YouTubeのせいで家庭崩壊「夫が食事中まで見てるんです」

YouTubeのせいで家庭崩壊「夫が食事中まで見てるんです」

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「私だってYouTubeは見ますし、好きです。でも、夫のYouTube好きは尋常ではないんです」

 専業主婦の恵さん(仮名・30歳)の夫の洋平さん(仮名・30歳)は、「過剰なYouTube好き」になる前は、文句のつけどころがない男性だったそうです。

 YouTubeは49歳以下では70%以上の人が月に1回以上利用し、30歳以下になると、80%を超えているそうです(2018年12月ニールセンデジタルコンテンツ視聴率データ)。そんな誰もが利用しているYouTubeによって、悩まされることになってしまった恵さんに話を聞きました。

◆家族で食事中もイヤホンでYouTube

「洋平とは会社の同期として知り合いました。すぐに交際を開始して、お互いが25歳のときに結婚、私は寿退社。娘も授かりました。私は専業主婦ですが、ご近所や娘が通う幼稚園でも、洋平は“イクメン”と評判になるぐらい、家庭を大切にしてくれていました」

 ところが、昨年末にガラケーからスマホに変えた途端、洋平さんはYouTubeにのめり込みました。

「洋平は昨年までガラケーだったぐらいで、元々機械系には疎(うと)いんです。だからこそ、YouTubeのようなサービスが新鮮で、のめり込んでしまったんでしょうね。そこから、いろいろとおかしくなりました」

 恵さんは、「本当に腹が立つんです」と言いながら、洋平さんに対する不満をこぼします。

「家族での食事の時間にも、洋平はスマホでYouTubeを見ながら食べるようになりました。おまけに、イヤホンをしながらの視聴なので、どんな動画を見ているのかさえわかりません。動画を見ながら1人で突然笑い出すし……気持ち悪っ! って思います」

◆寝ても大音量で動画を流し続ける夫

 食事中の視聴はやめてほしいと、恵さんは洋平さんに再三訴えたといいます。

「娘の教育にも悪いですし、何より、ご飯は家族で和気あいあいと食べたいじゃないですか。なのに、洋平は『テレビを見ながら食べるのと何が違うの?』と、全然わかってくれないんです。テレビは家族で同じ番組を見てあれこれ話すこともできますが、1人でのYouTube視聴はそれができないから、まるで違いますよね」

 就寝時にも困ることがあると、恵さんは怒りを隠さずに話し続けます。

「洋平は、寝る前はスマホでYouTubeを毎日のように深夜まで見ているんです。それも、イヤホンをしていても音が漏れているぐらいの大音量で。おまけに、動画を止めずにそのまま寝てしまうので、うるさくて眠れません。私はまだしも、娘がかわいそうになります。勝手に動画を止めると、起きて逆切れしてきますしね」

◆ホテルは絶対フリーWiFiがあるところ

 そして先日、どうしても許しがたい出来事が起きてしまったそうです。

「久しぶりに、家族旅行をすることになったんです。私も娘も、行く前からとても楽しみにしていました。でも洋平は、宿泊先はフリーWiFiがあるところじゃないと嫌だとか、そんなことばかり気にしていて。フリーWiFiがあるホテルや旅館が大半だったので、その点はすぐに解決したのですが……。まさか、旅行先でもYouTubeを見るつもりなの? と思いました」

 恵さんの不安は的中してしまいます。

「さすがに、観光地や食事のときはYouTubeを見ていなかったですけどね。でも、幼稚園児の娘もまだまだ元気な時間帯から、宿泊先のホテルのベッドに横たわり、持参したイヤホンでYouTube漬けになっていました。まだ遊び足りない娘が洋平に声をかけたら、『うるさい!』と怒鳴る始末。もはやイクメンだった以前の洋平とは程遠く、一気に冷めました」

 家族旅行は残念な気持ちのままで終わることに。その後、恵さんはどうしても怒りがおさまらないそうです。

◆今や「イクメン」は昔の話に

「洋平がYouTubeを見ている姿を見るだけでも、今はイライラしてしまいます。帰宅してからも、休みの日も、ずっとYouTube漬けです。娘も、『パパ、あたしのこと嫌いになっちゃったのかな』と悲しそうに言っていました。話し合いをしようとしても、『今どき、誰でもYouTubeは好きなものだよ』と、見当外れの言葉しか返ってきません」

 恵さんは、悲しそうに言いました。

「まさか、YouTubeで家庭が崩壊するだなんて、思ってもみませんでした。寂しい、の一言です。私はまだしも、娘よりもYouTubeを優先することだけはやめてほしいです」

 洋平さんにもYouTubeにハマる理由があるのかもしれません。しかし、家族がどれだけ寂しがっているのかは、わかってほしいところです。YouTubeは同じ動画を何度も見ることができますが、家族と過ごすこの瞬間は一度きりなのですから。

<文/Mai>

【Mai】

アラサー子持ち既婚者。別名義で恋愛コラムなどを多数執筆。現在は取材記事をメインに執筆している。

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