彼氏はもしかしてカツラ?隠す彼に酔った勢いでつい…

彼氏はもしかしてカツラ?隠す彼に酔った勢いでつい…

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 もし結婚を考えている彼の秘密を知ってしまったら、あなたならどうしますか?

 今回はそんな彼に、秘密を打ち明けてもらおうと奮闘した女性のお話しをご紹介しましょう。

 里中裕美さん(仮名・32歳・百貨店勤務)は、Hさん(38歳・会社員)とお付き合いを始めて3ヶ月になります。

「同僚の旦那さん主催のバーベキューに行った時に、紹介してもらったのがきっかけです。2人とも街ブラ番組が大好きで、色々な街を散歩しているうちに付き合うようになりました」

◆彼から同棲の提案。

 そして、ある日Hさんから「結婚を前提に、一緒に住んでくれないか?」と誘われます。

「とても嬉しかったのですが、ちょっとその前に確認しておきたい気になる事があって」

 実はHさん、なぜか裕美さんの前ではお風呂に入っても頭は洗わず、頭を触られるのも嫌がるそうで…。

「多分、頭頂部に部分的なカツラをつけているんだと思います。この間、寝ている時にちょっとズレてカパカパしているのを見てしまったんですよね…」

 Hさんは可愛らしい顔立ちでスタイルも良く、年齢よりもかなり若く見えるので、きっと「頭頂部のハゲさえ隠せば完璧なのに」と悩み、カツラをつけるようになったのではないか?と想像する裕美さん。

「私はHがハゲていようが、関係なく好きなので…一緒に暮らすようになる前に彼に本当の事を言ってもらいたかったんですよ」

 ですが、Hさんを傷つけないようにどうカツラの話題にもっていくか裕美さんは悩みます。

「考えても、考えてもどうしたらいいのか分からなくて…つい冷蔵庫の缶チューハイを開けてしまったんです」

◆彼と飲んでいる時に問い詰めてしまった

 お酒を飲みつつ、おつまみを作りながらHさんの帰りを待ち、Hさんにも飲ませてくつろいだ雰囲気になったらカツラの話題にもっていこうかな?と思ったそう。

「そして帰宅したHと飲み始めたのですが、私ちょっと飲み過ぎて酔ってしまって」

 ほろ酔いになってきたHさんに「ねぇ、私に秘密にしている事ない?」といきなり聞く裕美さん。

「すると、ばつが悪そうな顔をして『バレてたのか…昨夜確かに女の子と2人きりで飲みに行ったけれど、あれはただの後輩で、職場の悩みを聞いてあげただけで』と想定外の事をゲロりだして」

 何その話?と一瞬ケンカになりそうになりましたが、なんとか気持ちを持ち直し「まだ私に隠している事あるよね?」と詰め寄ってみると…。

◆カツラをはっきり指摘したら泣き出す彼

「Hが、蚊の鳴くような声で『なんの事?』と、とぼけたので私つい『それってカツラだよね』とはっきり言ってしまって」

 するとHさんは「あははは、バレてたのか…そっちか〜」と笑いながら大粒の涙をポロポロと流したそう。

「泣きながら肩を震わすHを見て『やっちゃった!』と焦りましたね。酔っていてつい、デリカシーのない言い方をしてしまいました」

 すぐに裕美さんは「嫌な言い方してごめんね、でも本当の事言って欲しかったの。私はそんな事全く気にしないし、変わらずHが好きだよ」とHさんを抱きしめました。

 すると『本当に? ハゲでも嫌いにならない?』と彼が裕美さんの手を握ってきたので…。

◆「アイプチやヒールと変わらない」と言うと彼はさらに涙

「私だって目をアイプチで二重にしたり、ヒールを履いて背を高く見せたりしているよ。それと変わらないじゃん、と手を握り返したんですよ」

 Hさんは、さらに泣きながら『本当にありがとう、一生大事にするから〜』と土下座をしたそう。

「その夜、初めてHがカツラを取ったところを見て…私も大切な秘密の姿を見せてもらったのだから、一生大事にしなくちゃとしみじみ思いました」

 それから2人は一緒に暮らしだし、Hさんが家でとてもリラックスしてくれるようになり、裕美さんはホッとしたんだとか。

「ちょっと、会社の後輩と2人きりで飲みに行った話が気になりましたが…そんな女より私の方が、Hの真の姿を知っているぞと余裕な気分ですね(笑)」

 2人は結婚に向けて、楽しく準備を進めているそうです。

―シリーズ「気になる男性・彼・夫の意外な一面」―

<文&イラスト/鈴木詩子>

【鈴木詩子】

漫画家。『アックス』や奥様向け実話漫画誌を中心に活動中。好きなプロレスラーは棚橋弘至。著書『女ヒエラルキー底辺少女』(青林工藝舎)が映画化。

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