びのあまり子供を抱きしめるが…

 ちなみに愛花さんは馬券を買わず、ただレースを観戦していたとか。ところが、旦那さんに「せっかくだから買ってみたら?」と言われ、購入してみることにしたそうです。

「各レース100円の馬券を3点ずつ、それを4レース分買いました。でも、1200円って我が家のほぼ1日の食費なんです。けど、勝負事に向かない性格なのか、これならスーパーで買い物したほうが……って思っていました(苦笑)」

 ところが、あるレースの終了後、着順が表示されるモニターと自分が買った馬券を何度も見比べる愛花さん。彼女が購入した3連単(※1〜3着の馬を着順通りに予想する)の馬券がなんと的中したというのです。

 しかも、オッズは約1000倍。100円しか買っていませんでしたが、本当に的中しているなら10万円の配当になります。

「思わず子供に『ママやったよ!』ってギューッと抱きしめちゃいました。そのとき、彼は次のレースの馬券を買いに行っていたのでLINEで『さっきのレース、当たっちゃった』ってメッセージを送ったら、走って戻ってきました(笑)」

◆的中は勘違いだったが、夫はちゃっかり勝っていた!?

 このとき頭の中で考えていたのは、臨時収入の10万円の使い道。

「今晩はお寿司にしよう、ディズニーランドにも行きたい、彼のスーツも新調してあげたい、など一瞬の間にいろんなことを考えていました。あれが一番幸せだった瞬間かもしれません」

 実は、この直後に旦那さんが「これ、さっきのレースの馬券じゃないぞ」と冷静に一言。なんと彼女の勘違いだったんです。

「ショックなのもありますが、それ以上に彼と子供の前でぬか喜びしちゃったのが顔から火が出るほど恥ずかしかったです……」

 結局、購入した4レースはすべて外れてしまい、残念ながらビギナーズラックとはいきませんでした。

「やっぱり競馬なんて二度とやらない!」と思ったそうですが、最終レースの後、旦那さんは対照的にホクホク顔だったとか。

「その日、彼は絶好調で最終レースも含めて5レースも的中させていたんです。全部合わせて3万円近く勝っていて、晩御飯は一度はあきらめた回転寿司をごちそうしてくれました。おかげで普段は注文しない高いネタも気にせず頼み、お腹いっぱい食べることができました(笑)」

 残念ながらビギナーズラックとはいきませんでしたが、旦那さんのおかげで楽しい休日にはなったようです。

―私の◯◯デビュー失敗―

<文/トシタカマサ イラスト/小泉ちはる>

【トシタカマサ】

一般男女のスカッと話やトンデモエピソードが大好物で、日夜収集に励んでいる。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。

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