死んだおばあちゃんが夢で謎の忠告を…私たちの不思議な体験

死んだおばあちゃんが夢で謎の忠告を…私たちの不思議な体験

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 あなたは偶然では片付けられない不思議な体験をした事がありますか? 第六感が働いたのか、はたまた虫の知らせか…。

 今回は、そんな体験をした2人の女性に話を聞いてみました。

◆昨年、かわいがってくれた祖母が亡くなった

 坂本綾子さん(仮名・32歳・派遣社員)は、子供の頃からかなりのおばあちゃん子でした。

「両親が共働きだったので、よく面倒見てもらっていましたね。祖母の影響で私は今でも、ひじきの煮物や、きんぴらごぼうなどの常備菜を欠かさず作る和食党になったんですよ」

 綾子さんが大人なってからも、定期的におばあちゃんの家に遊びに行き、2人の好物の虎屋のようかんを食べるのが楽しみだったのだとか。

「ですが昨年、祖母(75歳)が肺炎で亡くなってしまったんです。ショックでしたし、本当に寂しかったですね…」

 生前、おばあちゃんに「綾ちゃんの花嫁姿を見るまでは死ねない」と言われていた綾子さん。

「ホントそれだけが心残りで、花嫁姿を見せて安心させてあげられたら良かったのにって思います。なので、ごめんねって毎日祖母に手を合わせていたら…」

◆急に彼氏ができ、結婚前提のお付き合い&同棲開始

 急に人数合わせで呼ばれた合コンで知り合ったKさん(30歳・会社員)から猛烈にアプローチされ、出会って2ヶ月でお付き合いをする事に。

「しかもKさんが『結婚を前提としたお付き合いをしたい』と言ってくれて、いきなり同棲する事になったんですよ。4年ぶりに彼氏ができただけでもとまどっているのに、ホント急展開過ぎて!」

 そのままKさんの部屋に引っ越しをした綾子さん。2人の生活がスタートした数日後に…。

「祖母が夢に出てきたんですよ。もう嬉しくなっちゃって思わず『すごく優しい彼氏ができて一緒に暮らしてるよ』と報告しました」

 おばあちゃんは、ニコニコと綾子さんの話を聞くと、表情が一変し…何かを訴えかけるように電気コードの束を持ち、それを床に叩きつけだしたそう。

「祖母が私の目を見つめて、一生懸命電気コードを叩きつけながら近づいてくるのですが…何を伝えたいのかさっぱり分からなくて」

 目が覚めてからも、その夢が気になって仕方がありません。

◆おばあちゃんからの忠告の夢だった?

「そしたら、その翌日…ゲリラ豪雨からの落雷で家電がほとんど全部壊れてしまったんですよ」

 同棲早々にテレビ、エアコン、冷蔵庫、パソコン全て買い替える事になってしまった綾子さんとKさん。

「その時ハッとして、あの夢はきっと祖母が“コンセントを抜いておかないと、落雷で家電が全部壊れちゃうよ”と教えてくれたに違いないと思いました」

 おばあちゃんがせっかく渾身(こんしん)のパフォーマンスで伝えてくれたのに…理解してあげられなかった自分に腹が立つと悔やむ綾子さん。

「夢の中の祖母は、全く話さず動きだけで伝えようとしてくるので、ちょっと分かりにくくはありますが…よく考えたら正解できたんじゃないかな?と思いまして」

 綾子さんは、次こそ絶対に当ててやると心に誓ったそう。

◆彼氏とおばあちゃんの共通点

「それにしても、私がアクシデントを回避できるように、祖母が夢に出てきてくれた事が本当に嬉しくて…これからもしょっちゅう出てきてくれたらいいんですけどね」

 そして、もしかしたらKさんと出会えたのもおばあちゃんのおかげかもしれないと感じている綾子さん。

「だってKさんも虎屋のようかんが大好きで、よくお土産に買ってきてくれて一緒に食べているんですよ?まるで、祖母の代わりみたいに」

 それから、ようかんを買った日はおばあちゃんの遺影にお供えして「また何かあるようなら、教えにきてね」と手を合わせているそう。

「なんだか祖母がいつも見守ってくれているような気がして、安心できるんですよね」と微笑む綾子さんは、来年結婚するそうです。

 続いては、離れた実家で飼っている愛犬の不思議なエピソードです。

◆犬の散歩をしている女性に話しかけ、実家の犬を思い出した

 原田紗江子さん(仮名・26歳・派遣社員)は、仕事の帰り道に犬の散歩をしているご婦人を見かけました。

「私の母親ぐらいの年代の優しそうなご婦人が、柴犬をつれていて…つい気になってしまいました。うちの実家でも柴犬を飼っているので」

 普段なら絶対にそんな事はしないのに、なぜかご婦人に話しかけてしまった紗江子さん。

「『可愛いですね、ワンちゃんのお名前は?』と話し始めて…つい私も、実家で飼っている柴犬はチャミといってもう13歳なんですよ、なんてペラペラしゃべってしまったんですよ」

 なんで今日に限ってそんな事をしたんだろう?と不思議に思ったそう。

「あれ、そういえばチャミは元気かな?と気になって実家の母親に電話をかけてみたんです」

◆実家の母に愛犬の様子をたずねたら…

 すると「チャミ?元気にしてるわよ。今、写真撮って送ってあげるね」と電話で話しながら外に出た紗江子さんのお母さん。

「そしたら『キャー!』と母親が悲鳴をあげて『チャミが、倒れてグッタリしている』と言うので…もう、ビックリして心臓が止まりそうになりました」

 動揺しているお母さんに、すぐにかかりつけの動物病院に連れて行くように言うと、紗江子さんも都内から電車で1時間半程の実家に向かいました。

「結局、チャミは熱中症で、涼しい部屋で休んで水を飲んだら、すぐに元気になったのですが…グッタリしたまま朝まで気づかず放置していたら危なかったと先生に言われました」

 紗江子さんは、“きっとチャミちゃんが危機を感じて自分にSOSを送ってくれたに違いない”と思ったそう。

「離れて暮らしているのに、チャミはきっと苦しみながら私の事を思い出してくれたんだと思うんです。それが届いたんじゃないかなと」

「もう老犬だし、これからはもっとチャミの事を大切にしたいですね」と語る紗江子さんなのでした。

―シリーズ「怪談・ゾッとする話/不思議な話」―

<文&イラスト/鈴木詩子>

【鈴木詩子】

漫画家。『アックス』や奥様向け実話漫画誌を中心に活動中。好きなプロレスラーは棚橋弘至。著書『女ヒエラルキー底辺少女』(青林工藝舎)が映画化。

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