ダイエットの“やる気”を維持する「ショック法」3つ。鏡の前で食事するetc

ダイエットの“やる気”を維持する「ショック法」3つ。鏡の前で食事するetc

写真はイメージです

 ダイエットしようと意気込んでも、ついつい誘惑に負け食べてしまったり、「明日から頑張る!」と永遠にこない明日に誓ったりする人も多いのではないでしょうか。食事制限や運動をすれば痩せるとわかっていても続けられないんですよね…。

 そんなみなさんにおすすめしたいのがこの1冊、『EICO式 自分で自分を「追い込み」ダイエット』です。世の中には数多くのダイエット本がありますが、ダイエットのモチベーションを維持する方法について書かれたものは珍しいのではないでしょうか。

 著者でダイエットコーチのEICOさんは、一見ネガティブな気持ちをうまく利用しています。それが、「ショックをやる気に変える」方法。EICOさん自身も、1年で21s痩せたダイエット経験者。自分で自分を追い込み、モチベーションを上げるにはどうしたらいいのでしょうか。

◆勇気を持って自分と向き合う

 やせるにはまず、「このままではまずい! と本気で思わないと動き出せない」と本書。そういう心境にならざるを得ない具体的な方法を、本書から抜粋し要点をまとめました。

1 意外に食べていてショック!

 食べたものをすべてスマホのカメラで撮影してみる(※食事だけではなく、間食や飲み物まで、口に入れようとするものすべて)。自分が思っていた以上に食べていたら、ショックを受けるはず。こちら、私も実践しましたが、スマホで撮影する前に食べるのをやめたりして、単純だけど効果抜群でした。

2 鏡の前で食べてショック!

 食卓に鏡を置いて、自分が食べている姿を見つめてみる。食欲に支配された獣のようにがっついたり、かまずに飲み込むように食べていたりする自分がいたら、かなりのショックですよね?

 こちらですが、実は私、偶然にも時々やっていたんです。鏡の中の自分と対峙すると、不思議と行儀よくなったり、早食いがなおったりするので、個人的にもオススメします。

3 自分の動画を見てショック!

 家族や友人に協力してもらって、普段の無防備な自分の姿を録画してもらってショックを受けましょう。動画の中には自分で思っているよりも2段階くらい太っている自分がいるはず。

 またまた私事で恐縮ですが、私も知人に動画を撮られたことがあり、自分の姿勢の悪さや顔のしわっぽさにショックを受けました。自分の姿は自分ではわかっていないもの。でも、ショックを受けた日から、変わる覚悟ができるのです。

◆やる気が沸いたら行動あるのみ

 自分を追い込んだら、あとは這い上がるのみ! 本書では「ダイエットには、大きく分けて「運動」(筋トレ・ウォーキング)、「食事」(栄養バランス・やせる食事のルール)、「休息」(睡眠と入浴)という3つのポイントがあります」と説いています。

 その上で「3つのポイントで60点以上を目指すことが大事」と指示。60点以上って、案外低い点数だな、と私は首を傾げましたが、EICO式は「がまんせず、無理をしないこと!」が基本。お次は、日常でも無理なく取り入れられる、3つのポイントのコツを紹介しましょう。

 まずは、「運動」から。筋トレが流行して久しいですが、何からやっていいかわからない、という人も多いのでは。しかも「筋トレの成果が出るのは1ヶ月後。毎日続けることが大事です」と本書。でも大丈夫、寝る前や空き時間にできる簡単な筋トレを、本書がおしえてくれました。いくつかピックアップしてみましたよ。

◆「ピーマンじりをヒップアップ」(左右2セット)

1 床にうつ伏せになります。ひじを曲げて、両手はあごの下に、両脚はできるだけ大きく開いて、まっすぐ伸ばします。

2 右脚のつけ根から、ゆっくりと持ち上げます。限界まで上げて30秒キープ。

※脚を上げた時に、腰に痛みを感じる場合は、脚の上げすぎです。

3 1の姿勢に戻してから、左脚も同様に行います。

※脚を持ち上げる時、ひざとかかとが曲がらないように気をつけます。

 これならお風呂上りにできますし、身体がほぐれて熟睡できそうです。私もやってみましたが、効いている箇所=お尻の筋肉がわかりやすく、大変励みになりました。1ヶ月後が楽しみです。

◆「おなか&太ももすっきりトレーニング」(3セット)

1 両手でいすのへりをしっかりと持ち、背もたれを使わずに、いすに浅く腰かけ、背筋を伸ばします。

2 脚をそろえておへその高さまでひざを持ち上げます。おなかがプルプル震えるのを意識しながら20秒キープ。

 イスさえあれば、自宅でもオフィスでもすぐにできちゃいます。単純な動きですが、こちらも効いている箇所=腹筋がわかりやすいんです。筋肉が目覚める感覚を、ぜひ味わってください。

◆これなら続く、やせる食事ルール

 やせるための食事といえば、カロリー計算が必須! と思いますよね。ところが本書は「カロリーを気にして食べていると、ダイエットすることがイヤになるから、カロリー計算をしません」とキッパリ。

 食事のルールは「シンプル&カラフルを意識する」。これだけです。

「シンプルとは、調理方法や味つけのこと。調理行程が複雑になるほど、油や調味料をたくさん使うので高カロリーで塩分も高くなってしまい、ダイエットには不向き」。たとえば、トンカツより豚肉のソテーを、煮魚より焼き魚を選ぶ、といったところでしょうか。

「カラフルとは、見た目のこと。カラフルな料理は、野菜がふんだんに使われています」。なるほど、確かにカラフルな食卓だと目にも楽しくて、ていねいに食べようという気持ちにもなります。

◆おやつは高価なものを食べる

 そして、ダイエット中だからこそ大切にしたいおやつ。本書のルールは「食べるなら、記憶に残るおやつを」というもの。言わずもがな、「ダイエットの敵は“なんとなく食べ”」。そう、ダラダラ食べているおやつって、まったく記憶に残らず、ただ脂肪になっていくだけ。

 だったら、高価なお菓子を少しだけ買って、「おいしかった!」という強烈な記憶にしておくのが賢いやりかただと、本書は説いているのです。

 メンタル重視に書かれている本書には、無理難題は一切ありません。ダイエットとは、健康的な身体と生活を学ぶこと。本書を一読し、改めて気づいた私でした。

―小説家・森美樹のブックレビュー―

<文/森美樹>

【森美樹】

1970年生まれ。少女小説を7冊刊行したのち休筆。2013年、「朝凪」(改題「まばたきがスイッチ」)で第12回「R-18文学賞」読者賞受賞。同作を含む『主婦病』(新潮社)を上梓。Twitter:@morimikixxx

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