懐かしドラマのお洋服、今でもマネしたい4選。“東ラブ”から“けもなれ”まで

懐かしドラマのお洋服、今でもマネしたい4選。“東ラブ”から“けもなれ”まで

『やまとなでしこ』は「王道のモテスタイル 」

 こんにちは、ファッションスタイリスト&ライターの角佑宇子(すみゆうこ)です。ドラマは時にその年代の社会背景をあらわしているものですが、ドラマの登場人物が着用している衣装もまた、その年代の流行スタイルが反映されています。

 改めて過去の話題となったドラマを見返してみるとまた面白い発見ができるかなと思い、今回は90年代〜最近までの歴代ドラマの衣装を比較してファッショントレンドの変化を考察してみたいと思います。

◆90年代『東京ラブストーリー』は「キレカジスタイル」

 現在のアラフォー・アラフィフ世代の青春時代ド真ん中といえば、忘れてはならないのが『東京ラブストーリー』。鈴木保奈美演じる、赤名リカのファッションといえば、正統派トラッドスタイルがベースとなったキレイめカジュアルコーデが特徴的です。

 紺のブレザー、タータンチェックのスカート、スカーフを使ったアレンジコーデなど、カジュアルなファッションにどこかちょっとキレイめ感をプラスするのが当時の流行ファッションでした。

 リカのファッションは品の良さと女性らしさ、ちょっとキャリアウーマンっぽさがあって今の時代にも受け入れられやすいテイストと言えるでしょう。ただ、肩パッドのボリュームさは90年代そのものって感じがしますね。

◆2000年代『やまとなでしこ』は「王道のモテスタイル 」

 2000年代を代表するヒットドラマといえば、『やまとなでしこ』。玉の輿を狙う、主人公桜子のキャラクターはもちろんのこと合コンで男性を落とすモテコーデルックも当時話題になりました。

 2000年代はのちに登場するキャンキャン系ファッションにも通ずるようにとにかく「モテ」や「男ウケ」を意識したファッションが主流でしたが、おそらく火付け役はこのやまとなでしこのドラマなのではないでしょうか。

 桜子が身につけるものの多くはハイブランドですが、白のワンピースやボディに沿った柔らかいシルク素材のスカートなど上品さを極めたお姉さんファッションは現在も比較的受け入れられやすい王道スタイルです。気合いを入れたいときは桜子ファッションを参考にしてみるのも良さそうですね。

◆2012年『リッチマンプアウーマン』は「大人可愛いスタイル」

 これからの時代を象徴するようなIT業界を題材にした、2012年放送の超人気月9ドラマ『リッチマンプアウーマン』。ヒロインとなる夏井真琴を演じた石原さとみも可愛いと話題を呼んでいましたね。

 リッチマンプアウーマンの真琴ファッションは、2012年前後で流行した「大人可愛い系」がベースとなっています。一時代のお姉さんコーデから一転して、ミニ丈のふんわりスカートにテーラードジャケットを合わせるという可愛さと大人っぽさをミックスさせたコーディネートが主流となりました。

 ベースは現代ファッションとほぼ変化はないので、スカート丈を膝丈に変化させるだけでそのまま真似コーデを楽しめそうです。

◆2018年『獣になれない私たち』は「ワントーンスタイル」

 最近のドラマも取り入れたいということで、2018年にヒットした新垣結衣さん、松田龍平さん主演『獣になれない私たち』もピックアップ。営業アシスタントとして働く深海晶のコーデポイントは「ワントーンコーデスタイル」。

 ド派手にスタイリングしたり、小物で外しを入れたりするものではなく、全体的に見てキレイな統一感があることがポイント。アウター、インナー、ボトムにバッグと全体を通して、類似した配色で完成されているのでこちらも参考にできそうですね。ワイドパンツにロングアウター、今年も引き続き人気のスタイルになりそうなのでぜひこの秋、取り入れてみてはいかがでしょうか。

 90年代から2010年代にかけては、比較的「女性らしさ」が打ち出されたコーディネートが多いのに対し、ここ数年前からのドラマ衣装はユニセックスなスタイルが目立って多いですね。

 ドラマのキャラクターによっても多少の違いはありますが、スカートスタイルよりパンツルックなスタイリングが多いことから、ファッションの流行もよりボーダレスになってきているのかもしれません。時代を象徴するファッションは、その年代でしか楽しめないものがあるのでぜひ一度はトレンドの波に乗って見るのも良さそうですよ。

<文/角 佑宇子>

【角 佑宇子】

(すみゆうこ)ファッションライター・スタイリスト。スタイリストアシスタントを経て2012年に独立。過去のオシャレ失敗経験を活かし、日常で使える、ちょっとタメになる情報を配信中。インスタグラムは@sumi.1105

関連記事(外部サイト)