40代女性の不調は更年期かも?“特別な深呼吸”をやってみて

40代女性の不調は更年期かも?“特別な深呼吸”をやってみて

A鼻から息を吸いながら顔を上に向け、同時に左右の肩甲骨をグッと寄せるように胸を開く。

 女の人生、40代にさしかかるとキーワードとなるのが女性ホルモンと更年期。どんな不調が待っているの?と不安になりますよね。

 そんな筆者が見つけた本『女40代の体にミラクルが起こる!ちぇぶら体操』には、40代以降を快適に過ごす知識と対策がいっぱい。20代、30代のあなたも決して知っておいて損はないですよ。

 「更年期とは第2の思春期」と本書がいうように、女としては避けて通れない道。ところで“ちぇぶら体操”って何? 確かに妙なネーミング。こちらは更年期を英語でいう「THE CHANGE OF LIFE!(ザ・チェンジ・オブ・ライフ)」=「人生の変化」の意味。否応なくやってくる人生の変化を、ちぇぶら体操でバラ色にしよう!という趣旨なのです。

 著者の永田京子さんは、整体やピラティスの活動を経て、2016年にNPO法人ちぇぶらを設立。更年期ケアについて有名企業・医療機関・自治体でセミナーなどを多数行っています。

◆更年期にあらわれる不調は200種以上!

 本書によると「更年期にあらわれる不調は200〜300種類」というから驚き。だからこそ更年期だと気づきにくく、見過ごしやすいのです。一般に多いと言われている不調がこちら。

☆心の変化

・ストレスや焦燥感による寝つきの悪さ、眠りの浅さ

・怒りやすく、イライラする

・くよくよしたり、憂うつになったりする

☆体の変化

・汗をかきやすい、突然のぼせたり、暑いと感じることが増えた

・疲れやすくなった

・肩こり、腰痛、手足の痛みがある

 この他、頭痛、めまい、息切れ、動悸、皮膚のかゆみや湿疹、頻尿、尿もれなど、多岐にわたると本書に記載されています。

 ちょっとでも様子がおかしいな、と自覚したらすぐに対処をする、見て見ぬふりをしない、というのが自分を守る最善策でしょう。そして日々コツコツできる防御方法こそ「ちぇぶら体操」なのです!

◆更年期は自律神経を整えるべし

 更年期にあらわれる不調の原因のひとつが「自律神経の乱れ」です。自律神経には「交感神経」と「副効果神経」の2種類があります。

「交感神経」は興奮・緊張したときにオンになるのに対し、「副交感神経」はリラックス・眠ってるときにオンになります。ところが更年期になるとこのオンオフの切り替えがうまくできなくなり、体に様々な不調があらわれるのです。

 今回は「ちぇぶら体操」の中から、即効性バツグン!とうたわれる「自律神経を整える呼吸」を紹介しましょう。

◆☆自律神経を整える呼吸(昼バージョン)

@あぐらをかいて座り、両手は胸の前で合掌する。肩は下げる。

A鼻から息を吸いながら顔を上に向け、同時に左右の肩甲骨をグッと寄せるように胸を開く。

B再び胸の前で合掌し、口から「はぁ〜」と8秒かけて息を吐き、お腹を凹ませながらアゴを引く。

※首と腕を同時に動かすと肩周りの血行がよくなり、眠くならずにリラックスできる。椅子や床に座った状態でも、立った状態でもOK。アゴは二重アゴにするイメージで。

 やってみた感想としては、朝、自分の心と体にスイッチを入れる儀式みたいでした。朝はなかなかベッドから出られませんが、ゆっくりと呼吸をしながら日差しをあびると、身体の隅々に活力が沸いてきます。体操というよりは、体を本来の姿に戻すといった趣です。ちなみに本書には“夜バージョン”もあります。

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 女性の心身は繊細かつ複雑にできていて、ひとりひとり状態が異なります。本書は、さまざまな変化や不調にも対応できるよう、症状別に「ちぇぶら体操」を提案。もちろん、心のケアも忘れず、気持ちの切り替え方などもおしえてくれます。女性にとって、読む救急箱といった感じでした。

―小説家・森美樹のブックレビュー―

<文/森美樹>

【森美樹】

1970年生まれ。少女小説を7冊刊行したのち休筆。2013年、「朝凪」(改題「まばたきがスイッチ」)で第12回「R-18文学賞」読者賞受賞。同作を含む『主婦病』(新潮社)を上梓。Twitter:@morimikixxx

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