別れた夫と食事中に、飲食店からサプライズ。余計なお世話の行為とは…

別れた夫と食事中に、飲食店からサプライズ。余計なお世話の行為とは…

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 親しい友人や恋人などと外食した際に、お店からデザートサプライズを受けると嬉しいものですよね。ですが、時と場合によっては素直に喜べない場合も…。

 今回は、最近デザートサプライズを受けたお二人のお話をご紹介しましょう。

◆離婚後に元夫と食事に行くと…

 藤本美優さん(仮名・35歳・会社員)は、一昨年離婚をしました。

「なんだか一緒に暮らしているうちに食の好みや、エアコンの温度の好みなど、生活スタイルが合わなくて喧嘩がたえなくなり息苦しくなってきてしまって…」

 ついに三年間の結婚生活にピリオドを打った美優さん。

「でも、元夫(Yさん・40歳・営業職)とは離婚して別々に暮らし始めてからは仲が良くて、月一ペースで食事に行ってるんですよ」

 先月も、美優さんの家の近所にオープンしたての小洒落(こじゃれ)た居酒屋にYさんと一緒に行ったそう。

「そのお店、店員さんが20代前半の可愛らしい子ばかりで『私達みたいなおばさん、おじさんが入っちゃいけない所だったかもね〜』なんて話しながらメニューを見ていたんですよ」

◆悪気なく余計なお世話なメッセージが

 すると、注文を取りにきた可愛らしい店員さんから「ご夫婦ですか?」とニコニコしながら質問されました。

「『違うんです』と私が笑いながら答えたら、Yが『離婚したんですよ』とかぶせてきて…店員さん、驚いた顔していましたね」

 そして、一通り食事を終えてデザートに三色アイスの盛り合わせを注文すると…。

「さっきの店員さんが大きな白いお皿を持ってきて…見てみたら、お皿にチョコペンで『離婚してるのに、仲良く食事ができる素敵な関係(はぁと)うらやましいです(はぁと)』とデカデカと書いてあって驚きましたね」

 しかも、はしっこに並んだ三色のアイスにもチョコペンで「ズッ友」と書いてあったそう。

「彼女に悪気がないのは分かるのですが、ちょっと余計なお世話というか、いらぬ気遣いですよね(笑)」

 それからそのお店の前を通る度に「あのズッ友の子、また誰かに変なサプライズして怒られていないかな…」と心配になるという美優さんとYさんなのでした。

 続いては、サプライズメッセージに爆笑したという経験です。

◆ヨガスクールで主婦2人組と仲良くなった男性

 中村賢治さん(仮名・漫画家・37歳)は、最近ヨガスクールに通い始めました。

「一日中机に向かってばかりの仕事なので、身体はカチカチだし…習い事でもしてたまには外に出ないとなと思いまして」

 すると、ほどなくして主婦の2人組と仲良くなった賢治さん。

「僕、姉2人と育ったせいか男友達より、女友達の方が多いんですよ」

 ヨガレッスンの後にお茶をしては、彼女達の子供の写真を見せてもらったり、ママ友の愚痴を聞いたりと…賢治さんにとって新鮮な時間を過ごしていました。

「その頃に僕、美容院に行ったらパーマを勧められて断りきれずにかけたのですが…この歳で初めてのパーマだったので、なんか恥ずかしくてモジモジしていたんですよ」

 おじさんが調子こいてパーマなんかかけやがって、と思われているんじゃないか?と疑心暗鬼気味だった賢治さん。

「そしたら例の主婦2人組が僕をランチに誘ってくれたんですよ」

◆デザートの意外過ぎる言葉に爆笑

 おしゃれな虎ノ門のレストランで美味しいランチを堪能した3人。

 すると最後に、デザートのエクレアが運ばれてきて…。

「なんと、エクレアに添えられたチョコレートのプレートに僕の名前と“Nice Perm”(ナイスパーマ)って書いてあって思わず笑っちゃいましたね」

 そして3人でゲラゲラ笑いながらエクレアを食べたそう。

「それにしても、ナイスパーマって!(笑)ちょっと恥ずかしかったですが嬉しかったですね。僕の事を励まそうとして色々と考えてくれたんだなって」

 それから彼女達の事を見習って、誕生日や記念日以外でも気楽に色んな事をお祝いしていこうと思ったという賢治さん。

「あれからパーマにも自信が持てるようになり、今ではお気に入りなんですよ。毎朝、ナイスパーマ!って言いながら髪をセットしています」

 相手の気持ちを想像して、押し付けがましくなく、ちょうど良いサプライズを仕掛けてもらえたら嬉しいものですね。

<文&イラスト/鈴木詩子>

【鈴木詩子】

漫画家。『アックス』や奥様向け実話漫画誌を中心に活動中。好きなプロレスラーは棚橋弘至。著書『女ヒエラルキー底辺少女』(青林工藝舎)が映画化。

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