Perfumeアメリカ最大の野外音楽フェス出演。全米の反応は?

Perfumeアメリカ最大の野外音楽フェス出演。全米の反応は?

(画像:Perfume Instagramより)

 北米ツアー中のPerfume(パフューム)が、カリフォルニアの砂漠地帯で毎年開催される野外音楽フェス「コーチェラ・ヴァレー・ミュージック・アンド・アーツ・フェスティバル2019」に参加、現地の観客をおおいに沸かせました。

◆アメリカの音楽ファンを熱くさせたPerfumeのレイブパーティ

 コーチェラ2019は4月12〜14日、19〜21日の2週間に渡って開催され、アリアナ・グランデ、チャイルディッシュ・ガンビーノ、テーム・インパラの3組が各曜日のトリを務めるヘッドライナーとして登場。

 音楽業界に広がるジェンダー差別をなくそうという取り組みのため、今年から女性アーティストの比率が増えたことでも話題となったイベントです。

 Jポップのガールズグループとして初めてコーチェラのステージに立ったPerfumeへのメディアの関心は高く、『バッスル Bustle』は欧米ですでに一定のファンを獲得しているきゃりーぱみゅぱみゅやBABYMETAL(ベビーメタル)を差し置いてPerfumeが招かれたことに注目。

 日本が国家ぐるみで推している「Kawaii(可愛い)」カテゴリーに入ることなく、テクノポップとバブルガムポップを組み合わせた独自の音楽性を貫いていることが新鮮だとして、「彼女たちのコーチェラデビューが、今後の日本勢のアメリカ進出を後押しするだろう」と紹介しています。

 一方、1週目が終わった時点でPerfumeをベストアクト16に選出した『ローリング・ストーン Rolling Stone』は、「日曜の夜に最高にごきげんなレイブパーティで盛り上げてくれた。彼女たちのパフォーマンスが始まると、観客はまるで蜜に群がるハチのように会場テントに吸い込まれていった」と大絶賛。

 2週目の4月21日に行われたステージは、大トリを務めたアリアナ・グランデのパフォーマンス配信直後、あ〜ちゃん(西脇綾香)、かしゆか(樫野有香)、のっち(大本彩乃)3人のインタビュー映像付きでYouTubeで限定配信(現在は公開終了)されました。

◆Perfume対BLACKPINK、2組のアジア女性グループに米メディア興味津々

 アジア勢では他にもBLACKPINK(ブラックピンク)がKポップ・ガールズグループ史上初のコーチェラ出演を果たしたとあって、同じ立場のPerfumeと彼女たちを比較するメディアもありました。

『OCウィークリー OC Weekly』は、2016年にデビューしたばかりのBLACKPINKがBIGBANG(ビッグバン)と同じ韓国のメジャー事務所所属なのに対し、20年選手のPerfumeは2003年に広島から東京に上京するまで大きな事務所のバックアップがなかったこと(現在はアミューズ所属)や下積み時代が長かったことを比較。

 2018年のスポティファイの再生回数は、それぞれPerfumeが1100万回、BLACKPINKが4億1000万回。

 全米ビルボードチャートでは、Perfumeの『COSMIC EXPLORER』がダンス/エレクトロニクスアルバム部門の16位にランクインしたことがある一方、BLACKPINKはシングルチャートHOT100にこれまで3度ランクインしているとか。

 数字だけ見るとまだまだKポップには敵いませんが、Perfumeには楽曲の良さだけでなく、アーティト集団「ライゾマティクス」が手がけるフューチャリスティックなステージパフォーマンスという強みもあると、その実験的なステージ演出に注目している欧米メディアは多いです。

 他にはない独特な世界観でコーチェラデビューの偉業を成し遂げた彼女たちの今後のワールドワイドな活躍に注目しましょう!

Sources:「Bustle」「Rolling Stone」「OC Weekly」

<文/アメリカ在住・橘エコ>

【橘エコ】

アメリカ在住のアラフォー。 出版社勤務を経て、2004年に渡米。ゴシップ情報やアメリカ現地の様子を定点観測してはその実情を発信中。

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