感動される「おにぎり」5つのコツ。お米は“早炊きモード”がいい

感動される「おにぎり」5つのコツ。お米は“早炊きモード”がいい

感動される「おにぎり」5つのコツ。お米は“早炊きモード”がいいの画像

【私、今日から料理上手です Vol.2】

 心に沁みる、最強の家庭料理。

 皆さんは「料理上手」の条件って、どんなことを思い浮かべますか? 人気料理が手早く作れることでしょうか? それともオシャレなメニューが得意料理ということでしょうか? おそらく色々な答えがあると思いますが、私はやっぱり、「心のこもった家庭料理を、丁寧に楽しく作れる人」なのではないかなと考えます。そしてそれを最も表現できるメニューこそが、「おにぎり」だと思っています。みなさんは、“おいしいおにぎり”を握ることができますか?

 そこで今回は、感動級のおにぎりを作る簡単コツを、5つご案内したいと思います。

◆@一つだけこだわるなら、「海苔(のり)」

「使う材料をこだわること」は、最高においしい料理を作るための重要ポイントの一つ。でも、普段の料理にすべて最高級を集めるとなると、やっぱり現実的ではありません。気負い過ぎずにバランスよく考えたいところ。そこで最も力を入れて欲しいのが、「海苔(のり)」。お米の品種は好みが分かれるところですが、海苔のランクの違いは、素人にもすぐにわかります。おいしい海苔は、味・香り・濃厚さ・食感が全く違います。最初に口の中に広がるおいしさは、海苔から生まれます。

◆A「塩昆布」を加えて、ごはんを炊く

 おにぎりを握るときに、「塩」をつけますよね。あれって、つける量の塩梅が難しいですし、塩選びにも気を配らないとなりません。そこで、おいしいごはんを失敗なく作るためにオススメしたいのが、「塩昆布」。ご飯を炊くときに、一番上に乗せて炊くだけ。炊きあがりに混ぜ込んでも良いですし、見た目重視なら取り除いでもよいでしょう。程よい旨味・塩味を、米粒にまとわせることができます。

◆Bお米は、「早炊きモード」で炊く

 普段は時短ワザとして使っているかもしれない「早炊きモード」、「お急ぎモード」。実はコレ、おにぎり用のご飯を炊く際にはベストな方法。短時間で一気に炊き上げる方が、米粒本来のかたさが生かされ、米の旨味・甘味をしっかり堪能することができます。ボタンを押す前に「浸水15分」も重要です。

◆Cテンションが上がる「具」をチョイスする

 おにぎりのおいしさを形作るためには、中に入れる「具材」も大切。自分や相手を想って好きな具材を選ぶことは、安心感のあるおいしさをもたらしてくれることでしょう。そしてもう一つ、ちょっと特別な時(ピクニック用のお弁当や持ち寄りパーティーなど)には、普段は常備しなくとも、出てくると嬉しくなるようなアイテムをチョイスしてみてください。食べるときのテンションが必ずや上がり、喜びもおいしさもひとしおです。

◆Dふんわり握る

 最も大切なのは、握る時にご機嫌であること、だと私は考えます。心を込めて握ることは、米粒への愛情にも直結します。優しくふんわり握るようにしましょう。ぎゅうぎゅう強く握り過ぎると、食感が台無しで、べちゃべちゃな仕上がりに。ホロホロと崩れるレベルを理想としつつも、外側だけはある程度しっかりまとめるように意識してみてください。

◆感動級おにぎりレシピ

 さあ、それでは最後に、レシピをまとめました。まずは、お米と海苔と塩昆布を用意。塩昆布は米1合に対して小さじ1程度が適量です。

@研いだ米(もしくは無洗米)を15分浸水させて、塩昆布を乗せて、早炊きモードで炊きます。

A炊きあがったごはんをさっくり混ぜ、お茶碗に平たく広げます。

B少々粗熱を取っている間に、添えるお漬物を準備しましょう。もちろんおにぎり単品だけでもOK。

Cラップ(※)をひき、ごはんを乗せて、ラップの上からふんわり優しく握りましょう。最後に1〜2回きゅっと握ってまとめれば完成です。

※衛生面を考慮して、ラップを使用しています。

<文、写真/スギアカツキ>

【スギアカツキ】

食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。基礎医学、栄養学、発酵学、微生物学などを学ぶ。現在、世界中の食文化を研究しながら、各メディアで活躍している。女子SPA!連載から生まれた海外向け電子書籍『Healthy Japanese Home Cooking』(英語版)好評発売中。著書『やせるパスタ31皿』(日本実業出版社)が発売中。Instagram:@sugiakatsuki/Twitter:@sugiakatsuki12

関連記事(外部サイト)