高杉真宙が「かっこいいー!と大興奮」しちゃった意外なものとは?

高杉真宙が「かっこいいー!と大興奮」しちゃった意外なものとは?

高杉真宙さん

 実在する建設会社、前田建設工業が連載しているウェブコンテンツを映画化した『前田建設ファンタジー営業部』が公開です。

 2003年のある日、広報グループ長のアサガワ(おぎやはぎ・小木博明)が、アニメ「マジンガーZ」に登場する地下格納庫兼プールを、実際に作ったらどうなるかを工期、工費を含めて検証するウェブ連載を発案。“ファンタジー営業部”を立ち上げます。乗り気ではなかった若手社員のドイ(高杉真宙)も、同僚たち(上地雄輔、本多力、岸井ゆきの)と巻き込まれいくことに。

 上司が発案した突飛な企画を実現しようと奮闘するサラリーマンたちを描いた本作で、ドイ役で主演している高杉さんにインタビューしました。

◆撮影で訪れたトンネルの採掘現場に大興奮!

――ワクワクしながら拝見しました。はじめは乗り気ではない若手社員のドイくん役でしたが、高杉さん自身はアニメ好きです。ご自身だったら、アサガワさんの案にノリノリになるのでは?

高杉真宙(以下、高杉)「間違いないです。ノリノリです(笑)」

――(笑)。物語のなかで、高杉さん個人が燃えたシーンを教えてください。

高杉「ドイくんがアドバイスを求める(機械グループ部長の)フワさん(六角精児)さんとのシーンです。ロマンを求めるフワさんがすごくかっこよくて、そこでドイくんも動いていくので。ここに出てくる大人の人たち、というか、子供の人たちというのか(笑)、子供のような無邪気さを持って、ロマンを求められる人たちは、本当に熱くてかっこいいと思いますね。あとダムやトンネルに行けたことにも興奮しました」

――観ているだけでも興奮しました。

高杉「まだ出来上がっていないトンネルの現場に入れる機会なんてないですからね。トンネルに対する印象が変わりました(笑)。これを全部掘ってるんだと思うとテンションがすごく上がってしまって、現場であんなに写真を撮ったのは初めてです。『かっこいいー!』って興奮して、めちゃめちゃ撮っちゃいました。それから本編で観たときに、音にビックリしました」

――音ですか?

高杉「はい。僕、完成作を映画館と家と両方で観たんです。そしたら音が全然違っていたんです。普段から気にしないといけないことなんですが、いつもはそこまで気にしていなかったんですけど、この作品の、特にトンネルのシーンは音が全然違ってました! 僕は実際に現場でも本物の音を聞いているわけですけど、映画館で観たら、ちゃんとあの音が鳴り響いていたんです。カンカンカンって音と、セリフを、一緒にその場で録音したのですが、そのままの音が収められていてビックリしました!」

◆実話だということにビックリ

――ロマンを持った大人たちがかっこいいというお話が出ましたが、この物語は実話がベースですよね。

高杉「そうなんです! 本当によくこの“ファンタジー営業部”を作ろうとしたなと思いますよね。自分の会社に“ファンタジー営業部”ができるってなったら、映画でもそうでしたが、周りにガヤガヤ言われるのは当然ですよね。『何やってるの』『大丈夫?』って。だって、アニメの世界の建造物の発注を受けたらという体(てい)だけで、実際には作らないんですよ。『確かに面白そうではあるけれど、でも……』ってなりますよ」

――そうですよね。

高杉「それに乗って行ける人たちってすごいと思いますし。カッコイイです。本気で自分たちの仕事が好きなんだなと思います。しかも昼間は普通に働いて、残業時間にボランティアで始めてますからね。すごい熱意です。アサガワさんのモデルの方や“ファンタジー営業部”の実際の方々にお会いしたんですけど、本当に普通の方なんです。でもこういう感覚を持ってるって、すごくカッコイイ」

◆ロマンや熱意がある大人が、僕は大好きです

――高杉さんの周りにも、こうしたカッコイイ先輩方はいますか?

高杉「撮影現場にいっぱいいます。映画監督なんてまさにそうです。どの監督もロマンや熱意があって、そういう人たちが僕は大好きです。自分のやりたいことを貫く。そういう姿にみんながついて行こうとする。こうした熱意を持った人たちが多い現場は、すごくいい現場だと思います」

――ところで、遊びのあるオープニングも楽しかったです。

高杉「監督が『オープニングは“アベンジャーズ”っぽくしたい』とずっと言っていました。どんな感じになるんだろうと思っていたのですが、出来上がりを観て驚きました。オープニングはまた別モノな感じですが、楽しかったですし(笑)、続く本編のほうの熱さも負けてないと思います」

――公開に向けて、読者にひと言お願いします。

高杉「まずは働いているみなさんに観てほしいです。いつまでもロマンを大切にしたいし、そうしたものを思い出させてくれる映画だと思います。きっとその熱が観ている人にも伝染すると思います」

(C) 前田建設/Team F (C) ダイナミック企画・東映アニメーション

<文・写真/望月ふみ>

【望月ふみ】

70年代生まれのライター。ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画系を軸にエンタメネタを執筆。現在はインタビューを中心に活動中。

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