EXIT兼近大樹、文春の犯罪歴報道でむしろ好感度アップのナゾ

EXIT兼近大樹、文春の犯罪歴報道でむしろ好感度アップのナゾ

(画像:EXIT兼近Twitterより)

 東京吉本所属、“ネオパリピ系漫才師”と称される、チャラ男キャラで人気のお笑いコンビ・EXITのメンバー、兼近大樹(28)。9月5日発売の『週刊文春』で、20歳のとき売春防止違反の疑いで逮捕され、罰金刑の有罪判決を受けたという衝撃の過去が明らかになりました。

 これまでの芸能ゴシップを考えれば袋叩きに合いそうなものですが、今回の事件でEXITの株はむしろ上がっているのでは? と思うほど、ネット上には応援の声が溢れています。人気若手お笑いコンビですから、世間的な好感度がそもそも高かったのだとしても、「応援し続けたい」「過去も受け入れる」とまで多くの人に言わしめるのはなぜなのでしょうか?

◆今までの例なら、袋叩きにあっただろうに…

 改めて文春の報道を振り返ると――。

 同誌が取材した、兼近の地元北海道札幌市の記者のコメントによると、逮捕容疑は2011年4月、当時19歳の女子生徒に、出会い系サイトで知り合った男性と市内のホテルでいかがわしい行為をさせたというもの。その際に現金1万5000円を受け取らせているので、少女売春あっせんと呼ばれる行為です。

 9月1日深夜、週刊文春取材班が本人に直撃すると、兼近は事実関係を認めたうえで、「はいはい。そうです。簡易裁判で、罰金刑10万円で出てきました。僕はそのとき、それが普通だと思っていたんで。周りが全員そうで」と回答しています。20分にわたって罪を告白するという異例の対応でした。

 兼近といえば、実家が貧しかったことを度々本人が語っており、有名な話です。高校中退して新聞配達やとび職で家計を支え、未成年で風俗店従業員として働き、警察の世話になるのも“普通だと思っていた”ーーというコメントのリアルさに、叩く気になれなかった人も多いようです。

◆異例の対応、「やっと、今、言えるんだ」

 今回の取材を受け兼近は、「正直、いつか絶対バレることなんで、吉本にはずっと話していて。絶対に誰かが気付くんで、それが今、文春さんが知ってくれたっていうことで正直嬉しかったです。『やっと、今、言えるんだ』って!」と記者に対して答えています。

 また、同誌発売後に、「見出しだけで判断せず、買って内容を読んで見てください」と、一連の報道を受けての思いを画像4枚に渡りツイート。

「過去の法律違反を美談にする気も肯定する気もない」とし、「60億人60億色の生き方があって中には自分の今いる場所に違和感を感じている人も居ると思う。そこから抜け出しても受け入れてくれる場所はまだあるぞと、失敗しても抜け出して楽しんで生きてる俺を見せることが人を励ますことになれればと本気で思っています」とつづっています。

 同ツイートには5日夜の時点でRTが2万、いいねは12万を超えています。

◆3000件を超えるリプライにはEXITファンからの励ましの声が殺到

「言いたかったけれど、言えなかった」という兼近の様子が、世間の反応を軟化させたのでしょうか。前述の投稿に対するコメントを見ても、「これからもずっとEXITを応援します」「いつもEXITの笑いに励まされてきました」といったものから、「過去があるからこそ今の兼近さんがある」「今過去を受け入れて、誠実に対応していることがすべて」などと、擁護する声が圧倒的です。

 むしろ美談になりそうな勢いで、ちょっと気持ち悪くさえありますが、「過去の失敗を乗り越えた人」を讃える反応は日本では異例かもしれません。

 この傾向はEXITのファンに限らず、ネット上では「未成年のときの犯罪で償っているのに、いまさら報じる必要性があるの?」と、報道自体に疑問を抱くものも多々見られます。

 また、兼近の相方のりんたろー。は「元々兼近と出会わなければ今のような幸せが訪れることはなかったでしょう」「過去は決して変えられないけれどその過去を悔い改め応援されるよう今は歩む事は出来るはずです。だから僕は彼と一緒に目標に向かって走る事を選びました」と、相方である兼近への熱い思いをツイート。

 もちろん、過去にやったことは犯罪行為ですので批判の声もあります。「見た目と違って実は真面目というギャップがよかったのに、結局見た目どおりで残念」といった声や、「この件は被害者が居なかったかもしれません」という兼近の表現について異論もあります。しかしながら、今までのスキャンダル報道と比べて、なぜか兼近のイメージはそこまで下がっていないのはなぜなのでしょうか。

◆兼近擁護の声が多いのはなぜなのか

 まず、彼らの芸風やキャラクターから来る「“いい人”そう」という印象の土台。そして、それを裏切らなかった潔い対応はあげられると思います。

 過去の貧困から抜け出した、現在の兼近を責める気にはならないという人もいるようです。幼少期に両親が離婚してからは母子家庭で育ち、野球選手になる夢を「俺がワガママを言っていい状況じゃない」と諦め、定時制高校を自主退学後、働き、家計を支え続けた、というエピソードが頭をよぎった人もいることでしょう。

 また、「ごまかして嘘をつく」人には厳しいけれど、「正直に認めて謝る」人には優しい世間の風潮もあるでしょう。

 兼近が過去にしてしまったことはれっきとした犯罪行為です。「当時、未成年だったのに」という批判については、週刊文春は「逮捕時に兼近さんは成人だったこと、その事実は実名で報道されていることを確認している」と反論しています。どちらにせよ、今後、兼近が芸人としてどのような姿を見せるのか注目です。

<文/女子SPA!編集部>

【女子SPA!編集部】

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