ぎゃ〜っ民宿で超巨大クモ、ホテルで謎の笑い声…女一人旅の怖い話

ぎゃ〜っ民宿で超巨大クモ、ホテルで謎の笑い声…女一人旅の怖い話

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 生きていれば、誰しも“怖い体験”をしたことがあると思います。今回夏の恐怖体験を探してみると、一人旅での恐怖体験が集まりました。王道を経験した女子から、意外な恐怖体験をした話まで。あなたは一人旅、それでもしたいと思いますか?

◆離島で格安一人旅をする女性。宿で巨大クモに遭遇

 まずは、この一件がトラウマとなり、格安旅行を卒業した恵利さん(28)の話です。

 毎年夏に離島に格安一人旅に行っていた恵利さん。その時泊まったのは、一軒家を改装したような古い民宿。お母さんが一人でやっているようなところで、正直居心地はそんなよくなかったそうです。

「家の中は薄暗く、何かが出そうだなあと思いました。でも目的は宿を楽しむことではないから、まあいっかと。でも夜になり部屋で一人ぼーっとしていると、どこからともなく“何か”の気配がしたんです」

 何かの気配。最初それを彼女は慣れてない部屋だから…で済ませていたそうです。気のせいだろう。そう思い、夜はゆっくり瞑想をしようかなと電気を消したそうです。

「電気を消したら、その何かの気配がもっと大きくなったような気がしました。それで私、気になって電気をつけたんです。そしたらなんと、……顔面くらいの大きさの、超巨大クモが壁にへばりついていたんです!!!」

◆戦慄!巨大クモを握りつぶす民宿のオカン

 そのサイズは、足を伸ばすと顔面ほどのサイズになるであろうクモ。恵利さんは「ぎゃあーーー!!!」と叫び、深夜にも関わらず部屋を飛び出しお母さんを呼びにいきます。「どうされました?」と迷惑そうなお母さんに事情を説明すると、さらなるホラーが。

「なんとお母さん、雑巾1枚片手に持ち、ひょいひょいと部屋に乗り込んできました。そしてなんのためらいもなく、顔面ほどもあろうクモをグチャーっと握りつぶしてくれたんです。雑巾の隙間から見えるピクピクと動くクモの脚…。あれは忘れられません」

 殺してくれてありがとう。そう思う半面、彼女はもう格安田舎旅行はすまいと心に誓ったそうです。

「今思えば、もう少し冷静に写真でも撮っておけばよかったって後悔しています。友達に話しても、『顔面ほどのサイズはない!』って笑われるんです。でも本当に、そのくらいあって…いまでは部屋で感じる気配には、妙に敏感になっている自分がいます」

◆真夜中なのに子供の足音と笑い声が聞こえる…

 次は、ある夏に出張ついでに浜名湖に一人旅をした桜さん(30)の話です。

「私はその日、普通のビジネスホテルに泊まっていました。夜は疲れもあって早めに寝たのですが、多分2時頃かな。廊下から『バタバタ』という子供の足音のような音と、かすかな笑い声が聞こえてきたんです」

 最初は桜さんも、夜中に子供が騒いでいるのかなあと思い、あまり気に留めなかったそうです。しかし翌日の夜は、なんと足音にプラスして『ドンドンドン』とドアを叩く音も追加されたそうです。

「さすがに迷惑だし、いたずらにしては許せません。翌朝困ったので、私はフロントに事の経緯を報告しに行きました。そしたらスタッフの方は『え?!』という顔をしたと思ったら、『確認します』と言って、奥に引っ込んでしまいました」

◆衝撃の光景を目にしてしまう

 その後桜さんには『厳重に注意します』と伝えられ、さらにお詫びとして広い部屋への交換を提案されたそうです。残り泊数もそんななかったので、彼女は「そこまで?」と思ったそうですが、まあ迷惑行為がなくなるなら良いかと思い快諾。

 荷造りをして部屋を出る前に、壁にかかった絵を何の気なしに裏返したそう。

「テレビで見るようなお札(ふだ)が何十枚も張られていたんですよ。さすがにゾワーとしました。それ以降、ホテルに入ったらまずベッドの裏と絵画の裏はチェックするようにします」

 ドラマのような本当の話。

 一人旅は道中色々あるものですが、ぎゃーと叫ぶような恐怖体験もまた思い出です。あなたは今年、どんな思い出を作りますか。

―シリーズ「怪談・ゾッとする話/不思議な話」―

<文/しおえり真生 イラスト/真船佳奈>

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