貴乃花の父子バトルが激化。親子関係がこじれちゃった有名人7選
2021年02月22日 08時02分 女子SPA!

(画像:花田優一 Instagramより)
元貴乃花親方(48)と、その息子である花田優一(25)の親子の争いが激化しています。
事の発端は、2月2日に発売された『週刊女性』で花田優一が「父からモラハラや暴力を受けていた」と告白。対する元貴乃花親方は2月10日発売の『週刊文春』で息子の主張を否定しています。以前から何かと騒動を起こしているこの親子の解決の糸口は全く見えません。
そこで、今回は、ビミョーな親子・家族関係だといわれる有名人をご紹介します。
◆杏と実母と父・渡辺謙。両親の離婚裁判・実母からの訴訟
女優の杏(34)は、15歳からモデルとして活動を開始し、2007年に女優デビューしました。その後、着実にキャリアを積み重ね、連続テレビ小説『ごちそうさん』(NHK)のヒロインなどで有名です。
父で俳優の渡辺謙(61)が白血病に罹ってしまったことがきっかけで杏の家族関係はこじれていったと言われています。
病気から復帰後の2002年には両親が離婚裁判を起こし、渡辺謙は杏の母親が新興宗教に入信してのめり込んでしまい億単位の寄付をしたと主張し、一方で、杏の母は、不倫関係にあった女優9人の実名をあげて、これに反論。泥仕合に。
また、杏の兄である俳優の渡辺大(36)は、2003年12月、別居中であった父・謙への手紙を『週刊文春』で公開し、父からの生活費の振り込みが一定でないため困窮し、杏が高校を中退したことを訴えました。
モデルとして一家を支え、のちに女優として成功した杏でしたが、2017年に母親から総額12億円を要求する裁判を起こされています。
母親は、杏の個人事務所の社長をつとめていましたが、2014年、杏はその事務所を退社することに。が、母親は退社は無効だと主張し、杏が個人事務所の従業員であることの確認と、4000万円の支払いを求めました。この裁判は、2020年に和解したと「女性セブン」(9月17日号)が報じています。
杏は、不幸なことに家族の問題だけでなく『ごちそうさん』で共演し後に結婚した東出昌大(33)とも、2020年に不倫問題で離婚することになってしまいました。
女優としては順調にステップアップし、父・渡辺謙と和解している一方、いろいろありすぎた家族関係が彼女の人生に影を落としているように見えてしまうのは気のせいでしょうか。
◆5年間も母・松田聖子と音信不通だという神田沙也加
父が神田正輝(70)、母が松田聖子(58)である、女優の神田沙也加(34)。
華々しいサラブレッドですが、実は母と娘の不仲説が報道されています。父の正輝と母の聖子は、沙也加が11歳の時に離婚。報道によると、離婚こそしているものの、父との関係は良好な一方、母親とは根深い確執があるようです。
松田聖子は愛娘に対して過保護に接しすぎてしまい、仕事やプライベートまで細かく口出しするようになったと言われています。それが娘である沙也加は疎ましく思っているとのこと。2019年12月12日発売の『週刊文春』(文藝春秋)によると、5年間にわたって音信不通の状態が続いており、直接連絡を取っていない状態だと報道されています。
◆母親から壮絶な虐待を受けた遠野なぎこ
女優の遠野なぎこ(41)は、自伝的小説『一度も愛してくれなかった母へ、一度も愛せなかった男たちへ』の中で母親からの虐待経験を告白し、番組出演時にもその痛みを語っています。
「みのもんたのよるバズ!」(AbemaTV 2019年2月16日)では、母親は、自身が女優になりたかったためなのか、その夢を幼くして叶えた遠野に対して嫉妬心を抱き、外出する時は着飾らせるものの、帰宅すると鼻血が出るまで殴る蹴るの暴力を浴びせたと振り返りました。また、中学生になると、母親の交際相手の男性の下半身の写真を娘に見せつけるなど心理的な虐待にまで及んだとのことです。
幼い頃の想像を絶する虐待の影響で、遠野は、醜形恐怖症や摂食障害を患うことになってしまったといいます。「(虐待は)大人になったらもう終わり、ということではまったくない」と語っています。幼い頃に受けた傷は後の人生に大きな影響を落とすのでしょう。
◆過保護すぎる母に育てられた小島慶子
タレントでエッセイストの小島慶子(48)もまた、母親との関係に悩まされた人の一人です。著書『解縛:しんどい親から自由になる』(新潮社)をはじめとして、その他にもコラムやエッセイでは、自身の母と娘の間の確執が題材となっています。
小島の母親は、過干渉気味で、小島は母親に理解されないことに対して苦しみ、心の奥底で寂しさを抱え、思春期は衝突ばかりしていたそうです。
母のその気質は彼女が就職してからも続き、出演した番組を全てチェックし「あの服装は良くなかった」「目の下にくまが浮いていた」など辛辣な批評を長文のFAXで送り彼女を悩ませました。
産後の職場復帰も重なり不安障害をきっかけに受けたカウンセリングで親子関係を見直し、距離をおくことができるようになったといいます。
◆大塚家具の創業家、父と娘の骨肉の争い
大塚家具の父と娘のいさかいは記憶に新しいのではないでしょうか。
大塚勝久氏(77)と、娘の大塚久美子氏(52)の経営主導権争いは、2020年12月1日に娘の久美子氏の社長退任で幕引きとなりました。現在は、大手家電量販店「ヤマダ電機」の傘下に入り経営再建を進め、現ヤマダホールディングス社長で、大塚家具の会長も務める三嶋恒夫氏が社長を兼務することになりました。
低価格路線を打ち出す同業他社に打ち勝とうとして久美子氏がおこなった戦略が、父が築いてきた高級家具というブランドイメージを壊してしまい、業績を改善できなくなってしまったのが原因だといわれています。
2020年12月1日に更新された久美子氏のブログには、「今後は、インテリアや住まいに関係する分野でのコンサルティングの仕事を中心に家具・インテリアの情報発信をしながら、大塚家具を側面サポートしていきます」と書かれています。
自身の会社を守り、さらに成長させたいという思いは父と娘ともに共通しているはずですが、いつしか歯車が噛み合わなくなってしまったようです。
◆イチロー、育てた父との確執からの雪どけ
2019年に引退した野球選手のイチローこと鈴木一郎氏(47)。彼の実父である鈴木宣之氏(78)との確執が噂されています。
父と息子の関係が悪化したのは1999年12月、元TBSアナウンサーの福島弓子氏との結婚がきっかけです。テレビ番組のインタビューで父・宣之氏は「2、3歳上なら理想的だった。10歳離れるとアウトだったけど、7歳は、ギリギリセーフかな」などと息子の結婚に対して不満を漏らしていました。
また、メジャーリーグに挑戦することを後押ししたのも弓子氏です。手塩にかけた息子を手放したくなかったであろう宣之氏にとっては、大事な宝物を奪われるような感覚だったのかもしれません。
しかし、イチローが2019年に選手を引退した時の鈴木宣之氏へのインタビューで「脳裏に浮かんだのは、子供時代のこと。あの小さかった子が、45歳のメジャーリーガーとしてよくここまでやってきた、思いっきり涙がわーっと湧き上がるというか…」と目に涙を浮かべながら語りました。
手放したくないほど多くの愛情を注いだ父の存在があったからこそ“イチロー伝説”が誕生したのかもしれません。なお、現在は、関係は軟化しているそうです。
以上、ビミョーな親子関係だった有名人を振り返りしました。華々しい舞台の裏側には家族の葛藤や苦悩が隠れていることが少なくないようです。
<文/女子SPA!編集部>