訪日外国人が絶賛「日本のコンビニは天国!」アメリカのセブンイレブンは地元でも不評?

訪日外国人が絶賛「日本のコンビニは天国!」アメリカのセブンイレブンは地元でも不評?

訪日客"日本のコンビニ天国"

訪日外国人が絶賛「日本のコンビニは天国!」アメリカのセブンイレブンは地元でも不評?

(画像:7-Eleven Instagram)

 日本に帰国する際、米国在住の日本人仲間に一番うらやましがられるのがジャパニーズグルメ。

 中でも、品揃えの充実ぶりがハンパないコンビニグルメへの憧れは強く、「帰国したらコンビニに行って、絶対○○○と△△△を食べたい!」と心のノートに書き留めている人は少なくありません。

 日本を訪れる外国人観光客やビジネスマンに聞いても、「日本のコンビニは天国だ!」と口を揃えます。

◆米セブンイレブンには「がっかり」が多数派

 70年代にアメリカから導入されて以来、日本人のニーズに応える形で独特の進化を遂げてきたコンビニ。年中無休で食品や日用雑貨など生活に必要なもののほとんどを扱い、荷物の発送や受け取り、光熱費や税金の支払いなどもできる、日本人の生活になくてはならない重要な存在になりました。

 特に、もともとアメリカ企業として日本に上陸し、後に子会社だった日本企業がアメリカの親会社を買収したことで日本ブランドとなった「セブンイレブン」を見ると、日米のコンビニ文化の違いが如実(にょじつ)に分かります。

 まずアメリカ在住の日本人の友人たちに話を聞いてみると、「アメリカのセブンはあんまりコンビニエント(便利)な印象がない」「日本のセブンを思い描いて入ると必ずがっかりする」という否定的な声ばかりが集まりました。

「こっちのコンビニはガソリンスタンドに併設されているところが多いため、ガソリンを入れるついでにセブンがあれば寄ることはあります。でも、それ以外では行かないですね。

 うちの近所だけかもしれませんが、セブンのあるのは治安の悪い地域ばっかりなので、高校生の息子には絶対に行くなと言い聞かせています」(45歳・主婦)

「留学したばかりの頃、セブンを見て大喜びで入ったら、雰囲気も売っている商品も、何もかも日本のお店と違って残念でした。

 清潔感はないし、整理整頓されてないし、それに何よりレジ横にある唐揚げや肉まんなどのホットスナックも、大好きなおにぎりも売ってない(笑)。日本のコンビニで感じるワクワク感が一切ないんですよね」(25歳・女子大生)

 さらにアメリカでは、コンビニよりドラッグストアの方が数も力関係も上だという意見も聞かれました。

「ガソリンスタンドのない大都市で、コンビニはほとんど見かけないように思います。マンハッタンにはCVSファーマシー、ウォルグリーン、デュアン・リードといった大手ドラッグストアチェーンがいっぱいありますけど、セブンはどこにあったかな?」(33歳・自営業男性)

「こっちのコンビニって全然パッとしないんです。日本から遊びに来た家族や友人を連れてお土産を買いに行くにも、ドラッグストアなら喜ばれるけど、コンビニはちょっと考えられないですね」(50歳・大学職員女性)

◆残念すぎる米コンビニに地元民からも悲鳴

 日本在住の外国人や出張などで日本に来る機会の多いアメリカ人も、日米のコンビニカルチャーの違いにはほぼ同様の意見を持っているようです。

 アメリカのフード情報サイト『イーター Eater』では、日本のコンビニ文化の素晴らしさを力説。

「サンタクロース伝説は作り話だけど、あなたが聞いた日本のコンビニについての噂は全て真実です」として、ローソンやファミリーマート、セブンイレブンなど、各コンビニチェーンの特徴を紹介すると同時に、コンビニグルメの代表格がどんな食べ物なのかを外国人観光客向けに詳しく解説しています。

 また、同サイトでは「日本ではセブンイレブンがベストだ」と断言。ホットスナックの充実やフレッシュコーヒーの美味しさを称賛するだけでなく、外貨の引き出しも可能なセブン銀行にも触れ、外国人観光客にとって一番ありがたいコンビニだと位置づけました。

 一方イギリスのBBCでは、残念なアメリカのコンビニを日本の素晴らしいコンビニと徹底比較。

「日本からアメリカにやって来た人たちは、米国内のコンビニに行ったらきっと失望するだろうね」

「アメリカのセブンに売られている油でギトギト光ったホットドックは残念すぎる」

「日本のコンビニを経験したら、アメリカのコンビニで食べものを買うことができなくなってしまった」

「日本のコンビニグルメがヘルシーなものばかりだと信じているアメリカ人は多い。それはたぶん、アメリカのコンビニが(日本と比べて)ひどい食べ物ばかり売っているから」

 と、日本在住経験のある外国人コメントを引用し、米コンビニの実態を明らかにしました。

 そういえば筆者が最近知り合ったボストン出身・日本在住4年目のアメリカ人(30歳・会社員男性)も、「日本の何がすごいって、セブンイレブンだよ。あれは天国だね。アメリカのセブンは偽物。行く気がしないよ」と笑っていました。

 ここまで言われるアメリカのコンビニ、とりわけセブンイレブンはどんな場所なのか、逆に行ってみたいという方も出てくるかもしれません。そんな方はぜひ次回のアメリカ旅行で! あまり積極的におすすめする気にはなれませんけど……。

Sources:「Eater」「BBC」

<文/橘エコ>

【橘エコ】

アメリカ在住のアラフォー。 出版社勤務を経て、2004年に渡米。ゴシップ情報やアメリカ現地の様子を定点観測してはその実情を発信中。

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