コロナ下のハワイ、有名ビーチで400人がパーティ騒動。住民もア然

コロナ下のハワイ、有名ビーチで400人がパーティ騒動。住民もア然

コロナ前のワイキキビーチ

ハワイ在住ライターの佐藤まきこです。新型コロナウイルスの感染予防の基本は、マスク着用とソーシャルディスタンス。そんな常識もなんのその、ハワイのビーチで400人近くがマスクをせずパーティを繰り広げるニュースが飛び込んできました。人々をア然とさせた大規模などんちゃん騒ぎで、即座にこのビーチが閉鎖される事態となったのです。

◆踊って飲んでの大騒ぎ

 この騒動が起きたのは、マウイ島のリトルビーチ。ここで1月3日、人々集まりパーティを繰り広げていたのです。この様子を撮影した動画がインターネット上に掲載されており、それを見ると、音楽にあわせてドラムをたたいたり、踊ったりしながら大盛り上がりしていることがわかります。

 しかも集まった人の数は、およそ400人。おまけに、動画に写っているほとんどの人が、マスクを着けず、ソーシャルディスタンスも守っていないことがわかります。ハワイでは屋外であっても、十分なソーシャルディスタンスをとれない場合は、マスクの着用が義務付けられています。さらに、ハワイの公共のビーチでは飲酒と喫煙が禁止されているにもかかわらず、アルコールやタバコを口にしている人がいたとのこと。

◆フェンスが設置され一時閉鎖

 また、この騒動の舞台となったリトルビーチは「ハワイで唯一のヌーディストビーチ」として知られる場所。SNSで「リトルビーチ」と検索すると、女性も男性も裸になって笑顔で写る投稿写真が出るわ出るわ。そのためか、今回のパーティでも裸で踊る人の姿も見られたようです。ただし、このヌード行為はハワイの公共のビーチでは禁じられているんです。

 この事態に地元の保全資源執行部の警官が駆けつけ、飲酒違反の切符を次々に発行したそうですが、数百人もの対応にはとても追いつかなかったとのこと。地元警察では「このような大規模なパーティは、ウイルスの感染を拡大させる可能性がある」と非難。すぐにこのビーチにはフェンスが設置され一時閉鎖されることとなったのです。

◆ほとんどの人はマスクを着けている

 アメリカでは以前からマスクをしない一部の人がいると問題になっていますが、ハワイはアメリカの中ではマスク着用率が高い州。さすがにビーチではマスクをしている人は少ないですが、公園ではきちんとマスクをつけたままランニングやウォーキングする人も多く、現地在住の筆者から見ても、ほとんどの人が着用していると感じます。

 だからこそ、今回の騒動はビックリ。きっと多くのハワイの方が、「なんてこった……」と、度肝を抜かれていたのではないでしょうか。ちなみに、マウイ島の感染者数は1月12月頃から増加傾向にありますが、この騒動と感染者増加に関連があるかは不明です。

◆ハワイではワクチン接種がスタート、少しずつ旅行客の姿も

 ところで、ハワイの街は今どうなっているでしょうか?

 ハワイでは2020年10月15日から、ハワイ出発の72時間前までに新型コロナウイルスの検査を受けて陰性であれば、ハワイ到着時の自己隔離が免除される「ハワイ州事前検査プログラム」を開始。11月からは、このプログラムに日本も対象となり、秋頃から少しずつ観光客の姿が戻ってきました。

 観光の中心地となるオアフ島では、昨年3月と9月に2度のロックダウンが行われ、毎日観光客でにぎわっていた街はすっかりゴーストタウン化していました。しかし11月頃から、観光客と思われる人の姿を街でちらほら見かけるようになり、「観光客が戻ってきた」と少しずつ実感できるようになってきました。

 ハワイでは冬でも温暖なためか、日本やヨーロッパで見られるような大規模な感染拡大は今のところ起きていません。今年1月21日現在、ハワイ州では累計24,739名(前日比+119)の新型コロナウイルス感染が確認されています。

 それに昨年12月からワクチンの接種が始まり、少しずつですがコロナ前の生活に近づくための準備が進められていると感じられます。

 どこにでも、常識では考えられない行動を起こす人がいるものですが、コロナで苦しむ人が世界中にいるご時世に、この騒動はやっぱりあり得ないですよね。まわりの人のことを考えて、マナーのある行動を行える人がいることも、コロナの収束には必要なんだと思わずにはいられません。

<文・撮影/佐藤まきこ>

【佐藤まきこ】

女性誌のエディターやファッションビルの広告・プロモーションのプランナー、コピーライターとして長年経験を積み、フリーランスのエディター・ライターへ。ハワイ在住。Instagram:@hawaii_milestone

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