今っぽいアウトドアウェアを選ぶコツと、日常でおしゃれに着こなすテク

今っぽいアウトドアウェアを選ぶコツと、日常でおしゃれに着こなすテク

ハードなアウトドアウエアをモード風に見せたいときは、フェミニンでソフトなアイテムを合わせて (画像:WEARより)

【モードをリアルに着る! Vol.84/小林直子】

 モードの世界でもスポーツウエア、ワークウエア、アウトドアウエアを取り入れる方法はもう随分と定着しました。

 最近では、シャネルその他に見られたサイクリングパンツ、CALVIN KLEIN205W39NYCの消防服、またスポーツマックスのサーフウエアなどの例があります。

 このように、スポーツウエア、ワークウエア、アウトドアウエアのモードへの取り入れはまだ終了していません。取り入れられるアイテムは、これからもまだ増えていくでしょう。

 スポーツウエア、ワークウエア、アウトドアウエアにはインスピレーションのもととなったオリジナルのデザインが必ずありますから、モードの服を実際に買わなくても取り入れるのは簡単です。ただし、ただ漫然と、なんとなく買って着たのでは、モード風にはなりません。

 以前からあるこういったアイテムをおしゃれに、モード風に取り入れるためには、買う前にどこに注意すればモード風に見えるのか、そして何を合わせればいいのか、よく考えなくてはなりません。

◆アウトドアウエアのモード的取り入れ方の見本になるスタイル

 この春夏、以前からあるデザインで、私たちでも簡単に手に入り、取り入れられそうなものはないかと探していて見つけたのがこのドリスヴァンノッテンのアノラックのスタイルです。

 ストリングの色が効いたネイビーの、ウィメンズにしてはかなり大き目なアノラックに、羽根に似せたポリ塩化ビニール素材のスカート、羽根飾りのついたシューズという組み合わせは、今までありそうでなかったスタイル。

 ワイルドな雰囲気で、手が隠れるほどの長さの袖丈や、フードのついた襟ぐりが、繊細な素材のスカートやシューズを強調し、アウトドアウエアのモード的取り入れ方の見本とも言えるスタイルに仕上がっています。

 では、こんなドリスヴァンノッテンのスタイル、私たちもどうやったら真似できるか、考えてみましょう。

◆アウトドアウエアやワークウエアのショップメンズのアノラックを探してみて

 まずはアノラックを探しましょう。大切なのはサイズ感です。

 いわゆる「レディース」のアノラックを探して、MならMというように、自分にぴったりのサイズのものを着てみたら、このドリスヴァンノッテンのような雰囲気にはならないでしょう。今、このサイズ感を出すには、メンズの中から探すことになると思います。

 どこで探すかと言えば、アウトドアウエアのショップか、ワークウエアのショップです。

 アウトドアウエア、ワークウエアとも現在、デザインがとてもよくなっています。デザインと機能性を兼ね備えたものを買うなら、本格的なアウトドアウエアやワークウエアのショップが断然お勧めです。

 そんなアウトドアウエアやワークウエアのショップで、メンズ、もしくはユニセックスサイズの中から、たっぷりな袖丈と着丈のあるアノラックはまずは探しましょう。

 色についても、メンズのアウトドアウエアのほうがカラフルではないものが多いです。シックなネイビーやベージュ、または明るい白などもいいでしょう。

 また、素材については、どうせアノラックを買うのなら、防水性、透湿性のあるものを選びましょう。ドリスヴァンノッテンのように格好つけてモード風に着る日もあれば、本当に雨の日にも着用するつもりで選ぶといいでしょう。

◆フェミニンな雰囲気のものを合わせるのがポイント

 アノラックのようにハードなアウトドアウエアをモード風に見せたいときは、それとは反対の性質のものを合わせます。

 例えばフェミニンでソフトな雰囲気のシフォンやレースのスカートに華奢なヒールのあるサンダル、パンツなら、シルクサテンのように光沢があり、柔らかな素材のワイドパンツか、小花柄のアンクル丈のパンツに細いストラップだけで構成されているネイキッドサンダルを合わせるのもいいでしょう。

 普通はアノラックに合わせるようなカーゴパンツやジーンズはわざと外すのがモード風に見せるポイントです。

 もちろん、雨の降りそうな日のピクニックにアノラックとカーゴパンツ、ハイキングシューズで行くのはOKです。

◆ビッグシルエットで少し硬さと張りがある素材がおすすめ

 アウトドアウエアやワークウエアのショップでは、レインジャケットやレインコートなども多く売られていると思います。これらをいかにもワークウエア風ではなく着こなすためには、そのときにはやっているシルエットと同じものを選ぶのがポイントです。

 今だったら、ビッグシルエットが主流なので、少し大き目に思えるようなものを選択するといいでしょう。

 また、素材については、少し硬さと張りがあり、シルエットがはっきり出るような素材で作られたもののほうが、柔らかくてコンパクトに畳めてしまうような素材のものよりも、よりモード風に見えますので、特にある程度の大人の場合は、しっかりした素材のものを選ぶのがお勧めです。

 ワークウエアのショップは、案外、日常的に着られ、おしゃれなものが多いので今まで行ったことがない方はぜひ行ってみてください。本当の意味で「使える」ものが手に入ると思います。

<文/小林直子>

【小林直子】

ファッション・ブロガー。大手ブランドのパターンナー、大手アパレルの企画室を経て独立。現在、ファッション・レッスンなどの開催や、ブログ『誰も教えてくれなかったおしゃれのルール』などで活躍中。新刊『わたし史上最高のおしゃれになる!』は発売即重版に

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